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飯豊山(飯豊山荘→ダイグラ尾根)

飯豊山( 東北)

パーティ: 1人 (つちのこくん さん )

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行程・コース

天候

晴れ→ガス→晴れ

利用した登山口

飯豊山荘  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 駐車場広いです。100台は無理かな。

この登山記録の行程

飯豊山荘(03:38)・・・梅花皮沢出合(03:56)・・・檜山沢出合(04:13)・・・千本峰(06:50)[休憩 10分]・・・宝珠山(08:40)[休憩 23分]・・・飯豊本山(10:09)[休憩 36分]・・・宝珠山(11:31)[休憩 5分]・・・千本峰(12:51)[休憩 14分]・・・檜山沢出合(15:02)[休憩 18分]・・・梅花皮沢出合(15:34)・・・飯豊山荘(15:51)

コース

総距離
約20.3km
累積標高差
上り約2,514m
下り約2,514m
コースタイム
標準16時間10
自己10時間27
倍率0.65

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

「破線ルート」「死ねるところだらけ」とネットの記録で見たけど、気持ちは分かる。ロープや鎖はなしです。木、草、笹、岩なんかに掴まって行く所が多い。そしたら、マムシ1匹ヤマカガシ2匹が草の根元にいた。どちらも死亡事故のある毒ヘビさんです。長坂清水は枯れてるとの情報があり、水は6Lでスタート。1L残った。本山小屋の水場はたっぷり出てるそうです。エスケープはなくて峰をいくつも越えていくので、途中で引き返すのも厳しいですよ。歩行距離や累積標高差はそんなでもないんだけど、数字以上に厳しいルートでした。ヤマケイさん、「ツラくキツく長い急登の登山道を制す」という特集を見て行きましたよ。これからもおもしろい特集を期待してます。

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フォトギャラリー:65枚

土曜日午後駐車場到着。のんびり水浴びしてすごす。駐車場にはトイレはなかった。飯豊山荘に夜間使える外トイレはあったのかな?ぱっと見なさそうだった。駐車場脇の茂みには、白いものがちらほらと。

飯豊山荘から車道を150mほど登ると、ダイクラ尾根の登山口。最初はお散歩コース。画像を見ると、この真っ暗な橋に進むのはおっかないね。

梅花皮沢出合から檜山沢出合方面に向かう向きでの画像。どっちから行っても同じ所に出る。行きは林道をまっすぐ。帰りは脇道から出てきた。

登山道に入るとちょい歩きにくい道。沢沿いをへつる箇所もある。

檜山沢出合の吊り橋。登山道から沢に出て、吊り橋に気づかずちょいウロウロと。先行のおじさまの灯りで助かった。

ダイグラ尾根に取りついていきなりの急登。しかも岩も土もガレザレもすべって歩きにくい。

難しくないけど刃渡り的な所も。帰りに明るくなって見たら、どっちに落ちても終わりやった。

月齢16の月がスタート後に山に隠れてた。ちょい登ったら、もう一回出てきた!!。月と追いかけっこしてるみたいで楽しい。と思ったが、地球の自転に負けないだけの急登ということか。

怪しくて良い雰囲気の沼が。蝙蝠が何羽も群れてて、虫を喰ってたっぽい。

休場ノ峰への登り。まだまだ登るよ。この辺が登りも下りも一番きついと思う。

時間的にもう通りすぎたかな?ここまで標識はなかったから水場も標識なしかな?と思ってたら、出てきやがった・・・。急登で体がきつい上に、「まだここかよ」と精神的なダメージもくらう。水場はけっこう下るみたいで、登山道からは見えなかった。

画像では急に見えないが、けっこうな急登が続く。しかもここは、まっすぐな急登で、登りの終わりが見えない。

真っ赤で小さくてかわいいキノコさん。癒されるわー。

朝日連峰が見えてきた。1か月前には向こうから飯豊山を見てた。左の方の奥は鳥海山かな?とも思ったが。違うかな。

こっちはたぶん蔵王山

小っちゃいキノコかわいいかわいい

千本峰から宝珠山、飯豊本山方面。まだまだきつい。
宝珠山「ムハハハ。休場と千本がやられおったわ。」
1812峰「やつらはダイグラ四天王の中では未熟者よ。グヘヘヘ。」
なんてことを考えながら歩いてた。
実際には、休場ノ峰様が最凶です。
おれは、技術はいまいちで体力と気合はそこそこ。富樫や虎丸の枠かなと。

朝日連峰と、右奥は月山かな?と思ってたけど、調べたら違ってた。月山は大朝日岳左奥にかぶってた。

崖の脇を歩く。こんな所ばっか。鎖の代わりに、草や笹を掴むんだけど、この先の宝珠山付近で行きにマムシ1匹、帰りにヤマカガシ2匹がいた。草を掴みにいって「こんにちわ」やから、危険です。

