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2019涸沢(覚書)

( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (kumitakumi さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日は雲があるもののおおむね晴れ。無風。2日目も初日と同じ。3日目曇り。時々日が差す。カールは風強め。

利用した登山口

上高地バスターミナル  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: さわんど駐車場までマイカー。上高地BTまで乗り合いタクシー。カップルの方に同乗させていただきました。5名で1人840円。タクシーは定額4200円。

この登山記録の行程

【1日目】
上高地バスターミナル(08:45)・・・河童橋(09:00)・・・明神(10:30)・・・徳沢(12:00)昼食約50分・・・横尾(14:00)

【2日目】
横尾(08:15)・・・本谷橋(09:45)・・・涸沢(12:00)

【3日目】
涸沢(08:15)・・・本谷橋(09:30)・・・横尾にて昼食約60分(11:06)12時発・・・徳沢休憩(13:00)・・・明神休憩(14:00)・・・河童橋(15:00)・・・上高地バスターミナル(15:10)

コース

総距離
約31.0km
累積標高差
上り約1,336m
下り約1,336m
コースタイム
標準11時間10
自己14時間30
倍率1.30

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

昨年、同じ行程を計画していましたが、週末ごとの悪天候のため、やむなく翌年に延期。と、一年越しの今年、念願の涸沢カールへのトレッキングです。今回も本当は9月28日から3日間の計画を立てていましたが、紅葉の様子と天気の具合を考えて、予備日程の10月5日から3日間になりました。結果とてもタイミングの良い3日間でした。
以下、追ってコース状況などを追記しますが、取り急ぎ、涸沢の景色をアップいたします。(あまり画質の良くないデジカメです。涸沢の紅葉が生きてませんが)
まだ余韻の残る率直な感想として、ピークを目指さない山行でしたが、上高地から横尾まできれいな景色と美味しいもの三昧、横尾から涸沢までのどうしても立ち止まって見入ってしまう景色、写真やネットで何度も見すぎて行った気になってしまっていた涸沢カールの景色と涸沢ヒュッテの展望テラスやテント場の賑わい、本当に素晴らしかったし楽しかったです。一日経って片付けと洗濯に追われながら今、涸沢ロスです。
(1日目)写真のコメント通り、さわんど駐車場の満車を覚悟していましたが、バス停でいうとさわんど大橋、の梓第一駐車場に難なく停めることができました。トイレもあります。支度をして駐車場入り口に待ち構えるタクシーのおじ様たちに声を掛けられ、既にタクシー移動を決めていた(決められていた?)カップルのお二人に同乗させていただくことにしました。バス待ちも人まばらでした。
お話上手なタクシーの運転手さんがしゃべり続け、あっという間に上高地BT。バスでは25分ですがおそらくタクシーは15分~20分です。
BTの状況も土曜日8時半にしては静かです。
トイレを済ませ、自宅で記入済の登山届をサクッと提出。案内図を見て出発です。
初日はアップダウンの少ない道を3時間です。河童橋からは穂高連峰がきれいに見えました。河童橋から明神館までは本当に平坦な道です。小梨平キャンプ場もテントはまばら。テレビでトランスジャパンアルプスレースを見ていた時初めてこのキャンプ場を知り、なんて素敵なところだろう、と思い、いつかここでキャンプしてみたいな、と思っていましたが、今日はサクサク通り過ぎます。またいつか。
明神館を超え、徳澤までの道ではずっと左に梓川。白い石は花崗岩でしょうか。息子は雪かと思った、と。歩道も白い砂利というか砂浜のようです。
