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鎌倉古道や布田道を辿り、多摩丘陵に谷戸の面影を訪ねる (1A)

小野路 関屋の切り通し( 関東)

パーティ: 1人 (すてぱん さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 行き:小田急線鶴川駅より鶴川団地バス停までバス
帰り;一本杉公園バス停からバスにて、小田急線鶴川駅へ

この登山記録の行程

鶴川団地バス停・・・東光寺・・・別所・・・関屋の切り通し・・・一本杉公園

コース

総距離
約9.5km
累積標高差
上り約564m
下り約514m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今年は色々事情があって、登山ももう半年近くできずにいる。で、鎌倉古道や谷戸の面影を辿って近所を散歩してみた。

コースは、NPO法人みどりのゆび発行の「まちだフットパスガイドマップ」を参考にした。鎌倉街道や布田道を辿り、谷戸の面影や、徳川家康の遺骨や、新選組の志士たちが行き交ったというかつての主要道を歩く。

今度の台風19号でも、水の集まる谷筋の被害が大きく、尾根道はさほどでもない。中世や近世の主要道は、尾根筋をたどることが多いように思うが、土木工事に費やせるエネルギーが限られていた当時、高台や尾根筋を選ぶのは合理的だったのだろう。丘陵の間の谷筋は今や立派な車道が走り、尾根筋の古道はすっかり脇道である。ここに表と裏の逆転を見るのだが、日本橋界隈を歩いていると、江戸期の表であったはず川に面した側(猪牙船で人や物が行き交っていたことを想像すればいい)がすっかり裏で、ここにも表裏の逆転がみられる。ウォーターフロントとやらで表裏の再逆転も生じ始めているが、技術や生活様式の変化で、これからも表裏の逆転は起きるのであろうな。

コース定数8.8 もちろん危険箇所はない 主観的グレードA

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フォトギャラリー:10枚

自宅近辺から南アルプスが見えていることを発見

太陽エネルギーを人に有用な形に変換するという意味では、植物の栽培も太陽光発電も同じだとは思うんだよね。21世紀の畑の姿と思えばいいのだろうけれど・・・どちらに安らぎを感じるかといえばね。

三社大権現と立派な名前なのだが、今や雑木林は粗大ゴミの不法投棄の場所に.

東光寺の手前に、尾根の上から富士山と丹沢の山並みを一望できるポイントがある。コース前半のハイライト。

東光寺の十一面観音

現在の鎌倉街道「別所」交差点からが、コース後半。車が行き交う街道から「布田道」に入ると、早速、谷戸の面影が広がる。

関屋の切り通し。ここは後の新撰組の近藤、土方、沖田らが通った道だという。

今や車も通れない尾根伝いの細い道が、中世から近世にかけての主要道だったことに驚く。この小さな道は御尊櫃御成道(ごそんひつおなりみち)といい、徳川家康の遺骨を運んだ道だという。

双体道祖神

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • すてぱんさん、お久しぶりです。

    何かとお忙しそうですが、秋晴れの週末にぴったりの、ゆったりした時間を感じるレコを久し振りに拝見して、ふっと息を抜かせて頂きました。 谷戸の畑の様子が堪りませんね。

    拝見するに、ご自宅近辺は高台で台風被害も少なかったご様子で一安心しました。
    治水がほぼ行き渡った現代でも、これほどの水害が起こるのですから、地形の発想が今と逆だったことは容易に想像できますね。

    ところで、ご近所から南アルプスが見えるとは、重大発見でしたね!
    山容が定かではありませんが、何岳なのでしょうかね?

  • ガバオさん、ご無沙汰しております!ガバオさんのお宅の方は、ご無事でしたか?

    北アルプスも含めて、何度か準備もしたのですが、その度に用事やら台風やらで、なかなか機会を捉えることができません。

    このコースも、どうやら道筋を外して魅力的な箇所を歩いていないようなので、機会を捉えて再度歩いてみたく思っております。あの畠山重忠も騎馬で往来したらしいと聞けば、何やら胸躍るではありませんか。

    山座同定がまだ不確かですが、どうやら農鳥岳などが見えているようです。

    ガバオさんのレコには、コメントも差し上げておらず、恐縮です

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