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思い立ったから金時山

金時山( 関東)

パーティ: 1人 (クニョム さん )

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行程・コース

天候

快晴!

利用した登山口

乙女峠バス停  

登山口へのアクセス

バス
その他: 高速バスで新宿バスタから乙女峠バス停へ。
始発に乗って、8:50頃に乙女峠バス停に到着。

この登山記録の行程

乙女峠バス停(09:00)・・・乙女峠(09:30)[休憩 5分]・・・長尾山(10:00)・・・金時山(10:40)[休憩 50分]・・・分岐(11:55)・・・金時神社入口(12:45)

コース

総距離
約5.3km
累積標高差
上り約752m
下り約870m
コースタイム
標準2時間45
自己2時間50
倍率1.03

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

前回の大菩薩嶺からの富士山に味を占めてしまい、今回の金時山を選択した。最近は晴れの日も多くなりつつあり、この機会を見逃さないように、天気予報とにらめっこを続けていた。

新宿バスタから始発の高速バスに乗り、一路箱根へ向かう。始発に乗ったため、目的地の乙女峠バス停には予定より10分ほど遅れたものの、8:50頃には到着した。

バスからも、乙女峠バス停からも富士山の雄姿を見ることができ、自然と気持ちが高ぶってくる。

バス停の近くにあるふじみ茶屋の脇にある湧水を汲んで、登山準備完了。9:00に登山をスタートした。

最初は薄暗い樹林帯を登っていく。台風の影響もそれほど残っているようには見えず、問題なく登っていくことができた。ふじみ茶屋には登山客らしい人たちが数名いたが、誰とも会わないしすれ違わない。「ここには熊はいないよねぇ・・・」と少し心細くなってくる。やはり熊鈴は買うべきなのだろうか・・・。

そんなことを考えながら登ること30分。最初の分岐点、乙女峠に到着した。ここにはちょっとした展望台が設置されていて、富士山の雄姿を真正面に見ることができる。乙女峠という名前の由来が書かれた看板があったが、ちょっと悲しいお話だった。

ここから金時山までは50分のコースタイム。乙女峠の展望台から少し上がったところに休憩用のベンチが設置されていて、ここからは箱根方面を一望できる。

階段があったり、急な坂があったりしながら、少しずつ高度を上げていく。そして20分ほどで少し開けた場所に出る。長尾山頂だ。ここから金時山までは35分とのこと。展望が良いわけではないので、そのまま素通りする。

すると平坦な道が始まった。おや、これは歩きやすい、とずんずん歩いていくと、なんと下りが始まるではないか。せっかく登ったのにまた下るのか、と気持ちが少し萎える。こんなことではだめだと思いながら、下りが苦手な私にとってはやはり嫌だ。

それもなかなかの急な下りなのだ。せっかく登ったのに!と心の中で文句を言いながら下る。ふと、右側に目を移すと、遠くにこんもりとした山頂が見える。あれが金時山の山頂だ。しかし! ということは、まだがっつりとした登りが待っているということ。「まじか・・・」と思うが、登山道はまだまだ下っていく。それも足が短いとすこし大変なほどの下り・・・。

そんな下りもやっと終わり、登りがまたやってきた。今度はなかなかの急登だ。階段も段差が大きかったりすると、すぐに息があがってしまう。それでも、この乙女峠からの登山道は、左手に時折富士山の姿を確認できるので、それだけでも元気をもらえる。この時期なので、葉を落としてしまった木々が多く、見晴らしがよくなっていることもある。

いったん、また下りが出てくるが、少しずつ山頂に近づいているのはわかる。そして、途中で箱根方面を一望できる場所もあった。煙が上がっているところは大涌谷だろうか。

そうこうしているうちに、やっと金時山の象徴(?)の白くて細長い立て看板が見えてきた。10:45に登頂!

山頂にはまだ5人ほどの登山者しかおらず、写真も撮りやすかった。有名な金時娘茶屋に入ってみる。87歳という金時娘のおばあちゃんがいて、一人で切り盛りしているようだった。登山者名簿に名前を書いて、と言われたので開けてみると、日付の下にいろいろな数字が書かれている。これは、金時山に登った回数なのだそうだ。私は初めてなので「1」を記入する。しかし、驚くのは、数百だけでなく、千を超える数字もたくさん書かれていることだ。すごすぎだ・・・。

外に出て、富士山と箱根の町を一望する。真っ青な空に、雪を被った富士山。そして目を移せば箱根の芦ノ湖が見え、さらに奥には駿河湾も見える。そういえば、富士山の右側には、大菩薩嶺からも見た北岳や間ノ岳も見ることができた。

岩に座って早めの昼食をとる。すると、目の前を二匹を猫が歩いていく。猫好きの私としては見逃せない。ここの茶屋で飼われている猫たちなのだろうか。山と猫。好きなものだらけ。