横尾までは軽装のトレッキングスタイルの方も多く、ヨーロッパ系の言語?を話す外国人の団体さん方も楽しそうに歩いています。さすが日本を代表するリゾート地だな、と思いました。
ちょうどお昼に徳澤に到着。徳澤園より手前に徳澤ロッジがあります。素敵なロッジでランチ、と思いきや、「ラーメンとソフトクリームがないからいや!」と息子に拒否られ、睨みつけながらも徳澤園に向かいます。徳澤園にも広いキャンプ場があります。ここも気持ちよさそう。その昔、牧場だった場所です。息子ご所望のラーメンはなく、カレーうどん、私は13時まで限定の野沢菜チャーハン。主人はカレーです。カレーの具のトロトロ柔らかい豚バラ?を息子が絶賛。
食堂内はにぎやかですが、回転も速いので待たずに座れました。食券を購入してそのまま席に着きます。食券購入と同時に厨房に注文が転送されるシステムです。と、お店のお兄さんが教えてくれます。働いてるお兄さんお姉さんがたもさわやか動きもスマート、とても素敵です。食後は外のベンチでソフトクリーム。徳澤園右手奥には蝶ケ岳への登山口がありました。
エネルギーを補給して横尾まであと1時間強、出発、ですが、息子がトイレ。ちなみに無料トイレは徳澤園に着く約100メートル手前にあります。もしくは徳澤園左手にありますが有料です。100メートル惜しんで息子に100円渡します。
横尾までの道のりは前の2時間よりも少しアップダウンがあります。あと少しですが荷物の重さでだんだん疲れが出てきます。緩やかな登りの後、同じくらいの下りがあったりの繰り返しで飽きてきた息子と私は「貯金してー使うー」などとアップダウンにくだらないたとえをつけて、なんとか乗り切りました。
そしてなんとか横尾山荘到着。横尾大橋左側の広場にはすでにテントがたくさん張られています。
それでも橋の右手から降りていった広場にもかなりのスペースがあるので、受付を済ませてから余裕でテントを張ることができました。テント場はペグが打てなくはないのですが、なんせすぐ直ぐそばが河原なので土の下に隠れた石がペグを最後まで打ち込ませてくれません。
なので、前の方々が使ったであろうちょうどよい大きさの石を寄せ集めてロープを固定してテントを張ります。
テントを張り終わりまだ14時半です。横尾山荘の売店に入ってみると、小さな食堂(帰りに利用)は14時までとあり、すでに終了していました。売店にはちょっとしたスナック菓子や飴の袋、袋のパンやミニドーナツ、ドリンク類が販売されていました。
売店のドリンク、アルコールも充実していました。ソフトドリンク、アルコールの自販機が3台ありました。ペットの500mlは確か300円です。
トイレは橋から見て右に和式トイレ、山荘隣に洋式トイレの建物があります。宿泊者、テント泊も含めてチップは必要なしです。が、帰りはランチに使わせていただいたのでチップを払いました。
水場はトイレの前に十分にあります。無料です。
山荘もとてもきれいで大きい建物です。
山荘前には木の長いベンチがたくさんあり、しばしのんびり休憩。息子と夫といつもより会話が弾みます。
横尾大橋を見ていると涸沢方面から渡ってくる人がまだちらほら。橋の入り口では山岳救助隊のお兄さんが見守ってくれています。橋を渡り終えた人たちがどんな景色を見てきたのか、気になり、明日のことを思うとワクワクします。槍ヶ岳方面からも降りてくる方々が。私ではまだまだ見ることができない景色を見てきた人たちです。
この時点で15時くらいですが、まだ徳澤方面からも人がやってきます。そして横尾大橋を渡って先を行こうとする人たちに、レスキューのお兄さんが話しかけます。
そのまま渡っていくテント泊重装備らしき2人連れ、しばらくレスキューのお兄さんと話した末、
橋は渡らずに徳澤方面にに引き返して歩きかけたり、山荘をのぞいてみたり、と迷っている3人組の軽装のお兄さんがた。
確か、14時過ぎに横尾大橋を渡って涸沢に向かうことは禁止ではないけれど、推奨されていないはずです。翌日もレスキューのお兄さんがいらしたので聞いてみると、14時過ぎに向かおうとする人たちに強要はできないけれどやはり止めてほしい、とおっしゃっていました。
