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御嶽山

御嶽山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (赤月夜 さん )

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行程・コース

天候

1日目晴れのち曇り 2日目高曇り

利用した登山口

飯森高原  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 御岳ロープウェイ駐車場(1,500台)
平日なので空いていた。紅葉の早朝営業でロープウェイが7時から稼働。国道19号から20km近く入っていく

この登山記録の行程

計画
【1日目】4h40min 5.9k
飯森高原(07:30)・・・七合目(07:40)・・・八合目女人堂(08:50)・・・九合目覚明堂(10:15)・・・黒沢十字路(10:25)・・・剣ヶ峰(10:50)・・・二ノ池本館(11:10)・・・三ノ池乗越(11:40)・・・五の池小屋(12:10)

【2日目】3h35min 5.1k
五の池小屋(06:30)・・・魔利支天乗越(07:05)・・・三ノ池乗越(07:20)・・・二ノ池本館(07:55)・・・九合目覚明堂(08:20)・・・八合目女人堂(09:10)・・・七合目(09:55)・・・飯森高原(10:05)

実際
【1日目】3h32min 7.76k
飯森高原(07:24)・・・七合目(07:33)・・・八合目女人堂(08:16)[休憩 2分]・・・九合目覚明堂・・・黒沢十字路(09:24)・・・剣ヶ峰(09:43)[休憩 14分]・・・二ノ池本館・・・三ノ池乗越(10:43)・・・五の池小屋(11:12)

【2日目】2h23min 5.1k
五の池小屋(06:18)・・・魔利支天乗越(06:37)・・・三ノ池乗越(06:46)・・・二ノ池本館(07:16)[休憩 4分]・・・九合目覚明堂・・・八合目女人堂(08:08)[休憩 18分]・・・七合目(08:56)[休憩 42分]・・・飯森高原(09:45)

コース

総距離
約11.4km
累積標高差
上り約1,343m
下り約1,343m
コースタイム
標準8時間15
自己5時間55
倍率0.72

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

駒ヶ根のマラソン大会に参加するついでに年休をとって御嶽山に登った。噴火したときにちょうど翌日登るために地図を開いていた。意識したわけではなかったが、ちょうど今回噴火した日に登山し、なんか引き寄せられたのかなぁと感じた。

・ロープウェイ飯森高原~七合目行場山荘
ロープウェイーの駅はスキー場のため見晴らしがよいがすぐに樹林帯。行場山荘はその名の通り修行の場の趣き

・七合目行場山荘~女人堂
ここからひたすら登り。丸太の階段が細やかに整備されている。雨で濡れると滑りそう。女人堂まではひたすら樹林帯

・女人堂~覚明堂
森林限界を超えて一気にガレ場の登山道。息がつらくなってきたのもこの辺りから(夏発症した気管支炎がまだ完治していないのかも・・・)。見晴らしは抜群。寄進された霊神碑が多く、三峯神社と同じく信仰の深い山だと感じる。僧侶や青銅製の像も多く、夕方薄暗い中前を通るを怖いかも。斜面はきつい(今年は山に登れていないから特にそう感じ感じるのかもしれない)が、草紅葉が進んでいて紅くきれいだった。また乗鞍がかなりずっしりと裾野を広げていてきれいに見える。笠ヶ岳や槍・穂高も見えるが今までほとんどみたことのない南側からの眺望なので、槍穂が折り重なっていてコンパクトに見えて面白かった。

・覚明堂~黒沢十字路~剣が峰
ガレからざれになる。噴火で歩きにくいと想像していたが歩きやすい道。頂上に行くと腕章をした人たちが30人くらいにいてヘリも2台飛んでいた。意識していた訳ではなかったが、今日が噴火の日だったんだと気づいた。
頂上から見た二ノ池方面は荒涼としていて別の惑星にいるかのような錯覚に陥った。
いまだに通行止めの王滝口を見ると、「もし自分があの噴火の時に登っていたら王滝口を登っていたのだろうから無事じゃすまなかっただろうな」とゾッとした。

・剣ヶ峰~黒沢十字路~二ノ池山荘
ザレからガレになって火口を下っていく。二ノ池は水の部分もあるが干上がっている部分もあり、上から見るよりもより別の惑星感が漂う。

・二ノ池山荘~白竜教会
いったんサイノ河原まで下りて再度登り返す。サイノ河原にはお地蔵さんがちょこんと座っている。石積みがいっぱいあってかわいい。ここでも斜面が赤く紅葉していてきれい。

