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横浜アルプス(横浜山手の山をひとまわり)

アメリカ山、フランス山、イギリス山、港が見える丘公園、横浜山手西洋館群、イタリア山、唐沢山、根岸森林公園、三渓園、本牧山頂公園、和田山、キリンビール発祥の地( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山→東急目黒線→日吉→東急東横線横浜市営地下鉄直通→元町中華街

復路:元町中華街→横線横浜市営地下鉄→横浜→ラーメン暖暮→横浜→東急東横線→武蔵小杉→東急目黒線→武蔵小山

この登山記録の行程

アメリカ山(元町中華街駅上)6:15→港が見える丘公園(フランス山・イギリス山)6:25~42→エリスマン館6:54→元町百段公園(浅間山)7:05→イタリア山庭園7:17→地蔵坂公園7:25→唐沢公園(唐沢山)7:37→中村八幡宮7:50→中村冒険パーク8:05→大芝台公園8:18~25→根岸森林公園8:29~48→十二曲り8:59→本牧市民公園9:14→三渓園9:20~10:10→八聖殿10:24→新本牧公園10:41→本牧山頂公園(和田山)10:47~11:05→山手みはらし公園11:21→本牧ゆあそび館11:38~12:38→キリンビール発祥の地12:41→港が見える丘公園12:47→山下公園12:59→中華街13:09→元町中華街駅13:24

合計(6時間9分。銭湯の1時間除く)

コース

総距離
約19.6km
累積標高差
上り約514m
下り約515m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

11月2日(土)は、東京23区の残務処理がまだ2~3回分残っていたのですが、天気が良さそうなので、新境地を求めて横浜に「横浜アルプス」を作りに行って来ました!

「横浜アルプス」とは、横浜山手の山を「港が見える丘公園」辺りからスタートして、裏の3つの大きな公園である「根岸森林公園」「三渓園」「本牧山頂公園」と、小さな見晴らしの良い公園群を適当に見繕って一周することです。

と、横浜市民の意見も聞かずに勝手に定義してしまいますが、アップダウンキツいところを合計15~20キロ歩くことになるので、市街地ですが裏山アルプスと呼ぶのに十分な体力的な強度があります。

しかも観光地なので、景色はやたらいいし、見処もこれでもかというぐらい沢山あるので、チャレンジして失望することもまずありません。

ただ道も地形も超複雑で、車が通れない狭くて曲がりくねった急な階段の道等が出てくるので、ある程度以上の地図読み能力が必要になります。そんな道なのでトレイルランもたぶん地元の人以外は難しいと思います。

まずは東横線で終点の元町中華街駅まで行きます。一番先頭車両側の出口から出て、異常に長いエスカレーターを上って行くと、なんと「アメリカ山」山頂に着いてしまった~!高速道路の向こうにベイブリッジが見えます。

ということでアメリカ山から6時15分スタートです。「横浜地方気象台」と「岩崎博物館」の横を抜け次は「港が見える丘公園」に向かいます。アメリカ山よりもっと良くベイブリッジが見えます。その景色の良い場所で地元の高齢者がラジオ体操をしていました。

ここには「フランス山」と「イギリス山」があるのですが、フランス山は先日の台風の影響で立入禁止になっていました。イギリス山は昔のイギリス領事館のあった場所で、ここも時間がもう少し遅ければ復元された建物に入れたみたいなんですが、外から覗けるだけ。周りの薔薇がきれいでした。

「外国人墓地」「山手資料館」「横浜山手聖公会」「山手234館」を横目で見ながら進み、「エリスマン館」と「ベーリックホール」の間の道を右折して、「元町公園」の横の坂を下ります。この辺りは歴史的建造物の西洋館以外の一般の家もお洒落な洋館風で、どれがどれだか良くわからない感じ。まあ横浜山手はある意味都心の高級住宅街以上の高級住宅街ですからね-。

そんでもって坂の多いこの辺でも名坂として名高い「百段坂」を登ります。坂の上には「横浜百段公園」という見晴らしの良い公園もあります。ここはその昔、「浅間山」とも呼ばれていたらしいです。

坂を登りきってまた元の道に戻ると「山手カトリック教会」があり、その少し先に「イタリア山」があります。ここは庭園になっていて、「ブラフ18番館」や「外交官の家」があります。

この辺りで山手の西洋館群は終わり、周りの一般の家もちょっと普通に近くなって来ます。南側の展望が良い「地蔵坂公園」に寄り道して、次は「唐沢山」に向かいます。ここは「唐沢公園」になっていて、どこかに46.5mの三角点があるはずなんですが、草刈り業者が作業していた関係で探すことは出来ず。

続いて一気に下まで降りて、「中村八幡宮」に行きます。この神社の裏は横浜の大源太山とも言うべき、尖った小山になっていて地図で見て登れるか気になっていたのですが、斜面がコンクリートで固められていて立入禁止になっており登れませんでした。でも戦前の「内務省時代の水準点」は問題なく発見。

中村八幡宮から少しの間丘の下の街を歩きます。有名な黄金町あたりと近い雰囲気で歩いている人も仕事に向かう作業着のおっさんばかりで、ちょっとの距離なのにこんなに変わるかねといった感じ。

再び坂を登ります。坂の途中に「中村冒険パーク」という船の錨とかスクリューとかが展示してある急斜面の公園がありました。

一旦尾根に上がり、反対側に下るとごく一般的な分譲住宅街に入り、車も今まで外車やレクサスばかりだったのが、普通の国産車が多くなって来ます。そして突き当たりの広大な墓地の横にあった「大芝台公園」で、地図を交換するついでに10分ほど休憩します。