テントに戻ると両脇のおじ様たちが夕飯の支度をしていました。私たちも夕飯の支度をして、明日のために7時には就寝準備です。・・・両脇がおじ様テント、予感はしましたが、1人すごーいイビキの方がいらしてテント場に響き渡っていました。やはり耳栓必須です。
夜、私が特に冷え性、寒がりなのもあり、夜はフリース&ユ〇クロライトダウン&レインウェア上下&足裏にカイロ、シュラフカバーと万全でしたがそれでも結果寒かったです。シュラフが250STDと薄めなので、それも原因のひとつかな、と。息子はワンサイズ厚手のシュラフで爆睡。主人は夜中に星を撮影していました。
(2日目)
翌日は8時に横尾を出発。朝からパトロールのお兄さんが横尾大橋のたもとで見守ってくれています。涸沢まで行ってきます!と告げて出発です。今日の目標はまず、なるべくお昼前に着いてベストなテント場を探すことです。
橋の上ですでに涸沢方面から降りてきた方々とすれ違います。本谷橋までの間、左に屏風岩の絶壁を眺めながら約1時間ちょっと。ですが、下りの方々が次から次へと降りてきます。一般的に登り優先とは言いますが、下りはやはりスピード付き勢いで降りてこられるので、下りの方が気を遣ってくれない限りどうしても登りの方が立ち止まって道を譲ることになります。途中、団体さんの下りに道を譲り、さて進もうとすると、団体さんの最後尾に追いついた個人の方々が、次々と続いて下りてこようとします。私の後ろにも息子、主人、単独の方2名、これではいつまでも進むことができません。
譲ってくれる気配もなく私は思わず「すみませーん、一旦通してくださーい!!!」と大声を上げました。この後もこんな状況では、、、とちょっと不安になりましたが、その後は涸沢まで譲ったり譲られたり、とスムーズに進むことができました。
途中、下りの団体さんのリーダーの方が「サル通りまーす」と!!振り返ると列の並びが私、息子、サル、主人、となっているではありませんか!!その後、大きなボスザル風のお猿さんは一足先に人間が通れないブナやシラビソの樹林帯に消えていきました。
本谷橋で15分ほど休憩。きれいな水ですが、飲めないそうです。
休憩の間も続々と上から下りてきます。人の切れ目がないほどです。下りの方の渋滞が落ち着いたころにいよいよ、あと約2時間、涸沢に向けて高度を上げていきます。意外に元気な私と息子、本谷橋での休憩後、程なく主人を置いてどんどん登っていきます。。。
間もなく、ヒュッテののぼりが風にはためいているのと、ほんの少しテント場のテントが見えます。
但しここからがまだひと頑張りですが。
昨日までと本谷橋までとは明らかに違う空気の薄さが実感できます。途中2か所ほど落石注意のガレ場、その後Sガレの標識があり長ーいSガレの登りが続きます。Sガレの途中から息もきつくなり私は足取りが重くなりましたが、息子はサクサク登ります。すれ違いで元気に挨拶をしてくれたお兄さんに思わず「紅葉どうですか??」と待ちきれずに聞いてみました。答えは「もう最高っすよ!」と。この一言であと少し、頑張れます。確かに、カールの紅葉を見るよりも先に、右手側の景色、素晴らしい紅葉が見られるようになってきます。
後半はガレ場の幅も広く、休憩もしやすく、撮影と称しては休憩、この辺りでは同じメンバーの方々と抜かしたり抜かされたりを繰り返し、涸沢に辿り着きます。
ついにヒュッテの敷地内に到着。階段を上りきると売店、そして右側と前方には展望テラス、そしてカールがドーンと広がります。売店のおでん&ビールで乾杯している方々、持ってきた食材で料理をする方、人様のブログでさんざん見すぎて調べて行った気になっていたヒュッテの光景と涸沢カールの景色、テント場を自分の目で見ているな、と。大袈裟でしょうが、私には夢みたいな景色です。
で、まだ到着していない1名がいるのでとりあえず、あちこち動き回らずにテラスの見えやすいところで待機します。約20分遅れでヘロヘロな主人が到着です。
