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那須岳周遊ルート(茶臼岳、朝日岳、三斗小屋温泉)

那須岳(茶臼岳、朝日岳)( 関東)

パーティ: 3人 (ひよこ さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日=曇り、強風、2日目=霧、雨、下山後晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 那須高原頂上峠の茶屋駐車場に停める予定ではあったが、11時頃の到着となり満車のため、その下の大丸駐車場へ停めた。
大丸駐車場ですら60~70台程度駐車してある状態であったため、とても峠の茶屋駐車場に停められる状況ではない。

この登山記録の行程

大丸駐車場(11:00)~峠の茶屋駐車場~峰の小屋~茶臼岳~峰の小屋~朝日岳~三斗小屋温泉(16:00)

三斗小屋温泉(7:30)~朝日岳~峰の小屋~峠の茶屋駐車場~大丸駐車場(10:30)

コース

総距離
約14.0km
累積標高差
上り約1,416m
下り約1,438m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

職場関係で、3人でパーティーを組んでの登山。
私のみが中級者で、残りのメンバーは初級者という構成。私以外は今回が初の本格登山らしい。
春頃から企画はしていたものの、なかなか予定が合わず、この時期の実現となった。


予報自体は28日=曇り、29日=曇りのち雨と、微妙な天候ではあったが、当日の風速が8m/sの予報であり、山行そのものに支障は出ないと判断し、決行することとした。

当日は、予報通りの「曇り」または「雨」という状態で、終始天候が良いとは言えない状態であった。
しかし、濃霧に包まれているような状態ではなかったため視程は十分確保されており、周囲の景観を堪能できる程度の天候であった。
また、雲海のような風景も眺めることができ、貴重な経験ともなった。


行程としては、当初想定していたよりも難易度が高く、険しい岩稜地帯が続き、難所が多かった。
特に、峰の小屋から朝日岳分岐に至るまでの区間は、鎖場や断崖区間が登場し、通過に注意を要する区間であった。
ただし、道幅はそれなりに確保されており、鎖などの設備も十分なことから、油断せず慎重に進めば滑落するような区間ではなかった。

無事難所を越え、朝日岳分岐より先、三斗小屋温泉に至るまでの道中は高山植物の樹林帯を通る道となるが、所々視界が開けるため展望が良い。
ただし、三斗小屋温泉直前の数キロ間は、勾配が特にきつく、鎖を使わなければ上るのが難しいほどの箇所もあった。地味ながら難所と言えるかもしれない。


疲労困憊の状況で急勾配に難儀したが、16時頃、日没前に無事宿に到着することができた。

三斗小屋温泉は、徒歩でしか辿り着くことができないという秘境中の秘境温泉であり、一度来てみたかった場所であった。
どうやっても登山道から片道2時間以上はかかるというアクセスの悪さが、登山愛好家にとっては嬉しい響きだ。

溜まった疲労を癒すため、宿に到着後は早速入泉。
泉質は良好で、メタケイ酸が160mg(180mgだったかもしれない)と多めに含まれており、万人受けする美肌系温泉であり満足。
特に木造の大風呂のほうが風情があり、温泉愛好家でもある私の趣味に合っていた。

食事や設備に関しても、山中にしては十分すぎるほど整っており、全く不満はなかった。

なお、二日目は三本槍岳まで行く予定だったが、悪天候のためパスし、駐車場まで直行で帰った。

晴れていればより美しい絶景が広がることは間違いなく、再度の入山を熱望させる名山であった。

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フォトギャラリー:22枚

峠の茶屋の付近にある登山道入口。ここから登山道に入る。茶臼岳まででも往復4時間ほど。装備は万全に。

しばらく樹林帯を進み、視界が開ける区間。
ここからは絶景の連続となる。

奥に見えるのが茶臼岳。那須岳の中でもっとも登頂しやすい。山麓からはロープウェイが出ており、これを利用すれば山頂まで往復2時間ほど。

やや岩場のような足場も現れるが快調に飛ばす。

峰の小屋(避難小屋)に到着。
強風の場合は中に入って休もう。

ひとまず茶臼岳方面へ。
ここからはガレた道の連続。

険しめの岩場が続く。
斜度はキツめだが、恐怖を感じる程ではない。

山頂お鉢巡りの途中、途中の避難小屋があんなに遠くに!

茶臼岳山頂に到着!標高1915mと決して高くはないが景色は申し分ない。本日は雲海らしきが見えます。

茶臼岳を下り、今度は朝日岳方面へ。
先ほどのガレた道とは異なり、茶色い粘土質の岩場となる。

断崖区間が登場!ここはインパクトこそ強いが、それほど恐怖は感じない。念のため鎖につかまりながら進む。

ここも下から見ると凄い岩場だが、普通に進んでいる分には特に問題なく通れる。ただし油断は禁物。

断崖区間を遠目から見るとこう見える。とんでもなく険しい場所を進んでいるよう。

朝日岳に無事到着。標高1896m

登ってきた道

茶臼岳方面を望む。標高2000m以下の山でも、なかなかの山岳風景が見られる。

岩稜地帯を遠望。やはり凄い景色。

朝日岳を後にし、三斗小屋温泉へ向かう。

三斗小屋温泉への下り。
樹林帯を進むが、時折周囲の風景が見れる。

写真だとわかりづらいがなかなかの斜度。写真がブレていて申し訳ない(^^;)

三斗小屋温泉大黒屋。
16時頃の到着。

水場もあるので給水できる。
満足の行く登山でした!

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装備・携行品

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登った山

那須岳

那須岳

1,915m

朝日岳

朝日岳

1,896m

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