行程・コース
天候
初日=曇り、強風、2日目=霧、雨、下山後晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
那須高原頂上峠の茶屋駐車場に停める予定ではあったが、11時頃の到着となり満車のため、その下の大丸駐車場へ停めた。
大丸駐車場ですら60~70台程度駐車してある状態であったため、とても峠の茶屋駐車場に停められる状況ではない。
この登山記録の行程
大丸駐車場(11:00)~峠の茶屋駐車場~峰の小屋~茶臼岳~峰の小屋~朝日岳~三斗小屋温泉(16:00)
三斗小屋温泉(7:30)~朝日岳~峰の小屋~峠の茶屋駐車場~大丸駐車場(10:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
職場関係で、3人でパーティーを組んでの登山。
私のみが中級者で、残りのメンバーは初級者という構成。私以外は今回が初の本格登山らしい。
春頃から企画はしていたものの、なかなか予定が合わず、この時期の実現となった。
予報自体は28日=曇り、29日=曇りのち雨と、微妙な天候ではあったが、当日の風速が8m/sの予報であり、山行そのものに支障は出ないと判断し、決行することとした。
当日は、予報通りの「曇り」または「雨」という状態で、終始天候が良いとは言えない状態であった。
しかし、濃霧に包まれているような状態ではなかったため視程は十分確保されており、周囲の景観を堪能できる程度の天候であった。
また、雲海のような風景も眺めることができ、貴重な経験ともなった。
行程としては、当初想定していたよりも難易度が高く、険しい岩稜地帯が続き、難所が多かった。
特に、峰の小屋から朝日岳分岐に至るまでの区間は、鎖場や断崖区間が登場し、通過に注意を要する区間であった。
ただし、道幅はそれなりに確保されており、鎖などの設備も十分なことから、油断せず慎重に進めば滑落するような区間ではなかった。
無事難所を越え、朝日岳分岐より先、三斗小屋温泉に至るまでの道中は高山植物の樹林帯を通る道となるが、所々視界が開けるため展望が良い。
ただし、三斗小屋温泉直前の数キロ間は、勾配が特にきつく、鎖を使わなければ上るのが難しいほどの箇所もあった。地味ながら難所と言えるかもしれない。
疲労困憊の状況で急勾配に難儀したが、16時頃、日没前に無事宿に到着することができた。
三斗小屋温泉は、徒歩でしか辿り着くことができないという秘境中の秘境温泉であり、一度来てみたかった場所であった。
どうやっても登山道から片道2時間以上はかかるというアクセスの悪さが、登山愛好家にとっては嬉しい響きだ。
溜まった疲労を癒すため、宿に到着後は早速入泉。
泉質は良好で、メタケイ酸が160mg(180mgだったかもしれない)と多めに含まれており、万人受けする美肌系温泉であり満足。
特に木造の大風呂のほうが風情があり、温泉愛好家でもある私の趣味に合っていた。
食事や設備に関しても、山中にしては十分すぎるほど整っており、全く不満はなかった。
なお、二日目は三本槍岳まで行く予定だったが、悪天候のためパスし、駐車場まで直行で帰った。
晴れていればより美しい絶景が広がることは間違いなく、再度の入山を熱望させる名山であった。
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