• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

明神ヶ岳から金時山

明神ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (クニョム さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

雲が多いながらも晴れ。

利用した登山口

乙女峠バス停  

登山口へのアクセス

バス
その他: 6:25小田原駅発のバスに乗って、6:55に宮城野営業所バス停に到着。
片道800円。台風19号の影響で、宮城野営業所が終点となっていた。

この登山記録の行程

宮城野支所前(07:05)・・・明神ヶ岳・明星ヶ岳・宮城野分岐(08:26)・・・柴刈り路分岐(08:56)・・・明神ヶ岳(09:10)[休憩 15分]・・・金時山・明神ヶ岳・宮城野分岐(09:50)・・・火打石山(10:18)・・・矢倉沢峠(11:22)・・・分岐(11:48)・・・金時山(12:14)[休憩 40分]・・・長尾山(13:31)[休憩 3分]・・・乙女峠(13:52)[休憩 5分]・・・乙女峠バス停(14:25)

コース

総距離
約13.1km
累積標高差
上り約1,814m
下り約1,470m
コースタイム
標準6時間10
自己6時間17
倍率1.02

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回、プチ縦走を試みた。明神ヶ岳から金時山。少し悩んだが、小田原駅まで新幹線を利用することにする。新幹線を利用しなければ、7:40に宮城野営業所バス停に到着し、利用すれば6:55に到着する。コースタイムは6時間半ほどだし、暗くなるのも早くなっている。少し奮発することになったが、結果的には良かったと思う。

新横浜を6:00に出発する始発の新幹線に乗り、6:15には小田原駅に到着。6:25発のバスに乗って、6:55に宮城野営業所バス停に到着した。バス停には男女兼用のトイレがあり、利用させてもらう。入り口には利用時間は7:00~と書いてあったのだが、6:55に到着したときにはすでに鍵は空いていて、利用できるようになっていた。

最初はアスファルトの車道を歩くのだが、歩き始めて15分ほどで登山道に入る。ところが、この登山道は民家の脇をずっと歩いていく形になるので、なんとなく落ち着かない。さらに、この登山道が非常に荒れていて歩きにくかった。

台風19号の爪痕なのか、それに加えての前日の豪雨の影響なのか、大きくえぐれている箇所がたくさんあった。さらに、落ち葉もいたるところに溜まっている形になっていて、気を付けないと足を取られそうになる。一番歩きにくかったのは、実はこの民家の脇を登る登山道だったかもしれない。

詳しいことは写真の方に載せるとして、明神ヶ岳からの眺望は素晴らしかった。富士山は残念ながら雲に隠れているところが多くあり、ときどき顔を見せてくれるも、全容を見せてくれることはなかったが、十分に満喫できた。頂上は広場になっていて、ベンチもある。さらに誰もいなかったので、まさに独り占めの状態だった。

ちなみに、明神ヶ岳までは誰とも会うことがなく、熊鈴をチリンチリンとうるさいほど慣らしてしまった。明神ヶ岳を過ぎてやっと二人とすれ違い、矢倉沢分岐の近くでさらに二人とすれ違ったくらいだった。

また、尾根道にはたくさんの動物の足跡があって、最初は「熊だったら・・・」と少々ビビったのだが、どうやら鹿の足跡だったようだ。

公時神社と金時山への分岐点から金時山の頂上までの急登が一番つらかった。すでに4時間近く歩いてきた足に、この急登はつらい。それでも、以前に比べると「ゆっくりでも一歩一歩進めば登頂する」と考えられるようになったので、「もう嫌だ」とは思わなくなった。

金時山の頂上はさすがにそれなりの人はいたが、平日だったし紅葉の季節も終わっていることもあり、混んでいる感じはなかった。金時娘茶屋もこの日は休業していた。

そういえば、この金時山山頂のトイレを初めて利用したのだが、とてもきれいでびっくりした。100円の利用料が課されるが、山頂のトイレなのだから、ここは快く払いたいと思う。特に、いろいろな山小屋のトイレ事情の記事を読むたびに、きちんと払うべきという思いが強くなっている。

金時山から見る富士山も隠れ気味だったが、全く見えなかったわけではないので良しとする。箱根方面には意外と真っ黒な雲が漂っていて、途中から雲が吹き上げてくる場面もあった。