ちょうどお昼ということもありたくさんの人がテラスで昼食を取ろうとしていますが、キャパは十分にあり、私たちは靴を脱いで座れるいわゆる座敷テラスに場所を取りました。
と、ここで息子にはラーメンを食べさせ、休憩したがる主人を無理やりテント場に連れて行きます。理由は場所&コンパネゲットのため。3連休でもない通常の週末ということもあり、テント場は私がネットで見た、「一番すごい状態」ではありませんでしたが、人様のブログ情報によるとコンパネがあるのとないのではやはり快適さが違う、コンパネは早い者勝ちで早々になくなる、という情報を元に私たちのランチは後回し、まずは場所&コンパネ確保です。
案の定、私たちがお昼を終えてテント場に戻った13時半ごろにはコンパネ置き場は空でした。
かなり息子を待たせてしまいましたが、改めて私と主人もおでんとドリンクのランチです。
売店はたまに10メートルくらいの列ができていましたが、売店のお兄さんがた、とてもスピーディ、連携も良く、本当にスマートなサービスです。2000メートル以上の山小屋で本当に気持ちのいいサービスに感謝です。(私は海抜0メートル以下のところで同じような仕事をしているので特に思います)
ちなみにテラスで気が付いたことは、テラスは火気禁止かと思いきや、使ってOKな席とNGな席があるようです。夜も皆さん焼き肉焼いたり、昔女子チームは白菜やらお肉やらでキムチ鍋パーティーをしていました。おいしそうでした。
売店もおでんパックだけになっていましたが、かなり夕方遅い時間まで販売していました。17時くらいかな。ちなみに売店は朝も早くから営業していて、次回は食料持参を減らして、売店の食事に比率を置いても良いかも、とも思いました。気になっていたけど買わなかった信州リンゴジャムパン(200円)は同じものが上高地の売店では220円。なぜ???ヒュッテの方が安いって・・・
それから息子が私たちを待っている間に、座敷席の板のささくれが足に刺さったらしく、幸いすぐ取り除けましたが、靴を脱ぐ座敷テラスの板はちょっと傷んでましたので、ここで休む時はマット(エアマットは×)を敷いたらよいかと思います。
テント場に戻り、少し休憩ののち、14時半、涸沢小屋にソフトクリームを食べに行ってみることにします。
どこを歩いても、どこを見ても涸沢カールの景色が目の前に広がります。北穂から戻ってくるヘルメットをかぶった方ともすれちがいます。それにしてもテント場、覚悟はしていましたが、本当に大小大きな岩がゴロゴロ歩きにくいところです。テント場では窮屈な登山靴を脱いでゆっくりしたいところでしたが、小屋までは10分ほど石段を歩くので、私と息子は念のため、サンダルではなく登山靴を履いて行動することにしました。
涸沢小屋からのヒュッテとテント場、右手に残る雪渓、あまり写真は紹介されない、新鮮な景色でした。私はちょっとおなかが冷えたのでホットカルピス、主人と息子はソフトクリームです。
小屋の中でぬくぬくといただくこともできますが、せっかくなので外のテラスに座ります。
お隣のおじ様お兄様がたは日本酒の瓶やすでに空のジョッキをテーブルにたくさん並べて、ガスでお料理&おつまみ瓶詰め、などいろいろ並べてとても楽しそうです。すでに登って降りてこられた打ち上げでしょうか、それとも明日のための前祝でしょうか。うらやましい。
山の上でビール、一度はやってみたい私ですが、頭痛と胃が弱いのでこわくて実はまだ未経験です。でもいつか山小屋でビール、挑戦してみたいです。
16時半、テントに戻って食事の準備です。前日は生鮮肉と野菜で料理しましたが、今日はいつもの定番FDのカレーとアルファ米です。私たちのテントのすぐ脇に昼寝岩の超縮小版のような平らな岩があり、そこをお借りして夕飯をいただきました。
北穂高岳方面のてっぺんに見える明かりは小屋の灯りでしょうか。さらにその少し下にも灯りが見えます。もうかなり暗くなっているのに降りてくる人がいる!とびっくりして見ていましたが、あとから調べるとどうやらそこはテント場のようでした。
かなり寒くなりましたが、ヒュッテのテラスまで行きます。目的はテント村の灯りを見るため。