佐渡島?と思ったが、方角的に村上市の先の粟島っぽい

嫌な登りもちょいちょいある。草木や岩を頼りに登る。イナゴやカエルがガサガサやるたびに、マムシか!!とビビる。

1812峰到着。こっちが宝珠山と思ってたら、地図を見たら違かった。ぱっと見、1812峰の方が立派に見える。画像は飯豊本山と1969峰。このルート、峰をいくつも越えていくから進むも地獄、戻るも地獄やね。

本山方面の、これから歩く道。まだまだアップダウンが続く。ここ、帰りもきついわ。

御西岳方面と、奥に頭を出してるのが大日岳かと思う。雄大な雰囲気で南アルプスっぽい。普段はアルプスをよく歩くけど、飯豊山も全然負けてない。

梅花皮岳からの尾根と、奥は梶川尾根。こっちも長いし急だし、きつそうだなと。梶川尾根から降りようとも思っていたが、せっかくだから下りもダイグラ尾根を堪能しようかと。

1969峰もけっこう登る・・・

このイナゴ、長野県民に「ぴょん」と飛び乗ってきやがった。喰っちまうぞ。『お前ら動くたびにヘビかと思うじゃん。こわいわ。』って言ったら、手で頭をかきながら「ごめんねー」って。胸に掴まってもらって一緒に歩く。ハイマツ帯手前で『エサに困るよ』とお別れした。

本山への最後の登り。踏み跡が薄く、気を付けててもちょい迷う。何回か戻った。ガスってたらこわいわ。

飯豊山到着。本山小屋、なかなか遠いよ。小屋の水場はしっかり出てるって言ってた。水はまだ3L残ってたので、水場はパス。

長野県民は「ばんざーい」が大好き。イナゴやザザ虫も大好き。写真を撮ってくれた新潟県民に笑われた。

御西岳方面。本当に南アルプスっぽい雰囲気。まだ雪も残ってる。

登りはなんてことなくても、下りはこわい。枯れ木は信用できんので生木に頼る。

崖沿いのトラバース。画像だと斜度はゆるそうに見えるけど、落ちたら止まれないと思う。こんなとこばっか。

汗だくでアブが群がってくる。ズボンやシャツにとまって、汗を「ちゅうちゅう」と。こわいこわい。

草に掴まろうとしたら、ヤマカガシがいた。この娘は「ここにいるよ」って教えてくれた。『捕まえないから写真撮らせて』とお願いすると、カメラの起動を待っててくれた。他の2匹は、話す間もなく逃げてった。

かわいいかわいい。「ぼくはヘビじゃないよ」って言ってたけど、見ればわかるしwおねいさんのアゲハもいっぱい飛んでた。
踏まれないよう茂みに移動してもらった。

千本峰への登り返し。このルートは峰を巻いたりせずに、一つ一つクソ真面目に山頂を通過する。頭悪いわー。

4mほどの岩場。行きの下りは怖かった。登りはそうでもなかった。

登山道脇は急斜面が多い。北アルプス不動岳~船窪岳の崩壊地を思いだす。

この子らも好き

これが一番おいしそうやった

雪庇みたいに、崖の上に登山道が張り出してる。画像で分かるかな?。こんな箇所がいくつもある。

きれいきれい

「ペロンッ」とかわいい

休場ノ峰からの下り。全ての岩は苔がついてズルズル。土もズルズル。横になってカニ歩きが延々続く。踏ん張って足が一気に消耗する。吊り橋~休場ノ峰が一番きつい。

スギヒラさんもお美しい

ちょい古いぶん色がいまいち。若い方が美白です。

登山道はきついが、ブナの雰囲気は良い

「ちわーー」と元気に声かけてきた。みんな、ピヤッと逃げるけど、たまに遊んでくれるのがいる。

黒い子、かっこいい

鮮やかなオレンジのキノコもいた。飯豊はお花だけじゃなくキノコもステキ。

ひたすら急な下りが続く。この区間、CTもきつめで『まだ着かないか・・』と気持ちもへこむ。休場ノ峰様が間違いなく四天王最強です。

檜山沢出合の吊り橋、けっこう長い

「むわんむわん」という感じで揺れて、けっこうこわい

今日もグリップと三伏小屋てぬぐい。シカや歌舞伎さんの顔も心なしか疲れて見える。そしてグリップの汚れ具合がきつさを物語ってるなと。ここをストックで歩いてる人が8人もいたけど、怖くないんかな?。私は怖くて無理。自分の手の方が高性能だし、信用できる。

温身平にシマヘビのきれいな抜け殻がいた。トイレもあるみたいで、「←トイレ100m」って看板も立たってた。

駐車場は飯豊山荘横から登山口まで三段ある感じ。ダイグラ尾根往復で出会ったのは14人のみ。三連休でも山やルートを選べば、混雑なく楽しめる。ここはきついけど。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 修理用具 健康保険証
医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
ライター

登った山

飯豊山

飯豊山

2,105m

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