東京裏町アルプス拾遺02(ご近所編続き。品川・目黒・太田方面)
三田小山、亀塚、大山、桜山(鎗ヶ崎)、居木神社の富士塚、葦山、戸越公園の築山、戸越八幡神社、戸越銀座商店街、武蔵小山パルム商店街、武蔵小山(小山八幡神社)、三合塚、中丸山(中根)、自由ヶ丘、九品仏、日下山、小池、蝉山(鸛ノ巣山)、上池上山( 関東)
パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )
三田小山、亀塚、大山、桜山(鎗ヶ崎)、居木神社の富士塚、葦山、戸越公園の築山、戸越八幡神社、戸越銀座商店街、武蔵小山パルム商店街、武蔵小山(小山八幡神社)、三合塚、中丸山(中根)、自由ヶ丘、九品仏、日下山、小池、蝉山(鸛ノ巣山)、上池上山( 関東)
パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )
雨のち曇り
電車
その他:
往路:武蔵小山→東急目黒線・都営三田線直通→芝公園
復路:池上→東急池上線→旗の台→東急大井町線→大岡山→東急目黒線→武蔵小山
芝公園駅8:03→三田小山(天祖神社(元神明宮))8:13→慶応大学正門8:28→亀塚(亀山、月の岬、御田八幡神社上)8:40→原美術館9:17→大山(東海寺大山墓地)9:25→桜山(三ツ木鎗ヶ崎、妙華園跡、大崎ガーデンシティ、西の台公園)9:45→貴船神社9:57→居木神社の富士塚10:07→鎗ヶ崎公園10:17→葦山公園10:19→戸越公園10:26→文庫の森公園10:37→戸越八幡神社10:41→戸越銀座商店街10:46→武蔵小山palm商店街11:00→三谷八幡神社11:08→武蔵小山(小山八幡神社)11:16→弁天社いこいの場11:27→三合塚(富士見台公園)11:38→鉄飛坂11:50→中根公園11:56→蜀江坂12:03→中丸山(中根、緑ヶ丘、岡田の森、立源寺)12:13→自由ヶ丘(自由ヶ丘学園)12:21→九品仏12:36→自由が丘駅12:56→日下山(児童公園)13:26→雪見坂13:33→小池13:49→蝉山13:54→上池上山(子安八幡神社)14:08→久が原湯14:26~15:10→希家 池上店15:37~45→池上駅15:50
合計6時間13分(久が原湯迄)
10月19日(土)は、先週の近所の登り残しの続きで主に品川方面の山に登って来ました。
スタートは都営三田線の芝公園駅です。朝雨が激しく降っていたので、いつもより遅い8時に出発です。
まず最初に向かうのは、慶応大学の裏山で、ここは小さな丘になっていて「三田小山」と呼ばれています。山頂付近に天祖神社があります。
慶応大学の正門に下ると、なんと9時前なのにラーメン「二郎」が開店していて、すでに行列が出来ていました。朝からよくあんな重い物食うな~と感心しながら、次の「亀塚」の登山口である御田八幡神社に向かいます。
御田八幡神社は第一京浜に面したところにある神社で、その裏から亀塚に向かって急な階段が続いています。階段の上からは辺りが一望できます。この辺りはかつて「月の岬」と呼ばれていた場所で、東京湾に浮かぶ月を眺める会が催されていたそうです。
亀塚もそういった場所にあるため、基本的には古墳なんですが、日本庭園の築山的な使い方をされていたようで、山頂に亀山碑なるものが残されています。
亀塚のある公園の隣の公園に鉄筋コンクリート作りのセレブな縦穴式住居にすんでいる縄文人のファミリーが居るので、ちょっと寄ってから高輪台の稜線上の道を南下します。
そして前も行った御殿山の交番の信号を渡ったら、この前写真を撮らなかった、一般的には御殿山の山頂とされている「原美術館」の写真を撮って、大山と呼ばれる「東海寺大山墓地」に向かいます。
ここは御殿山の尾根の南の端にあたり、昔は風光明媚な場所だったんでしょうが、今は山手線と京浜東北線の線路に挟まれて悲惨な状況になっています。しかも前は工事中。でもここには沢庵和尚の墓などがあります。
目黒川を渡って次は「三ツ木鎗ヶ崎」に向かいます。ここも新幹線と山手線の線路に挟まれて悲惨な状況になっているのですが、地形的に槍のように尖った尾根の先端で、戦前は妙華園という庭園形リゾート施設が作られたり、桜の木が多かったので、地元では「桜山」と呼ばれてお花見スポットとして親しまれていたようです。今は長らく工事が続いていた「大崎ガーデンシティ」が終わったので、その下の園地からビルが邪魔なものの昔のリゾートだった頃の景観を想像することぐらいは出来るようになりました。