下りは、前回の登りで利用した乙女峠経由ということもあり、気持ちは随分と楽だった。この後に登り返しがあるはずとか、この後に鎖場があったはず、と考えられたからだ。

長尾山頂から乙女峠を経由してバス停まで歩いているときに気づいたのだが、まだ時間は14時前だというのに日差しが夕方の色になっていた。影も思っているよりも長い。やはりこの季節、暗くなるのが早いのだろう。この時間ですでに夕方の日差しになっているとは、ちょっとした驚きだった。

無事に乙女峠バス停まで戻ってきたときには、達成感が大きかった。自分なりによく頑張ったと思う。こうやって、少しずつ登山に慣れていきたいと思わせてくれたプチ縦走だった。

続きを読む

フォトギャラリー:83枚

宮城野営業所バス停
この写真の右側にはセブンイレブンがあった。

バス停から右方向を向いたところ。
見える横断歩道を渡って直進し、郵便局を左に見て進んでいく。

少し進むとY字路になるので、道標の通りに右へ進む。

途中途中に道標があるので間違うことはないだろう。

ここにも道標

ここにも道標

少し目線を変えてみると、こんな感じ。

途中で、車道ではなく、近道を教えてくれる道標がある。その通りに行けば、車道をショートカットできる。

朝日に照らされた山がまぶしい

この道標には騙された。またショートカットかと思い、細い道を行ったら行き止まり。戻ることになってしまった。車道に戻って、そのまま進むと、次の写真の登山道入り口が見えてくる。

登山道入り口。
登山道とはいっても、民家の脇を延々と登っていくので、なんとなく落ち着かない。最初、熊鈴をつけたのだが、あまりにも民家と近いので熊鈴は外すことにした。あまり、人は居そうにはなかったが。

この写真はまだ良いほう。
えぐれている部分あり、落ち葉がこんもり溜まっている場所あり、水たまりができている場所あり、と今回の登山道の中で一番歩きにくい道だった。

左には石垣があるところも

道標はしっかりしているので、問題はない。

ここにも道標。
民家を過ぎて、少しずつ歩きやすくなってきた。

落ち葉はどこもすごい量だった。

途中の砂防ダム

少しだけ残っていた紅葉と砂防ダム。

向かうは明神ヶ岳!

いたるところにできていた、落ち葉の流れ溜まり(?)

ここにも少し紅葉が!

最初の分岐点。
今回は明神ヶ岳へ向かう。明星ヶ岳へ向かうときは、ここを右へ向かうようだ。

左を目を移すと、こんな感じ。

尾根道に出ると、多くの場所でこの竹藪の中を歩くことになる。

箱根の町が眼下に見える。右奥の煙は大涌谷だろうか。

またまた竹藪の中。
ところどころ、多くの人が歩いたせいか、深い溝になっていて、その脇に新しく歩かれ始めた道がある。
まさに竹のトンネル。

柴刈り路の分岐点。
二宮金次郎という道標が気になる・・・

歩きやすい尾根道も続く

いたるところで見かけた動物の足跡。
きっと鹿だろうとは思うが、気になる。人の足跡はまったく見ることなし。人影もまったくなし。

最乗寺から登ってくるとここに出るようだ。
最乗寺方面への登山道との分岐点。

富士山が見えてきたが、意外と雲に覆われていてびっくり。晴れの天気予報だったから今日にしたのに・・・。
手前の丸みを帯びた山が金時山。
あそこまで登るのか・・・!

箱根町方面。
やはり雲が目立つが、その雲も何となくいい感じ。

小田原方面に目を移すと、不思議な雲が目に飛び込んできた。
雲は雲でいい感じ。

小田原方面の海も見える。
相模湾?

広々とした頂上で、ベンチもある。
ただ、誰もいないので、まさに独り占め。
風が若干冷たくて、途中で脱いだフリースをもう一度着こむ。

雲に隠れ気味の富士山だが、それもまた悪くない。
右奥には南アルプスの山並みも見える。
南アルプスも前回より雪の量が多くなっている気がする。

明神ヶ岳の頂上で、軽くおにぎりをほおばり、少しゆっくりした後、いよいよ金時山へ向かう。

雲は流れているようにも見えるが、なかなか富士山の姿を見せてくれない。

気持ちの良い尾根道が続く。
しかし、富士山の姿が雲に覆われてしまった・・・。

こちらは駿河湾の方面か?
太陽の光を浴びて、まぶしいくらいに光っていた。

金時山への登山道は、いろいろ変わる。
歩きやすいところもあれば、ちょっと岩がゴロゴロしているところもある。
変化があって楽しいと言えば楽しいのかもしれない。

しかし、こんな道は大変だ。
水切りの板なのか、階段だった場所が雨などで土が流れ出してしまった跡なのか???

