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鳩待峠から尾瀬ヶ原・尾瀬沼を回って一ノ瀬へ~満天の星・朝靄・眺望・草紅葉・樹木の紅葉を楽しむ~

尾瀬ヶ原・尾瀬沼( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

晴れ。微風。気温山ノ鼻5時53分1℃、尾瀬ヶ原木道は霜。

登山口へのアクセス

タクシー
その他: 入山は鳩待峠。尾瀬第一駐車場から乗合タクシー980円所要時間25分。下山した一ノ瀬から大清水は乗合タクシー700円所要時間12分。毎時00分と30分発と随時増便運行。大清水から鎌田行(上毛高原行)に乗車し鳩待峠行バス連絡所(戸倉)で下車。3分程で尾瀬第一駐車場に到着。乗車券は大清水の売店で610円。※バス乗合タクシー問い合わせ先関越交通℡0278-23-1111※公共機関利用は①新幹線上毛高原駅や上越線沼田駅からバス。②高速バス尾瀬号はバスタ新宿22時発鳩待峠行バス連絡所や大清水に早朝到着10/13迄。

この登山記録の行程

自宅1:50⇒3:13沼田IC⇒3:50尾瀬第一駐車場4:20⇒4:45鳩待峠4:55・・・5:53山ノ鼻6:00・・・7:27竜宮小屋・公衆トイレ7:37・・・8:00見晴(昼食)8:25・・・10:06沼尻休憩所・トイレ10:11・・・10:56尾瀬沼東岸・テラス11:06・・・11:19三平下・・・三平峠・・・12:30一ノ瀬12:30⇒12:41大清水13:00⇒13:12鳩待峠行バス発着所・・・13:15尾瀬第一駐車場13:30⇒13:46道の駅かたしな14:30⇒沼田IC⇒17:00自宅。

コース

総距離
約19.8km
累積標高差
上り約412m
下り約585m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

本コースは、本来一泊二日の行程ですが、日程のやりくりがつかないため、日帰りで出かけました。運転手さんに声を掛けられ、4時20分乗合タクシーは満員(9名)となり発車。鳩待峠駐車場で下車すると真っ暗闇。みなさん準備良く、ヘッドライトを灯して3分間で鳩待峠に着きました。
 乗客の一人が「あっ、星が見える。満天の星だ。」と歓喜の声を発しました。私も夜空を見上げ、しばらく見惚れました。寒い寒い、吐く息が真っ白に見えました。木道には、霜が下りているだろうと予想しました。
 昨年10月13日に来た時は、木道の霜に気づかず、滑って転倒し、腰を強打したことを思い出しました。今日は、ヘッドライトと足元を照らすライトを持参しました。案の定森林を抜けたテンマ沢付近からは、霜が下りていました。
 5時53分山ノ鼻に到着。ビジターセンター前の温度計は1℃でした。マユミとナナカマドがたくさんの赤い実を付けていました。尾瀬ヶ原に入ると、尾瀬名物の朝靄がみえました。なんと幻想的なのでしょうか。太陽が射すようになると、朝靄が流れて、だんだんと消えてしまいました。振り返ると至仏山の山頂部に朝日が当たっていました。木道は、予想した通り霜がびっしりと付着していました。紐を登山靴の底に巻きつけて滑り止めにしている人がいました。
 進行方向には燧ヶ岳が朝靄から姿を見せ始めました。池塘に逆さ燧が映っています。数人のカメラマンが大きな三脚を木道上に広げて撮影していました。通行を妨げているのに、素知らぬ顔をして撮影していました。私が近づくと、カメラが揺れて撮影ができなかったのでしょうか。嫌な顔をして、私をにらみながら三脚を移動していました。
 7時27分竜宮小屋に到着。公衆トイレ(100円)へ寄り、見晴へ向けて出発。8時見晴到着。弥四郎小屋の広場で早めの昼食。そこへ団体が2組来て、大変にぎやかになりました。早目に切り上げて8時25分出発。原ノ小屋を過ぎると木道は上り坂となり、森林の中へ入って行きます。木道には落ち葉があり、濡れていて大変滑りました。泥濘もたくさんありました。でも紅葉した樹木がたくさん見えてうれしかったです。
 白砂峠を過ぎると木道は下り坂となり、10時06分沼尻に到着。長蔵小屋休憩所には、10名ぐらいの登山者が昼食を摂っていました。トイレ有(200円)。浅湖湿原や大江湿原も草紅葉がきれいでした。尾瀬沼(標高1.665m)東岸にできたテラスで10分間休憩しおやつタイム。前回9月6日は、尾瀬沼東岸テラスから一ノ瀬(1.420m)まで1時間12分かかりました。今回は、11時08分に出発して同じペースで歩けば12時20分頃に一ノ瀬到着できる見込みです。乗合タクシーが12時30分発ですので、乗車が可能です。
 ところが歩き始めてまもなく右足太腿の裏側に痛みが出てきました。特に三平下から三平峠(1.762m)までが辛かったです。三平峠から下りに入って間もなく、今度は右膝(持病)に激痛が走りました。我慢していると、痛みが酷くなって来て歩くのが嫌になりました。やむなく座り込んで、消炎剤入りスプレーを患部に吹き掛けて冷やしました。5分間も休むと痛みが和らぎ歩けるようになりました。
 木道がかなり老朽化していますので、足元に注意しました。迂回路がありましたが、急坂があり、しかも竹の根があって滑りやすかったです。
 南斜面は、かんかん照りで気温が大変高いです。上半身は2枚で、登山シャツは腕まくりしました。紅葉した樹木があり、気持ちが紛れて、右膝の痛みを忘れてしまいました。計画した通り12時30分発の乗合タクシーにぎりぎりで間に合い、ホッとしました。
 本日は、鳩待峠を4時55分に出発し、一ノ瀬に12時30分到着。行動時間は休憩を含めて7時間35分(前回は6時間12分)。総距離19.8㎞。積算標高差上り412m、下り585m。歩数は、小股歩きをしたので39.050歩。8月に古稀を迎え、さすがに体力の衰えを感じましたが、満天の星・朝靄・至仏山と燧ヶ岳の眺望・草紅葉・樹木の紅葉等を満喫することができました。