おにぎりを食べていると、続々と登山者が上がってくる。あっという間にベンチが埋まってしまう。ほとんどは、私がこれから下る予定の金時神社や金時山登山口の方面から登ってくる。外国の方々の姿もちらほら見かける。「へぇ~」と思っている間にも、どんどん登ってくる。

40分ほどゆっくりした後、下ることにした。私が下るのは公時神社方面。こちらの登山道は階段が多く、登り一辺倒な登山道なので、これもまた登るのがつらそうな登山道だ。乙女峠からの登山道と比べたらどうなのだろう。

20分ほどで金時山登山口へ向かう道と、公時神社へ向かう道との分岐点に到着する。登ってくる人たちも多いので、すれ違うのに少し時間がかかるが、皆さん「こんにちは」と笑顔で言葉を交わすので気持ちがいい。

そういえば、こちらの登山道だと、山頂まで富士山の姿は見られない。山頂に登頂するまで、富士山が見えるかどうかわからない。

下りが下手な私は、どうしても時間がかかってしまうが、途中でリンドウが咲いていたり、紅葉を愛でたりと、ゆっくり下っていく。紅葉は大菩薩嶺同様、それほどの色付きではないが、逆光の光だと、それでもきれいに見える。

最後の方で林道を横切るが、林道を横切ると公時神社は近い。12:45頃、無事に公時神社に到着した。御朱印を頂き、職員の方からいろいろな話を聞かせていただいた。途中で見た金時宿り石。実は、この巨大な岩が割れたのは昭和6年なのだという。意外と最近のことなので驚いた。そして、割れる前の写真も見せていただいた。確かに巨大な岩で割れ目はない。物凄い音だったらしく、何かの祟りではないか、とも考えられたそうだ。他にも、金太郎伝説など、日本各地に残る話も聞かせていただき、とても興味深かった。

公時神社から金時神社入口のバス停までは数分の距離。途中に金時ゴルフ練習場などもある。

高速バスに乗って東京に戻ってくる。行きも帰りもバスは順調に走り、予定より早く新宿に到着した。手軽に行くことのできる金時山。今度は明神ヶ岳にも行ってみたい。ただ、数百回とか数千回とか登ることはないだろうが・・・。

今回も、素晴らしい景観を見ることができ、大満足の登山だった。

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フォトギャラリー:53枚

乙女峠バス停近くのふじみ茶屋。
湧水があるので、ここで水を調達できる。

ふじみ茶屋
箱根方面のバス停とは反対側にある

ふじ茶屋から、登山道入り口方面を見る

バス停を降りて、進行方向へ向かうと登山道入り口がある

道標があるのでわかりやすい。
車道から左折して林道へ入る。

丁寧な案内板もある

林道から右折して登山道へ

ここにも道標がある

こんな登山道が続く。
杉林となっていて、少し薄暗い。

乙女峠到着
小さな展望台があるが、登り忘れた・・・(-_-;)

乙女峠からの富士山

乙女峠の由来。
悲しい・・・

ここを左に曲がって金時山を目指す

道標のアップ

乙女峠のすぐ上に、休憩所としてのベンチがあった

明るい登山道を行く。

途中の長尾山頂

広めの山頂だが、展望はほとんどない。

歩きやすい平坦な道だ!と思ったのも束の間。すぐに急な下りが始まった。

下っている途中で見えた、金時山。
下っているのに、またあそこまで登るとは・・・

紅葉は今一つだが、青空には映える。

乙女峠からの登山道は。途中途中で富士山の姿を見ることができるのがいい。

箱根方面の展望も良くなってきた。

見えてきた金時山山頂

お決まりの写真

雲一つない最高の展望

金時山といえば鉞(まさかり)?

遠くには、南アルプスも見える。

下山開始。
下山は、公時神社を目指す。

ここもわかりやすい道標がある

登山道

うっすらと紅葉が確認できる山肌

下山は一辺倒の下り坂が続く。
階段も多い気が・・・。

明神ヶ岳へ向かう道と、公時神社へ向かう道との分岐点

わかりにくい道はなく、安心して歩いていける

また、杉が多くなってきた

途中にある道標

金時 宿り石。
この大きな岩、昭和6年に割れたらしい!
それまでは一つの大きな岩だったそうだ

逆光の紅葉はきれい

公時神社の奥の院への道。
今回はパス

途中で車道を横切る。
ここまでくると、公時神社はすぐそこ。

車道を横切って、もう一度登山道へ

公時神社に到着

公時神社の拝殿

後ろに見えるのは金時山?

金時神社入り口バス停近くのゴルフ練習場

富士山の見納め。
帰りのバスから

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証
医療品 非常食 行動食

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登った山

金時山

金時山

1,212m

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