・白竜教会~分岐~五の池小屋
高低差150mぐらいを階段で一気に下る。いささか転びそうでこわい。コバルトブルーの三ノ池を眼下にトラバっていくと五ノ池小屋に到着。五ノ池小屋はテラス席とかあって居心地が良い。

・五ノ池小屋~摩利支天乗越~白竜教会~二ノ池ヒュッテ
午後から天気が崩れる予報のため朝食後出発。摩利支天乗越まではガレの急登であり御嶽の眺望はない。摩利支天に到着して初めて御嶽の火口丘が見え、その大きさに感動する。一旦、サイノ河原まで下り、二ノ池ヒュッテ前のやや大きいガレ場をやりすごす。二ノ池ヒュッテで焼印を購入。居心地がよさそうな小屋だった。

・二ノ池ヒュッテ~二ノ池山荘~覚明堂~女人堂
朝は雲が多く逆に逆行となってまぶしい。トラバースの道を過ぎると昨日通った道に合流。整備されてはいるもののガレ場なので歩きにくい。そこから石碑等を眺めつつ淡々と下りていく。土曜日のため、既に登っていく人もいてすれ違いが次第に多くなる。女人堂で焼印とTシャツを購入し休憩。

・女人堂~七合目行場山荘
整備されているものの木段が不安定かつ一層すれ違いの人が多くなる。また樹林帯のため、いささか単調。

・七合目行場山荘~ロープウェイ飯森高原駅
セラピィロードみたいなウッドロードを通った

★良かった点
・行程を短くしたので、靴擦れが悪化しなかった。
・眺望が良く、乗鞍・槍穂・笠ヶ岳を見ながら登ることができる。また、北アルプスから槍穂を見るのとは違い南側からなので折り重なる槍穂の眺めは新鮮(大きな山脈には見えない)。
・霊神碑等御嶽信仰を感じながら登れる。地名も仏教用語が多い。
・草紅葉がきれいだった。斜面を遠望しても絨毯のように見えてきれい。また池がコバルトブルーだったり、二ノ池では月面や砂漠のように見えたり、山自体が色彩豊かな山だった。
・意識していた訳ではなかったが、御嶽噴火の日に登山した。噴火の時に「明日、御嶽行こうかなぁ」と丁度地図を広げていたので、もし1日違えば死んでいたかもしれない。何か引き寄せられて今回登ったのかも。
・2日目は前日と違って曇天であったが、日差しはわずかにあったため、違った御嶽の顔を堪能できた。
・各小屋のホスピタリティがよさそう。販売しているものもおしゃれなものが多い。

★うーんだった点、改善点
・今年は気管支炎や雨続きで思うような参考ができず、体力が落ちっぱなしでコースタイムよりは早かったものの息切れしたり、思うような足運びができなかった。来シーズンは日帰り→小屋泊→テント泊でまたシーズン前のレベルアップをしていきたい。
・ヘルメットを家に忘れた。推奨なので必須ではないものの忘れ物がないように心掛けたい。
・ザックの担ぎ方が腰に負担が最終的にかかっていた。上半身の強化が必要なのかな。。。
・登ってくる人が思いのほか多く、すれ違いが大変だった。
・女人堂より下は木段が不安定

★立ち寄り箇所
・二の池ヒュッテ(焼印を入手)
・女人堂(焼印及びTシャツを入手。その場で焼印を入れてもらった)
・行場山荘(力もち(ぜんざい)とすんき知るをいただく。すんきは木曽名物の野菜で生では食べれないぐらいえぐいので発酵させて漬物等で食べるものらしい。山荘のおかみさんと楽しくお話してすんきの漬物までお土産でいただいてしまった。力もちは手でついているため、機械でついた餅と違ってふっくらしていておいしかった)
・二本木の湯(日帰り湯。炭酸泉の少し茶系の濁り湯)
・海老屋漆器店(木曽ひのきの⁰曲げわっぱのコーヒーカップを購入)
・田口氷菓店(元和菓子屋さん?がやっているジェラート屋さん。いちごクリームチーズのジェラートと栗のジェラート。おいしかった。)

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装備・携行品

登った山

御嶽山

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3,067m

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