墓地の向こう側に下り、再び登り返したところが「根岸森林公園」の「モーガン広場」です。すぐ脇が米軍の根岸住宅になっている広大な公園で、モーガン広場から降りるとトレイルランニングの練習が出来そうな芝生の斜面とそれを一周する遊歩道があるより広いエリアに出ます。小高くなって桜が植えてある場所が「桜山」と呼ばれているらしいです。

池の横を通って根岸森林公園を出ます。すると次の住宅街の中にまた「滝ノ上公園」という見晴らしの良い公園を発見。

その先を東に向かうと「加層台緑地」は断崖絶壁で通過出来ず、「十二曲り」という風情のあるジグザグの階段の坂を下まで下り、高速の下からコンビナートが見える道を三渓園目指して進みます。

三渓園は地図では崖の景観が素晴らしい「本牧市民公園」と1つの公園になっているんですが、実際は有料区間(700円)として区切られていて南北2つの入口からしか出入りは出来ません。今日は本牧市民公園から「本牧臨海公園」の八聖殿の方に抜けたいので南口から入って一回りしてまた南口から出る形をとります。

「三渓園」は生糸で財をなした横浜の実業家原三渓が造った日本庭園で、3つの沢(沢)を塞き止めて造った池を中心に様々な日本家屋が配置されており、広さは都内の浜離宮等の庭園を凌ぎます。山も築山ではない自然の山があるので、山頂にある展望台や三重塔からの見張らしは日本庭園の域を超えていて、遥か三浦半島まで一望出来ます。

ともかく広いので、特に休憩せずに一回りして南口に戻って来た時には1時間近くかかっていました。

「本牧臨海公園」は海が良く見える見晴台がある公園で、少し下の方に世界の8人の聖人を祀った「八聖殿」があります。これは三渓園で時間がかかり過ぎたので寄らず。昔の人は成金の実業家じゃないけれど、偉そうな人や物を手当たり次第持ってきて陳列するのがお好きですよね。中野の哲学堂なんかその典型。

八聖殿から住宅街の中を抜け、本牧山頂公園へ向かいます。ここは実際は八聖殿に行かずに三渓園北口から出た方が近いのですが、今日は縦走ってことでわざわざ大回りしました。

「本牧山頂公園」に入るには手前の「新本牧公園」を通り抜けて、左手の眺めの良い階段をジグザグ登って行きます。階段の上からは三渓園の森が良く見えます。本牧山頂は山頂公園というだけあって、山頂である「和田山(見張らし山)45.5m」が中央にそびえ立っています。周りは芝生の園地なので展望は360度です。

山頂から眺めの良い尾根道を東に進むと、最後の林の中の木製の遊歩道で行き止まりになるので、右手の階段を降りると、天徳寺の駐車場の脇に出ます。

出たら次は、朝行った港が見える丘公園との中間点に「山手みはらし公園」といういかにも見晴らしが良さそうな公園があるのでそこを目指し街中を抜けて行きます。

「山手みはらし公園」は海沿いの崖を公園に整備したもので、前の高層マンションが邪魔でたいして展望は良くなかったです。むしろその上の「ワシン坂公園」の方が見張らしは良かったです。

聖坂公園からあとは道なりに進むと5分で港が見える丘公園に着くのですが、西側に下った谷間に「本牧ゆあそび館」という12時からやっている銭湯があるので、今日はそこで汗を流して行きます。

横浜のこの周辺はここ以外にも泉湯とか恵びす湯とか都内並みに銭湯がたくさんあるので、時間とコースとの兼ね合いで臨機応変に選ぶと良いです。

で「本牧ゆあそび館」には11時38分到着。思ってたより早く着いてしまったので、本牧の商店街で先に昼飯を食って来ようかとも考えたんですが、そこまで時間もないので前で缶コーヒーを飲みながら待ちます。

本牧ゆあそび館は、料金は都内と同じ470円のごく普通の銭湯で、サウナと露天風呂が別フロアにあり別料金になっています。お湯は普通の沸かし湯ですが、あまり泡のつかない人工の炭酸泉があります。まあ横浜の中心部にほど近い場所なのであるだけマシ。

銭湯で汗を流した後は、「キリンビール発祥の地」
の石碑を見学した後、港が見える丘公園に戻ります。朝とは違い観光客でいっぱいでした。

港が見える丘公園から真っ直ぐ帰るには時間が早すぎるので、立派な歩道橋を渡って「山下公園」に氷川丸を見に行きます。氷川丸を見た後は、横浜と言ったらやっぱり「中華街」なので昼飯でも食べようかとそちらに向かったら、天気の良い連休の初日ということで観光客でごった返していて、まともに歩くこともままならない状況だったので、早々に退散。

元町は多少すいてたものの、飯屋はやっぱり行列になっていて、結局、横浜駅まで移動して、西口近くの「ラーメン暖暮」という家系ラーメンと博多ラーメンを足して2で割ったような屋台風のラーメン屋で、特製ラーメンという名のごく普通のラーメンを食べて帰りました。

横浜アルプスは気軽に食べられない飯屋が最大のネックかも知れません。本牧の銭湯の近くで済ませて来なかったことを深く反省!

ウォーキングガイドのダウンロードページ 横浜市中区
https://www.city.yokohama.lg.jp/naka/shokai/gaiyo/uokugaido/download.html

山手西洋館公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/

横浜 三溪園 - Yokohama Sankeien Garden -
https://www.sankeien.or.jp

横浜市 中区 ・ 西区周辺の日帰り温泉 ・ SPA ・ スーパー銭湯 ほか おもな銭湯
https://spa-tokyo.net/yokohama-n/

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