• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

南八ヶ岳 横岳・硫黄岳 いくつもの岩峰にチャレンジする八ヶ岳岩稜コース!

横岳・硫黄岳( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (ラヴィ08 さん 、ほか1名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

2日とも快晴

利用した登山口

美濃戸口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 美濃戸口4:45着。駐車場は上から3段目まで満車。

この登山記録の行程

【1日目】
美濃戸口(05:45)・・・美濃戸(06:42)[休憩 5分]・・・堰堤広場(07:38)[休憩 5分]・・・赤岳鉱泉(08:58)[休憩 60分]・・・行者小屋(10:38)[休憩 60分]・・・赤岳天望荘(13:20)

【2日目】
赤岳天望荘(06:30)・・・三叉峰(08:00)[休憩 30分]・・・横岳(08:43)[休憩 40分]・・・大ダルミ(10:22)[休憩 30分]・・・硫黄岳(11:20)[休憩 15分]・・・赤岩ノ頭(11:54)・・・赤岳鉱泉(12:58)[休憩 30分]・・・堰堤広場[休憩 5分]・・・美濃戸(15:22)[休憩 10分]・・・美濃戸口(16:32)

コース

総距離
約20.8km
累積標高差
上り約1,883m
下り約1,883m
コースタイム
標準11時間15
自己12時間47
倍率1.14

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

横岳。八ヶ岳の中でもひときわ険しそうな山。赤岳からみるとどこか不気味で怖そうなイメージで迫ってくる。横からみる横岳はいくつもの岩がでこぼこと連なり、どこをどう歩いたらその頂につけるのか見当もつかないほど険しさを感じる。正直自分は行かない!と思っていた代表的な山だったかもしれない。でも登ってしまいました。行くまではビビッてました。山の雑誌をいろいろ見たり、YouTubeで予習したり(笑)。今思うとちょっと馬鹿みたいに怯えていましたね。登ってみるとこんなにスリリングでありながら山の楽しさを凝縮した山でした。登山道はとてもよく整備されていて難しいところはないです。高度感があるところもありますが、意外と登山道の幅も広く、鎖もよく整備されているので、むしろ「高度感を楽しむ!」というこの言葉です。この言葉絶対におかしいと思っていました。高所恐怖症にとっては絶対にありえないことですから・・(笑)山って不思議です。あんなに高いところがやだったのに、「高度感」を楽しんでいる自分がいるんですから。横岳は危ないと思っている人はきっと多いと思います。そういう私も昨年赤岳展望荘からみた横岳に身震いして、中岳・阿弥陀岳の縦走に切り替えた口です(笑)
横岳の前にそびえる日ノ岳を正面からみるとビビります。でも落ち着いて一歩一歩進めば、その日ノ岳を超え鉾岳へ。鉾岳を左にトラバースをするときに高度感を感じますが、しっかりとした岩の道を下り、そこから稜線へ上り返し。気づけば石尊峰。振り返れば赤岳・阿弥陀岳がどっしり構えている。もうここまでくれば楽しい稜線歩き。ちょっとだけ夏の花が残っていてほっとさせてくれる。そして三叉峰、無名峰と稜線を歩き、いよいよ横岳の山頂へ。硫黄岳へはそこから急坂を一気にくだり、高度感のある鎖の張られたナイフリッジをトラバースする。ここを超えれば横岳の核心部は過ぎ、硫黄岳への稜線歩きを楽しめる。ミニアルプスって本で読んだことがありますが、確かにその要素が凝縮している感じです。なんか横岳を通過できたことでひとつだけ階段を登れたような気がします。
この日は天候も味方してくれました。風も穏やかで、天気は快晴!東から金峰山・富士山・赤岳・北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳・鋸岳・阿弥陀岳・中央アルプス・御嶽山・乗鞍岳・穂高岳・槍ヶ岳・常念岳・立山・劔岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・白馬三山・霧ヶ峰・蓼科山・天狗岳・硫黄岳と360度の大パノラマを堪能しました。

続きを読む

フォトギャラリー:91枚

美濃戸口

赤岳鉱泉から望む横岳。あの頂に明日立つ!

行者小屋に行く途中で中山乗越展望台に立ち寄る。

中山乗越展望台からみる横岳。これを明日右から左へ歩くのか~とドキドキ。

右手には赤岳・中岳・阿弥陀岳。

行者小屋の名物、ラーメン。ラー油の効いたピリ辛ラーメン。

地蔵尾根を登る。眼下に行者小屋が見える。

地蔵尾根の核心部

お地蔵さんが出迎えてくれる。稜線までもう一歩!

左手に横岳(日ノ岳)

右手に主峰の赤岳

そして中岳と阿弥陀岳

稜線にでた!