途中の道標。
葉が落ちてしまっているので、明るい登山道だった。

こんな広い場所もある。

火打石岳に到着。
ここで、今回初めて人とすれ違った。
トレランのおじさんだった。

道標がたくさんあるので、とても安心。

新緑の時もきれいなのだろう。
新緑の時期にも来てみたい。

金時山へはまだまだ。

またまた出てきた竹のトンネル

竹のトンネルが続いていくのがわかる。
この辺りで、二人目とすれ違う。
本当に人がいない!

煙がもくもく出ているのは大涌谷?

もうすぐ、あの道を歩くことになる。

まだまだ続く

金時山の姿が見えてきた。
富士山は、金時山の背後に隠れてしまう。

矢倉沢まであと少し(20分)

ずいぶん登ってきたのだなあ、としみじみ。

先ほどより、金時山が少し近づいている感じがする。

いったん、左に折れる。

少し行くと・・・

右に折れる道標が。
まっすぐ行くと、仙石原へ向かうらしい。

矢倉沢分岐にある茶屋。
ずいぶん前に廃業しているようなので、誰もいない建物は、ちょっと怖い。

矢倉沢分岐を過ぎてから、やっと少し人の影が増えてきた感じだろうか。

懐かしい分岐点。
前回、この分岐を右に折れて、公時神社へ下った。
今回は左側の登山道から登ってきたことになる。

分岐近くの碑

やっと金時山に到着!!!
長かった!
公時神社へ向かう道との分岐点から、頂上までが急登できつかったが、やっと登頂!!

富士山は、と言えば、あまり変わらない。
相変わらず雲がメイン。

ただ、その雲もなかなかいい感じの形で悪くない。

40分ほど休憩し、おにぎりやお菓子を食べた後、下山することに。
少し下ってから振り返ったところ。
茶屋が見える。

箱根の辺りは、ずいぶんと黒い雲に覆われてきた。
下から雲が吹きあがってくるときもあり、頂上では冷たい風が吹いていた。

よくよく見ると、歩いてきた竹の間の道が見える。
ずっと歩いてきたのだなあ、としみじみ。

木々の合間から見える、雲に覆われた富士山。

途中にあるくさり場。
ただ、難しい訳ではない。

懐かしい(?)長尾山頂。
何も眺望はないが、もうすぐ乙女峠という場所。
ただ、10分ではきついと思う(汗)

乙女峠到着!

相変わらず富士山は雲の影に隠れているが、十分十分。

それでは、ここから乙女峠バス停を目指して、さらに下る。

乙女峠と乙女峠バス停との中間地点らしい。

ここも道標があるので安心。

登山道入り口まで戻ってきた。
バス停まではあと少し。

車道から、登山道へ続く林道入口まで戻ってきた。

乙女峠バス停からの富士山。
この時が一番姿が見えていた気がする。
無事に下山し、ほっとしたのと同時に、とても大きな達成感に満ちていた。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • クニョムさんこんにちは。私もよく行くコースですが、台風の後どうなっているか心配でしたが、クニョムさんの山行記録で何とか通れるようなので安心しました。先日は金時山トレーニングでお茶を濁したので、また明星明神・金時山ミニ縦走に出かけたいと思います。ありがとうございました。

  • a m さん、こんにちは。
    初めてのミニ縦走でしたが、とても楽しめました。新緑の季節に、また再チャレンジしてみたいと思います。
    コメント、ありがとうございます。

登った山

金時山

金時山

1,212m

明神ヶ岳

明神ヶ岳

1,169m

よく似たコース

金時山 静岡県 神奈川県

見晴パーキングから金時山へ 往復日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
1時間40分
難易度
コース定数
8
金時山 静岡県 神奈川県

金時神社入口から金時山・矢倉沢峠へ 周回日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
2時間50分
難易度
コース定数
13
金時山 静岡県 神奈川県

金時神社入口から金時山・乙女峠へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
2時間55分
難易度
コース定数
16
登山計画を立てる