霧が出たり晴れたりではっきりとは見えませんでしたが、それはそれで幻想的でした。
霧が濃くなってきたのでこのまま天気は下り坂かなと思いきや、深夜2時頃、満点の星空を見ることができました。私がテントから首だけ出して星空を眺めているころ、息子は爆睡、主人はヒュッテにトイレに行き、テント場所を通り過ぎて10分ほど迷子になってさまよっていたそうです。
この日も万全の防寒で寝ましたが、寒かったです。
(3日目)続く
翌朝は強風でテントが揺れる音で目が覚めました。
モルゲンロートを期待した(私も含めて)皆さんがヒュッテの展望ロッジに集まっていましたが、強風も雲を飛ばすほどの力はなく、残念ながら今回は見ることができませんでした。
東大天井岳方面は雲が切れて、時々青空が見えていました。
周りのテントが続々と片付けられていく中で、強風のためテントを飛ばされている方もいました。
私たちも風が収まるタイミングを見ながら、慎重にテントを畳みます。コンパネのおかげでテント内は快適に過ごせましたが、足場の悪い岩場と重さ、強風に気を付けながらの返却です。
毎度のことですが、食料分、少しは軽くなり空き容量が出るはずのザックには荷物を詰め込むのがやっとでさらに重く感じます。出発前の丁寧なパッキングではないことが原因と分かっていますが。
最後に朝食を済ませ、ヒュッテに上がり、涸沢ともお別れです。7時半、売店がすでに開いていました。
出発前にトイレに並びました。トイレはメインの階段を下りて、右に和式と男性小用トイレ、左は洋式と奥に4つほど女性専用トイレがあります。
ちょうど洋式トイレが清掃中でした。トイレットペーパーや引っかかった便の取り除きなど、毎日の清掃作業、私たちが下界でやるトイレ清掃よりもずっとずっと大変で手間がかかると思います。
小屋を支え、私たちを迎えてくれるスタッフの方々に本当に感謝です。
待っている間にトイレの脇に貼ってあるヒュッテのトイレの処理方法などに目を通したり、正面の喫煙所から見える、紅葉の景色が、額縁に収まっているようできれいだなーなどと、思い、用も済み、
準備完了です。
8時15分、名残惜しいですが、下山です。すでに上がってくる人がいます。
下りはスピードが付きますが、やはり紅葉をカメラに収めたり、景色を目に焼き付けたく、いつもの下りよりも立ち止まります。
下りのガレ場などは息子が得意なので先頭になってとんとん進みます。
あっという間に本谷橋、ちょっと休憩をして、横尾に向かいます。
横尾で早めのランチ、徳澤のソフトクリームは我慢して、明神館に着きました。
サクサク進んだようですが、下りのいつもの足の疲れが出てきます。平坦な道に弱いらしい私は、2人より少し遅れがちになります。気持ちは進みたくても脚が前に出ないんです。
明神館のソフトクリームで最後のエネルギー補給をして、あと1時間頑張ります。足底がジンジン、小指も靴擦れが始まりました。
なんとか上高地BTに到着。お土産屋さんを覗いて、行列のバスはあきらめて、サクッとタクシーを選択しました。タクシーの運転手さんがラグビーの試合結果など教えてくれて、またまたあっという間にさわんど駐車場に到着。上高地のタクシーの運転手さん方はおもてなし上手、お話上手です。(拍手)マイカーとはいえ、3日間の汚れを落とさずには家路に着けません。沢渡付近にはいくつも日帰り温泉がありますが、私たちが車を停めた直ぐ脇の日帰り温泉、梓湖畔の湯、に立ち寄りました。
洗い場がすくないので(女性の方は4つ)混んでるときは湯船に浸かってから順番にお使いください、という温泉では例外的な張り紙がしてありました。源泉かけながしですが、適温です。このお湯で作った温泉卵が1つ100円で販売されていて、おもわず1つパクリ。
すっかり暗くなり、松本インターに入る途中に雨が降り出し、中央道はかなりの雨に降られました。
かなりお疲れ気味の主人でしたが、ペーパードライバーの私は運転を代わってあげられず、申しわけない(と思うだけ)
またいつか、涸沢、でなく、もうまた行きたい、すぐ行きたい、来年行きたい、と思わせてくれる場所でした。以上、覚書。

