行程・コース
天候
快晴。昼前から雲がが出てきた
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
大峠の無料駐車場利用。甲州街道の真木交差点を北上。全面舗装路。小さなトイレあり。大峠から先、桑西方面は通行止め。
この登山記録の行程
大峠(07:20)・・・雁ヶ腹摺山(08:10)[休憩 40分]・・・白樺平(09:20)・・・姥子山(09:45)[休憩 30分]・・・白樺平(10:40)・・・雁ヶ腹摺山(11:30)[休憩 20分]・・・大峠(12:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
立冬を迎えたこの日、富士山の眺望を求めて、旧500円札の富士山撮影地・雁ヶ腹摺山を訪れた。天気に恵まれ、心ゆくまで富士山の展望を楽しんだ。
大峠から道標したがって登山道に入っていく。まだ色づいた木々はあるものの、紅葉はほぼ終わり、落ち葉の登山道を進む。御硯水と名付けられた水場から本格的な登りになるが、落葉の登山道は明るく、気持ちのいい登りが続く。途中展望が開けるところからは富士とともに、黒岳や大蔵高丸など小金沢連嶺の上に、雪を頂いた南アルプスも顔を出していた。
小さな鎖場を超えると開けたカヤトの原に飛び出す。雁ヶ腹摺山の山頂である。山頂には旧500円札の富士山の写真とともに、昭和17年11月3日午前7時15分に撮影したとの案内看板が設けられている。撮影日とほぼ同じ季節ではあるが、初冠雪が例年より遅れたために、お札の写真と比べると雪が少ない。これも地球温暖化の影響だろうか。平日の早朝とあって、山頂に着いたときは誰もいなかったが、休んでいた間にも、一人の登山者が登ってきた。
雁ヶ腹摺山は大月市が制定した富岳12景の第1番となっているが、もう一つの第1番は姥子山、雁ヶ腹摺山山頂直下の道標にしたがって姥子山を目指した。カサカサと落ち葉を踏んで下っていくが、途中登山道が落ち葉に覆われてわかりにくくなっているところがある。赤や黄色の目印テープがつけられているので見落とさないように注意してたどった。
金山鉱泉方面への分岐、白樺平を過ぎると林道を横切る。林道の先の鞍部がこのコースの一番低いところで、大峠よりも低く雁ヶ腹摺山から約400mの標高差がある。このコースは雁ヶ腹摺山を2度登ることになるので、人気がない所以かもしれない。
姥子山には西峰と東峰があるが、西峰は展望なし。東峰の山頂はあまり広くなく、南側が切れ落ちているが、絶好の展望台である。北東から西にかけて大きく開け、富士を正面に、奥多摩、丹沢、道志の山々が一望のもとである。展望だけなら雁ヶ腹摺山よりこちらが優れている。ゆっくり景色をひとり占めにしてから往路を戻った。
大峠に車道が通じるまでは、大月から雁ヶ腹摺山を目指すには白樺平を経由するこの道をとったのだろうが、今訪れる登山者はぐっと少ない。雁ヶ腹摺山から姥子山を往復する間、誰にも会わなかった。
帰路の雁ヶ腹摺山には7、8人のグループら休んでいたが、富士は雲の中だった。
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