 尾瀬では、これから紅葉する樹木がたくさんありそうです(山ノ鼻ビジターセンターHPには10/9現在紅葉はまだ5割)。週末には、大型で強い台風19号が上陸しそうです。紅葉した葉が吹き飛ばされそうです。全国でも大きな被害が発生しないよう、祈っています(追加情報。10月13日現在。大清水~一ノ瀬間乗合タクシーは、10月20日(日)までとなっていますが、台風19号の影響による車道の洗堀と路肩の崩壊が発生し、運行が見合わせとなっています。歩行は可能で大清水迄1時間10分のコースタイム。問い合わせ先 関越交通沼田営業所 ℡0278-23-1111)。
(参考にしていただきたいこと)
ホームページで最新の情報を得て、お出かけください。
①尾瀬保護財団
リンク尾瀬情報配信(すいすい尾瀬なび)NEWS&TOPIX
 ○台風19号による影響について(10/15)
 ○令和元年シーズンオフの予定について(10/13)山小屋や公衆トイレ等の閉鎖日程
②山ノ鼻ビジターセンター 登山道や動植物の様子
③尾瀬沼ビジターセンター 同上

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フォトギャラリー:55枚

5時52分川上川にかかる橋を渡ると山ノ鼻はすぐだ。

山ノ鼻ビジターセンターに到着。気温は1℃。寒いわけだ。

マユミがたくさんの実を付けていた。

ズーム。

こちらはナナカマド。

ズーム。

山ノ鼻山荘前でも紅葉した樹木があった。

熊に注意。16~7時は出没しやすい時間帯。いよいよ尾瀬ヶ原歩きが始まる。

振り返って見ると、朝日が至仏山の山頂部を照らす。

天気は快晴だ。

ふと足元をみると霜降りていた。滑るので、歩幅を小さくして、踵からではなく靴底全体から木道につくように歩く。

リンドウにも霜が付いている。

東には燧ヶ岳が朝靄の上から顔を出す。

こちらは至仏山。

尾瀬ヶ原の御来光。ただいま6時31分。

空が真っ青だ。

木道脇の樹木も紅葉。

ヒツジグサも。

ここは燧ヶ岳のビュー・ポイント。三脚を立てたカメラマンが木道を塞ぐ。

木道を改修工事中。

燧ヶ岳が池塘に映る。

草紅葉真っ盛り。

竜宮小屋手前は・・・。

霜が降りて真っ白。公衆トイレ有(100円)。

見晴に向けて歩く。明るい草紅葉だ。ダケカンバの葉は黄葉、幹は真っ白。

見晴が見えて来た。

弥四郎小屋前のベンチを借用。

トリカブトの咲き残り。

原ノ小屋の前を過ぎると登り坂になり、森林に入る。

緑色が目立つが紅葉した樹木も多い。以下の写真をご覧ください。

登山道は、白砂峠を通過すると下りになる。

沼尻に到着。長蔵小屋の休憩所とトイレがある(ヘリコプターで運び出すため費用がかかるので200円)。

沼尻から見上げた燧ヶ岳。

山頂部をズーム。

大江湿原の3本カラマツが見えた。

大江湿原の草紅葉。

建物新築の工事をしているためヘリコプターが資材を運搬中して大活躍。

尾瀬沼東岸に到着。いつものテラスで小休止。尾瀬沼の奥には燧ヶ岳。11時06分に下山開始。12時30発乗合タクシーに乗車したい。

大江湿原方面。

三平下の手前で撮影。

三平峠から一ノ瀬へ向かう下山路で撮影。※一ノ瀬~大清水間の乗合タクシーは10月20日までの計画であるが、現在見合わせ中(車道の状況が悪化したため)。

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