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さわんどの駐車場。到着が遅くて車が停められないかも、と覚悟していました閑散としていて拍子抜け。

上高地BTも静かで、私たちが遅すぎるのか、早いのか不安になります。

梓川がきれいです。向こうに焼岳。

整備された道をひたすら歩きます。平地はザックの重さを感じるので地味に辛いです。

徳澤園のソフトクリーム。濃厚で疲れた体に染み渡る。

素敵な外観。テント場も設備が整っていて快適そうです。

徳澤から少しアップダウンを繰り返した道を1時間ちょっと歩くと本日の野営地、横尾山荘に到着です。

テント場、とされるところはかなり埋まっていて、でも橋の下も広い野営地があるので大丈夫です。

テントを設営して山荘前のベンチで休憩して空を見上げるときれいな飛行機雲。息子が「飛行機雲が出ると上空の水分がいっぱいってことだから天気が下り坂なんだよなー」と不吉なことを言う・・・

翌日、息子の不吉な天気予報に反して取り合えず天気大丈夫です。

本谷橋で休憩。下の橋を渡ったので、帰りは上を渡りたいな。橋の整備をしてくれる方々に感謝です。

本谷橋を過ぎると本格的な登山道、ですが同時に紅葉の景色が見えてきます。

石段の登りに疲れ果て、息も切れ切れのころ、あともう少し。

ネットや写真で見すぎて行った気になっていた涸沢ヒュッテ。やっとそこに自分がいるわ~と興奮します。

同じく。

息子が食べたラーメン。

私と息子より20分ほど遅れてヒュッテに辿り着いたバテバテの夫にはビールより甘酒を。

いつかこの先にも行ける日がくるでしょうか。

テント場。息子と私で一張、主人は1人個室でもう一張。

涸沢小屋にソフトクリームを食べに。小屋側から取ったテント場。こちらからの眺めも良!

北に東大天井岳、大天井岳など見えます。こちらの眺めも良!!

12時半からテント場受付でした。
しっかりした許可証!!!

せっかくなので、ちょっとヒュッテ内を探検。暖房のもわっとした温かさが。あったかい~。ちょっといいなーと。

黄色、橙、オレンジ、赤、暖色系の色に目がマヒしてきます。

3日目、下りでの紅葉のトンネル。とにかく立ち止まって写真を撮りたくなる。

横尾山荘で早めのランチ。息子はカレー。

私の豚丼。豚バラの油と濃厚なタレがエネルギーとなり、あと2時間、平坦な道をがんばれそう。

この旅3度目のソフトクリーム。明神館にて。左は洋ナシ、右はレギュラー。レギュラーは前出の2つより生クリーム感がすごいソフト。

一応毎回、ピンバッチを購入するのですが、涸沢ヒュッテには販売がなく、上高地の売店にて購入。

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