鎗ヶ崎の実質的な山頂である「貴船神社」に寄ったら、次は「居木神社の富士塚」に向かいます。この富士塚は大崎の昔の商店街が残る裏通りから神社に向かって急な階段を登ると、その階段の左手の斜面に斜面を利用した形で造られています。ここからは貝塚も発見されているようです。
再び鎗ヶ崎方面に戻り、「鎗ヶ崎公園」というのがあるのでそれを確認してから、次は戸越銀座商店街の道を横切って「葦山」に向かいます。ここは「葦山公園」という児童公園でその葦がたくさん生えていたので、葦山と呼ばれていたらしいです。
葦山の次は「戸越公園」に向かいます。ここは元は細川家の大名屋敷の広大な庭園だったのですが、維新以降三井の手に渡ったりした後、学校や宅地として切り売りされ、今は残った一部分たけが庭園として一般開放されています。ここには富士山という巨大な築山があったらしいのですが、今は切り崩されてありません。しかし三井時代の地図を確認したところ山は池の南側にあったようで、今もそちら側が小高くなっているので、富士山の山麓部分ぐらいは残っているのかもしれません。
戸越公園から「文庫の森公園」を経由して「戸越八幡神社」に向かいます。文庫の森公園は図書館でもありそうな名前なんですが、そういう分か施設は一切ない普通の公園です。でも池はあります。
戸越八幡神社は戸越銀座商店街を見下ろす高台にある神社で、裏の駐車場からは大崎のビル群がよく見えます。
さてここからはしばらく「戸越銀座商店街」を歩きます。長いことで有名な戸越銀座商店街は3つの商店街が連なったもので、商店街の上にそびえるネームの違いで区別するこてができます。
戸越銀座商店街を終点まで行ったら、今度は「武蔵小山palm」商店街へと向かいます。ここは長いアーケードが有名な商店街で、品川エリアでは一番活気のある商店街なのですが、最近はチェーン店ばかりになってしまったのが欠点です。でもドラッグストアだけでも7~8件あって、競争が激しい分だけ値段も安いのが魅力。特にオーエスドラッグが安いです。
武蔵小山の商店街から、武蔵小山の両社祭の2つの八幡神社へ向かいます。1つ目の「三谷八幡神社」は西小山駅との中間地点にある平凡な神社。
でも2つ目の「小山八幡神社」は、武蔵小山の名前の元となった小山の山頂にある地元でも知る人ぞ知る神社です。何故知る人ぞ知るかというと、西小山の先のさらに洗足寄りという辺鄙なところにあって、普通の人が散歩がてらに行くには遠すぎて、祭に関わる関係者以外ほとんど誰も行ったことがないからです。
でもここは目黒駅前の上大崎を超える品川区の最高地点(約35m。厳密に言うと神社裏の住宅地の中)で、東側の大展望が絶景な銘峰です。
神社で展望を楽しんだら、その裏の品川区最高地点に向かいます。ここは目黒区との境の十字路になっていて、北に下る坂が「江戸見坂」です。かつては品川沖の海の向こうに江戸の街が見えたそうです。
洗足駅近くの弁天様の池に寄り道したら、次は雅子様の地元の南にある「三合塚」に向かいます。ここは富士見台公園という公園になっていて、名前の通り富士山が見える高台にあります。この三合塚の重要な点は、天皇陛下と雅子様と愛子様を象徴するような3つの塚があって、そこに御成婚の時地元有志によって記念植樹がなされた碑があるということです。ある意味令和の原点とも言える場所で今後訪れる人が増えるかも知れません。増えないだろうけど…。
三合塚から環七を渡り、「鉄飛坂」を下って「中丸山」に向かいます。ここは現在、緑ヶ丘もしくは中根と呼ばれている大岡山と自由ヶ丘に挟まれた狭く急峻な尾根にあり、中丸山は緑ヶ丘の前の駅名です。
登り口に中根公園という、昔呑川の水車小屋があった場所に造られた庭園風の公園があり、中腹にはこの辺りの大地主の岡田家の長屋門が移建されており、山頂には立源寺というお寺があります。岡田家があったので、岡田の森とも言うらしいです。
中丸山の次は「自由ヶ丘」へ向かいます。自由ヶ丘はその昔「衾(ふすま)」という冴えない名前の村だったのですが、たまたま近所に開校した「自由ヶ丘学園」の名前をとって改名したところ、あれよあれよという間に発展し、住みたい街ランキングの常連になる街になりました。ということで、自由ヶ丘は自由ヶ丘学園が立つ丘の上に決定!