稜線にでると野辺山の高原が一望。

赤岳の右横には富士山が!

明日、挑戦する横岳。日ノ岳が威圧して迎えてくれる。

西側は一面の雲海に・・・

阿弥陀岳の先に夕日が沈む。雲海と重なる。

横岳に上昇気流が

東の空に大きな満月。

翌朝、ご来光!一面の雲海の先に太陽が昇る。おはよー!

朝日にはえる、金峰山と富士山。

遠く北西の空が太陽で赤く添まり、そこに浮かぶ北アルプス、穂高岳~後立山連峰の白馬岳まですべてが見える。

阿弥陀岳の頂上が太陽に照らされる。その上にはお月様が。

太陽で赤く染まる赤岳と富士山。

横岳も朝日に赤く染まる

いよいよ横岳へ出発!まずは手前の日ノ岳へ。

最初の梯子を登る。ここからがスタート。

さらに梯子。登り切り振り返ると・・・

主峰の赤岳・中岳・阿弥陀岳

金峰山と富士山

富士山と赤岳

ルンゼ状の一枚岩

急斜面を登る(下りは大変そうです)

一枚岩を登りきると鉾岳。登山道は鉾岳を左にトラバースし、岩伝いに下っていく。高度感あり!

そのままトラバースしていき、登り返し稜線へ向かう。

石尊峰から見る横岳頂上。

石尊峰で振り返ると・・・
富士山と赤岳

赤岳と阿弥陀岳。
奥に甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳。

阿弥陀岳。奥には中央アルプス。

北西奥には北アルプスの峰々。乗鞍・穂高岳・槍ヶ岳・立山・劔岳・鹿島槍・白馬三山とすべて一望。

この長い階段を登ると三叉峰へ。

三叉峰

杣添尾根との分岐

三叉峰からの赤岳と阿弥陀岳

三叉峰からの無名峰と奥の院

無名峰の手前から今まで歩いてきた稜線をみる

無名峰

無名峰から見た奥の院

左に北アルプス。

さらに左中央アルプスと阿弥陀岳

赤岳・阿弥陀岳

ここだめ歩いてきた横岳の稜線。その先には富士山が。

奥の院へもう少し。

この稜線をあるけば・・・

横岳山頂2829m。八ヶ岳第2の高峰。着きました。横岳制覇!

穂高岳・槍ヶ岳(横岳にて)

白馬三山(横岳にて)

硫黄岳(横岳にて)

赤岳・阿弥陀岳・南アルプス(横岳にて)

阿弥陀岳・中央アルプス(横岳にて)

甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳(横岳にて)

いよいよ眼下の横岳核心部へ

まずはこの鎖の登山道を下りる

切り立った岩場を下る

核心部。鎖を使いトラバースする。少し狭いが鎖を使い落ち着いていけば問題なし。

見下ろすとかなりの高度感。

核心部を過ぎ、振り返ると、とがった横岳の主峰が見える。これは格好いい。

次に目指す硫黄岳。

硫黄岳への稜線を進み振り返ると横岳の奥の院と阿弥陀岳が双耳峰のように見える。

大同心と小同心に挟まれる阿弥陀岳。思わず拝みたくなる1枚。

さあ、目の前には硫黄岳。眼下に硫黄岳山荘。

硫黄岳山荘でひと休憩。トイレが超キレイ!

平のようにみえる硫黄岳。でものぼると意外に傾斜あり。

赤岩の頭

ケルン。

赤岳からよく歩いてきた・・

硫黄岳山頂

北側にはすぐ天狗岳

硫黄岳の爆裂火口。まるで浅間山の前掛山みたい。

火口をのぞき込むと・・

硫黄岳から見た南八ヶ岳の山々。

赤岩の頭

白砂がすごくきれい

赤岳鉱泉へ下山します。

硫黄岳への稜線。これを最後に樹林帯に

樹林帯

つづら折りの登山道をひたすら下る

赤岳鉱泉着

カレーライスでお昼。なんかご飯が大盛でした。

無事、美濃戸口へもどりました。

すべての写真を見る

装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

横岳

横岳

2,830m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

横岳 長野県

多様な高山の花咲く赤岳山群をめぐる

最適日数
1泊2日
コースタイプ
周回
歩行時間
12時間10分
難易度
★★★
コース定数
48
横岳 長野県

美濃戸口から赤岳・横岳・硫黄岳を周回する1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
周回
歩行時間
12時間10分
難易度
★★★
コース定数
48
横岳 長野県

杣添尾根から横岳、硫黄岳、赤岳を登る1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
縦走
歩行時間
12時間35分
難易度
★★★
コース定数
47
登山計画を立てる