行程・コース
この登山記録の行程
扇沢(05:45)・・・大沢小屋(06:55)・・・針ノ木峠(09:35)[休憩 17分]・・・針ノ木岳(10:45)[休憩 30分]・・・針ノ木峠(11:50)・・・大沢小屋(13:25)・・・扇沢(14:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
扇沢の左側の下段に大町市市営の無料駐車場に駐車しました。アルプスは既に晩秋なので、登山者が何組か駐車して登山準備をしてましたが、大方は黒部アルペンルートを使って、黒部湖や室堂や劔岳・立山連峰へ行く人の様でした。登山準備を済ませて、扇沢駅舎の左脇の登山道から入山しました。登山道は樹林帯の中、落葉や瓦礫や木の根の混在し、アップダウンを繰り返し関西電力の車道に数回出たり入ったりし徐々に勾配を上げて行きます。大きな渓流の石を上手に渡り、アップダウンを繰り返すと、既に小屋仕舞いした大沢小屋に着きます。ここでは何も無いので、休まず先に進みました。暫くすると、河原に降りる道と土手の崖を登る道とに二手に分かれ、どちらもピンクのテーピンクが巻かれて居ました。この時期は既に大雪渓は解けて無いので、山側の登山道を進みました。登山道が徐々に険しく成り、瓦礫が有ったり崖に成ってたりして、鎖場やハシゴ等を気を付けて登ります。途中から河原に降りて、渓流を渡ったり左・右の急な崖を登ったり・トラバースしたりと慎重に足を運びました。この日は天気こそ良いですが、冷え込んで居たので登山道の草木や渓流の石等が凍って滑りやすく気を付けて進みました。振り返ると急峻なV字谷に清流が音を立てて下り、上を見れば急な滝や渓流が流れ下ってます。渓流の流れが無くなると、いよいよ急な砂礫の崖が続き、丸太で土留めした砂礫の急な登山道を右に左にジグザグ登り、やがて針ノ木峠に着きます。ここからは船窪岳や高瀬ダムの一部が見え、左側に蓮華岳、右には針の木岳へと続く険しい稜線が続きます。ここではチョコレートを食べて水分補給して出発しました。ここからは岩場が続き、左右に切れ落ちた山体で緊張が続きます。気を付けて一歩づつ足を進め、やっと針の木岳の山頂に着きました。ここからは北田アルプス全体と劔岳・立山連峰の下に黒部ダムが見え、高瀬ダムの向こうに槍ヶ岳や穂高連峰が見えます。ここで写真を撮って、むすびや水分補給をして下山を始めました。下山も各所急峻なので慎重に下りました。針の木峠の小屋も既に閉鎖されてました。休憩を取らずにここからは急峻な砂礫の登山道が続き、登りと同じ渓流を渡ったり崖の鎖場やハシゴを下ったりと、登りより更に慎重さが求められます。大沢小屋を過ぎ、後1時間弱、もう一頑張りで扇沢の駐車場に到着です。私も、今回の山行では、ヘルメットとアイゼンをへ持参し、ヘルメットはずーっと被ってました。アイゼンは秋なので全く必要なく、恐らく雪渓が有る時の方が一歩づつ足を進めれば良いので、春夏の雪渓登坂時の山行をお勧めします。今回の様に、土手沿いをトラバースするのは、アップダウンが有ったり岩石・砂礫の急峻な崖を登るのは、少し苦労かなと思います。ヘメメットは出来るだけ被った方が良いです。こんな季節で登山者が少なくても、自然発生的な落石が頻繁です。また、春夏の山行にはアイゼンは必需品です。とにかく急峻ですので気を付けて登山されて下さい。因みに、この時期は、既に大沢小屋や針の木峠の小屋は閉まってました。今回は、晴天に恵まれてましたが、お逢いした登山者は3名だけでした。
フォトギャラリー:23枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン |
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