自由ヶ丘の次は「九品仏」に向かいます。自由が丘の駅はまたその昔、九品仏参拝用につくられ名前も九品仏駅だったのですが、より近くに今の九品仏駅が出来たので、自由が丘になりました。
九品仏はサギソウと紅葉が有名なお寺で、どういう理由があるのかは知りませんが立派な阿弥陀如来像が三体もあります。それに加えてさらに立派な釈迦如来像が本尊としてあります。せたがやアルプスの時に行かなかったので今回訪問。
一応自由が丘駅前まで行ってから、自由通りを南下して「日下山」を目指します。ここは田園調布と石川台の間の広々とした尾根の先端で「日下山公園」というのが崖下にあります。髭のような崩落地があったことが地名の由来とされ、憶測なんですが近所の美しい地名「雪が谷」もたぶん白い砂混じりの崩落地が雪のように見えたというとこれから来ているのではないかと思います。大田区は氷室があったのではと言ってますが…。
日下山から呑川まで下ると目の前に急な坂が立ち塞がるのですが、これが「雪見坂」です。富士山の雪が良く見えたらしいんですが、今も展望はすこぶる良いです。
雪見坂の次は「小池」に向かいます。ここは山上にひっそりとたたずむ灌漑用の溜池で、洗足池に比べてマイナーですが、高台にあるせいか風合いが高原風でとても気持ちの良い場所です。
小池から尾根づたいに進むと「蝉山」に着きます。名前の由来は蝉がいっぱいいたからで、蝉坂というのが上って来ています。また鸛の巣坂というのも上ってきており、鸛の巣山とも言うらしいです。南側の展望がすこぶる良い場所です。
蝉山を越えたら、いよいよ本日の最後の山である「上池上山」こと「子安八幡神社」に向かいます。ここは元は、鎌倉の鶴岡八幡から召喚された子安八幡神社が現在は本門寺が建っている池上山にあったのですが、それが本門寺建設のために移設されたという場所です。池上山より上流にあるので上池上山。
そういうしょうもない経緯もあってあまり期待はしていなかったのですが、切り立った高台の上にある南西方面が一望できる絶景の場所でした。ただ神社は建て替え工事中で境内は荒れた感じになっています。
ここで景色を見ながら少々休憩したら池上駅に行く途中にある「久が原湯」に行って汗を流して帰ります。久が原湯は大田区に多い黒湯の銭湯で、この辺りの黒湯は塩泉が混じっていることが多いのですが、珍しくしょっぱくないアッサリした泉質が特徴。黒湯以外に高濃度炭酸泉の浴槽もあるので、運動して汗をかいた後にむきます。料金は他の銭湯と一緒の470円で、土日は12時からやっています。
ここ以外により駅に近い場所に久松温泉というのもあったのですが、長期休業中なのでここにしました。再開したと書いてあるウェブのページもありますがやってないので要注意です。
汗を流した後は昼飯です。池上駅すぐ近くにある「希家」というラーメン屋に入り「えびとんこつらーめん」の大盛りを食べました。ライスはサービス。ここは本来は横浜家系のラーメン屋らしいのですが、現在はほぼ海老豚骨ラーメンがメインになっており、看板にもそれがデカデカと書かれています。最近横浜家系ラーメンはどこにでもあるので、それだけじゃ商売にならないのかな?あと池上駅独自の理由として、さっき時間外で閉まってた「鯛ラーメン」の店があったんだけど、そこに対抗する意味もあるのかも。えびとんこつらーめんの味は、博多の豚骨ラーメンに海老の味が混ざった感じでした。麺も細いストレート麺。
帰りは池上から東急線を乗り継いで武蔵小山まで帰ったんですが、乗り継ぎが逆方向2連発なのでやっぱり超面倒臭く、西馬込から戸越か五反田に出た方が楽だったかも。じゃなきゃ乗り継がずに戸越銀座まで行ってしまうか。
小山両社祭とは - 武蔵小山商店街パルム
http://www.musashikoyama-palm.com/event/ryojya/about/index.html
九品山 唯在念佛院 浄真寺
https://kuhombutsu.jp
大田区の銭湯 | 大田浴場連合会公式サイト | 久が原湯
http://ota1010.com/explore/久が原湯/
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
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