行程・コース
天候
晴れだが強風
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自宅0400⇒名神⇒中央道⇒長野道⇒高峰高原ホテルP
この登山記録の行程
車坂峠(09:00)・・・車坂山(09:10)[休憩 8分]・・・赤ゾレの頭(10:06)[休憩 15分]・・・トーミの頭(10:23)[休憩 14分]・・・黒斑山(10:48)[休憩 65分]・・・トーミの頭(12:02)[休憩 11分]・・・車坂峠(13:08)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
12月14・15日の土日に嫁さんと二人で浅間山の外輪山である黒斑山に登って、下山後に人気の「ランプの宿 高峰温泉」に宿泊してきた。
いよいよ令和元年も残り半月となり、今年最後(?)にどこに登ろうか? という話をしていたら、嫁んさんがランプの宿に泊まってみたいと言い出し、空きを確認したらたまたま1組のキャンセルがあり予約が出来た
ランプの宿に泊まるとなると、山はもちろん百名山 浅間山となる。
浅間山は長野と群馬に跨る2568mのバリバリの活火山であり本峰(火口)は立ち入り禁止で、第二外輪山の前掛山が山頂とされているが、今年8月にも小規模噴火があり噴火警戒レベルが3に上がったがその場合は入山規制となり、レベル2の場合は第一外輪山の黒斑山までしか進めない。
11月にレベル1に引き下げられたので現在では幸い前掛山に登れる状況にある・・・・が、嫁さんは時間もかかるし黒斑山でいいと頑なに言い張り、押し切られた格好となった(いづれ東日本登山部で前掛山を目指すつもりである!!)。
土曜日の朝4時過ぎに自宅を出発し、中央道~長野道を経て8時半に高峰高原ホテルPに到着。
準備をして9時に車坂峠の登山口からスタート。
少し風はあるが今日も天候に恵まれた・・・とこの時点では思っていた。
良く整備された登りやすい登山道を進んでいく。
所々 雪があるもののアイゼンが必要なほどではない。
先ずは車坂山を越えて一旦下って登り返す。
車坂山からは富士山が綺麗に見えていた。
しばらく登ると木段が崩れていて、まるでハードルを越えていくように、足を高くあげながら一本ずつクリアしていく必要があり、地味にキツイ・・・。
登山口から1時間ほどでようやく浅間山(本当は前掛山だが、このブログでは便宜上 浅間山とする)の姿を捉えることができる。
ちょうどこのあたりに避難小屋がある。
内部は非常に綺麗であり、雨の日の休憩ポイントにもなりそうだ。
ここから5分ほど進むと槍ヶ鞘に着き、浅間山の全貌が姿を表す。
左手の岩場はこれから目指すトーミの頭である。
しかし、なんとも美しい山容であり、凛と佇み活火山らしく噴煙をあげている様は、見ていて圧巻だ。
しばし絶景を堪能し、トーミの頭を目指す。
ここからは少しザレた岩場を登っていくが、あまり危険度はない。
10分ほどでトーミの頭に着くが、この日は猛烈な突風が吹いており、写真では全くわからないが、凍えるほどに体感温度が低く、体が持っていかれそうなぐらいの強風である。
更には手袋はしているものの指先の感覚が無くなっていく・・・・改めて風の怖さが身に染みた!!
トーミの頭から更に10分ほどで黒斑山山頂に着く。
なぜかここは風が弱くて日差しが温かく、カップ麺とコーヒーを楽しむことができた。
西側の眺望はないが、堂々と佇む浅間山を見ながらのランチは格別である。
1時間ほどまったりして下山開始。
表コースから登ってきたので、帰りはトーミの頭から中コースで下る。
トーミの頭は相変わらずの強風である。
表コースに比べると中コースは比較的緩やかだが、ほぼ眺望のない樹林帯の中を進む。
1時間ちょっとで登山口へ戻れる。
下山後、高峰温泉へ電話をするとスキー場の駐車場まで迎えに来てくれる。
積雪時には雪上車での送迎らしいが、今回はワゴン車での移動である。
人気のある山小屋や宿はみんなそうだが、この高峰温泉のおもてなしも素晴らしい。
まずは従業員の方々が気さくで親切だ。
最新の設備ではないかもしれないが、掃除がいきわたっていて居心地が良い。
ランプの宿らしい吹き抜けも味がある。
早々に野天風呂に向かう。
幸い誰もおらず一人で標高2000mの雲上の野天風呂を満喫した。
さすがに少し寒かったが・・・。
もちろん洗い場などは無いので、内湯に移動する。
内湯も貸し切り状態で、時間が早かったからなのだが、良いお湯を満喫させてもらった。
時間はまだ2時半なので、湯上がりにビールを飲んでしばし昼寝zzz。
夕方目覚めると外は雪・・・寒いハズだ!
6時からお待ちかねのディナー。
メインは・・・どれかわからないほど、内容の充実した豪華なご飯だ。
ペロリと頂きました。
ごちそうさまでした!!
食後は7時半から星空観賞会。
雪が降っていたので開催が危ぶまれたが、無事にスタート。
冬の星座の説明を聞きながら、3台の天体望遠鏡で観察。
寒かったが参加者みなさん 童心にかえって楽しんだ。
その後夜食で自作の五平餅を頂いた。
なんかあっという間に一日が終わった。
翌日は少々曇り空だったが雪の心配は無さそうだ。
朝からは野鳥観察会。
餌場にホシガラスやカケス、コガラといった山ではお馴染みの野鳥観察。
ご飯を頂いて、名残惜しいが帰宅の途についた。
朝実は翌月曜日の朝から急遽 東京での会議が入り、この日は自宅に帰らずに東京宅に車で向かい、月曜の夜に自宅に帰ることにして東京宅へ向かった・・・・。
今回はすこぶる快晴ではあったが、風による怖さを体感させられる極寒の山行であった。
一方では冷えた体を標高2000mの雲上の野天風呂で温めるという、人生最高の温泉体験ができた。
貴重な体験ができる、居心地の良い温泉宿でリピーターが多いのも頷ける。
絶景と貴重な体験が出来た2日間であった。
※翌月曜の夜移動で深夜1時過ぎに無事帰宅しました。