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宮城オルレ 気仙沼・唐桑コース(紺碧の海に連なる奇岩)2019

宮城オルレ 気仙沼・唐桑コース( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 唐桑半島ビジターセンターには30台程度駐車できます。半造レストハウス前には20台程度駐車できます。バスは11時台、13時台、14時台に1本ずつ運行されています。巨釜半造のバス停からビジターセンターまでは20分ほどで着くと思います。

この登山記録の行程

唐桑半島ビジターセンター(9:04)・・・御前神社(9:08)・・・神の倉の津波石(10:29)・・・椿のトンネル(10:48)・・・唐桑御殿の家並み(11:03)・・・Aコース・Bコース分岐点(11:10)・・・半造レストハウス駐車場(11:57)・・・唐桑半島ビジターセンター(13:14)

コース

総距離
約14.8km
累積標高差
上り約779m
下り約779m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 12月14日(土曜日)、宮城県内にある3つのオルレの一つ、気仙沼・唐桑コースを歩いた。この日は天気も良く、気温も上がって、絶好のハイキング日和となった。

 このコースの見所は、
1 紺碧の海
2 奇岩
3 唐桑御殿
の3つに集約できるだろうか。

 もう少し詳しく説明すると、順路コースの前半は、目の前に太平洋が大きく広がり、絶景を見ながら歩いていく。
 道の右手には御崎岬のミルフィーユのような岩盤など、奇岩が次々に現れる。
 唐桑御殿は独特の瓦屋根が特徴の日本家屋である。宮大工の流れを組む職人が作ったと聞いた。遠洋漁業が盛んな頃、航海から帰ってきた漁師は、稼いだ金で御殿のような家を競って建てたという。今はもう、このような家は建たないだろう。何軒か固まって建てられている地区もあり、これは文化遺産だと思う。

 朝の5時半に家を出て、三陸道を北上した。鳴瀬インターから先は料金がかからず、その上7割ほどが二車線に整備されていて快調に走れる。唐桑まではおよそ2時間半。思ったよりも時間はかからなかった。

 観光地の巨釜半造に車を止め、20分ほど歩いてバスに乗り、唐桑半島ビジターセンターで降りて、そこから歩き出す予定でいたが、何と、バスは2時間に1本程度しか出ていない。時間が合わないため、巨釜の折石を見てから車で唐桑半島ビジターセンターに向かった。

 唐桑半島ビジターセンターでパンフレットと案内図をいただき、9時4分に出発した。
 センター裏の林に入り、すぐに舗装道路に突き当たる。ここは左に進んで御崎神社に向かうのが正解なのだが、舗装道路を横切って遊歩道のような道に迷い込んでしまった。コースの道順を示すカンセ(馬の形をしている道標。青が順路、赤が逆路)を後で確かめると、ちゃんと左を指していた。

 御崎神社に寄って、荘厳な境内の雰囲気を堪能してからルートに戻った。バス停をまっすぐ突っ切って、竹やぶを刈り払った道に入る。灯台が見え、それを過ぎると、御崎岬に出た。これは「おさき・みさき」と読むようである。

 ここからは、右手に太平洋の青い大海原を見ながら歩く、素敵なルートである。松の木は、松食い虫の影響による立ち枯れが目立ち、少し残念である。根元には若木が育っているものの、大木に成長するには4、50年かかるだろうか。
 今日は天気が良く海が青い。風もなく、気温も10度を超えていて、トレッキング日和である。なのに、すれ違う人は一人もいない。

 岬を一周して御崎神社の下手に戻り、そこから進んで唐桑半島ビジターセンターの脇を通り、生活道に入る。雑木林の中に民家が点在している。椿の緑が目立つ道を歩いていくと東屋が現れ、その先にはマザーツリーがあった。タブノキだろうか。やがて明るい雑木林が笹の暗い道に変わり、どんどん下っていくと、その先の狭い湾に「津波石」が鎮座していた。東日本大震災の時に海底から運ばれた大石で、大きいものは直径6m、重さは推定で150トンだという。

 湾から急斜面を登ると、また生活道に戻る。神社を過ぎると、唐桑御殿が点在する集落に出た。椿の道を潜り、対岸に中井小学校を見て下ると、そこがAB地点の分岐点でである。Aコースに進み、小学校の裏手を通って海岸に出会う。ここは滝浜漁港のようだ。

 漁港から丘に登り、しばらく歩いて下ると、笹浜漁港に着く。目の前の岬の上にはゴール地点の半造レストハウス周辺が見える。海岸を歩き、杉林の中を進んで、目の前が開けると、そこが半造レストハウス駐車場だった。

 ここからバス停まで10分ほど歩く。バス停に着いたところ、次のバスは50分後に来ることが分かった。待っていても手持ち無沙汰なので、唐桑半島ビジターセンターまで歩くことにする。周回コースではないのに、無理やり周回することになった。おかげで歩行距離は、本来のコースの倍近くになった。

 13時14分に唐桑半島ビジターセンターに到着。完歩者には記念バッジを配っており、渋い緑のものを選んだ。

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