黒川鶏冠山と黒川金山跡　柳沢峠から

日帰り

黒川鶏冠山（関東）

2019.09.27（金）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

晴れ、朝のうち霧、午後から曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他：柳沢峠の市営駐車場利用。無料。トイレあり

この登山記録の行程

柳沢峠(07:15)・・・六本木峠(07:55)・・・横手山峠(08:20) [休憩 5分]・・・見晴台分岐(08:45)・・・見晴台(05:50)[休憩 30分]・・・落合分岐(09:30) ・・・鶏冠山(09:40)[休憩 15分]・・・落合分岐(10:00) ・・・立岩沢分岐10:25)・・・黒川金山跡(10:55) [休憩 15分]・・・立岩沢分岐(11:50)・・・横手山峠(12:30)[休憩 10分]・・・六本木峠(13:10)・・・柳沢峠(13:50)

コース

総距離: 約15.7km

累積標高差: 上り約1,518m; 下り約1,516m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　黒川鶏冠山と武田の金山で知られる黒川金山跡を柳沢峠から訪れた。登山道はよく整備され、道標もしっかりしているので、鶏冠山直下の岩場を除いて初心者でも安心して歩ける。まだ紅葉には早かったが色づく木々が多いので、シーズンには絶景が楽しめることだろう。
　駐車場から国道を挟んだ反対側の階段で登山道に入る。一帯は東京都の水源地になっており、都が整備した遊歩道になっている。遊歩道の梅の木尾根分岐からシカよけの柵を超えると一般の登山道になるが、大菩薩方面への分岐の六本木峠を左にとり横手山峠方面を目指す。途中砂利道の林道を超えるとやがて黒川金山跡に向かう分岐に着くが、横手山峠はこの分岐を２０mほど左に行ったところで、山頂へはこの分岐を右に登っていく。
　３０分程で鶏冠山（黒川山）と書かれた道標に着く。黒川山三角点である。ここから左に見晴らし台を目指す。見晴台はその名の通り絶好の展望台である。北側に北奥千丈岳から雲取山に至る奥秩父の山々が一望のもと。金峰山の五丈岩も見えた。振り返れば大菩薩嶺とその右に富士山が雲の上にくっきりと姿を現していた。南アルプスも見えるが、ちょっと木々がじゃまをしているのが残念である。
　分岐まで戻り鶏冠神社方面に一度下っていく。鞍部で落合方面からの道に合わさるといよいよ岩場の急登である。距離は短いが注意が必要。鳥の鶏冠の通りいくつかのピークを越えていく。鶏冠神社がある山頂は東のはずれである。山頂からは南から東にかけての展望が開け、大菩薩嶺と富士だけはなく、丹沢や奥多摩の山々も見えていた。
　鞍部まで戻り黒川金山跡への案内にしたがって左へ下っていく。崩れやすいところは石で補強してあり、途中何カ所か倒木が道をふさいでいるところもあるが通過に支障はない。立岩沢で横手山峠方面からの道に合わさり、さらに下っていくと黒川金山跡に着く。
　国指定史跡となっている黒川金山跡であるが、説明板があるわけではなく木立の中にひっそりとたたずんでいた。武田金山の代表格といわれ、最盛期には黒川千軒と呼ばれる鉱山町を形成していたというが全くその面影はない。坑道跡もすっかりふさがれ、金山跡をめぐる遊歩道もロープで閉鎖されていた。
　帰路は立岩沢まで戻り巻き道で横手山峠へ。あとは柳沢峠まで一本道。柳沢峠の遊歩道にはいくつかの道があるが、どこを通っても時間的に大差はない。
　なお黒川金山跡への登山道はヤマタイム地図には記載されていないが、東京都によってしっかりとした道標が完備されている。時間的な余裕がなければ黒川鶏冠山から戻るのもいいだろう。