• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

駅からトコトコ、秘蔵の周回コースで御前山

シダクラ尾根、惣岳山、御前山( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)JRホリデー快速おくたま1号にて奥多摩駅。駅から徒歩
復)徒歩にて奥多摩駅、、ホリデー快速おくたま4号(16:18発)

この登山記録の行程

奥多摩駅出発(8:35)-(奥氷川神社参拝)-奥多摩病院(8:54)-(山祇神社参拝)-井戸入林道(9:12)-栃寄林道合流(9:40)-栃寄森の家(10:05)-惣岳神社(10:13)-小ピークにて休憩(10:29/10:35)-アセビの広場(11:33)-惣岳山(11:55/12:05)-御前山(12:19)-クロノ尾山(12:45)-鞘口山(13:00)-大ダワ(13:18)-鋸山林道合流(13:41)-井戸入林道分岐(14:10)-R411合流(14:30)-三河屋旅館/麻葉の湯(14:38)

コース

総距離
約17.3km
累積標高差
上り約1,574m
下り約1,574m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

奥多摩駅からマイナーな林道とバリエーション尾根を伝って御前山を周回して来ました。富士山こそは見損ないましたが、静かな尾根と麻葉の湯を独り占めにして、忙しい日々のストレスを久し振りに発散できました。

≫押し寄せる日々の業務の憂さ晴らしに、静かでいて少しキツ目のルートを歩こうとお久し振りの奥多摩駅に降り立ちました。 駅舍の前に日原行きのバス行列が無いのを見て、台風被害の影響が未だ続いていることに気付かされます。

仮設トイレで用事を済ませ、丹波行きのバスをのんびり見送ってから青梅街道をトコトコ歩いて西に向かいます。 朝の体操中の消防署員の皆さんに元気な声で挨拶を返されれば、今日も良き山行の予感がします。

公共交通機関を利用する日帰り低山派にとって、駅から周回出来る山は貴重な存在で、奥多摩駅からであれば鉄板の本仁田山や六つ石山だけでなく、ちょっと頑張れば御前山も周回範囲内です。 例えば、むかし道を歩いて境橋から栃寄コースを周回するのが標準パターンですが、今回歩くのはマイナーな井戸入林道とシダクラ尾根を繋いで、最後は大ダワから鋸山林道を下る秘蔵の周回コースです。

九竜山の中腹を通る井戸入林道は、晴れていれば本仁田山や六つ石山の展望を間近に楽しむことができる秘密の抜け道で、境橋から舗装された車道を登って来るよりも遥かに趣きがあります。 栃寄森の家の裏手に延びるシダクラ尾根は、短いながらも途中3回、脹脛が悲鳴を上げる急登があって侮れません。 

尾根を登り詰めると惣岳山で、大ブナ尾根の一般道に合流すると御前山は指呼の間です。2年振りの御前山には例の規格品の様な山頂標が建ち、ぐらぐらだったベンチもすっかり新調されていました。

御前山から大ダワまでは一般道を歩きます。体力が余っていれば鋸尾根を下ろうかとも思いましたが早々に諦め、沢沿いの道から鋸山林道にショートカットして青梅街道に戻ると、麻葉の湯にドボーン。

最後は飛び込みで入った柳小路の「きみちゃん」で手作りこんにゃくと辛子味噌をつまみに澤乃井の熱燗を頂いて、ちょっとハードだった年の瀬の周回山行も無事に締まりました~。

本日の総歩数34,422歩、歩行距離23.9km、消費カロリー1,357kcal、脂肪燃焼量96g也。

続きを読む

フォトギャラリー:71枚

台風被害の大きかった奥多摩町。駅のトイレも復旧中で、仮設トイレが設置されていました。

先ずは、奥氷川神社に入山のご挨拶して、青梅街道をトコトコ。

街道沿いのお宅の石垣から生えている造り物の様な花(?)、未だに正体が分かりません。

多摩川の水量は普通に戻っていました。

朝の体操中の消防署員の皆さんに挨拶しながら、

鋸山林道の入口。奥に見えるのは九重山(九竜山)です。

奥多摩病院が見えて来ました。これからその裏手の尾根に取付きます。

集落を見下ろす山祇神社に入山のご挨拶。この脇から尾根に入って行きます。

ひと登りすると、尾根の中腹を走る井戸入林道に合流します。

林道の路肩に掛けられた鉄梯子は、九竜山、江戸小屋尾根の取付きです。

雲に隠れているのは六つ石山です。

ダートの林道を西に進みます。

途中、土砂が流れ出た箇所がありましたが、歩行に支障はありません。

山びこ尾根の交差地点の道祖神。

石段から山びこ尾根を少し登ると、小さな祠とオオカミ像がありますが、今回はパス。

周辺の岩場は、ロッククライミングのゲレンデになっているようです。

道の曲線が良い味を出していて、お気に入りの林道です。

向いの山の驚くほど高い場所に、ポツリポツリと民家が見えます。恐らく無人となっているのでしょう。

井戸入林道は、マスの養魚池の所で、境橋から登って来る栃寄林道に合流します。

栃寄大滝コースは、木橋崩落の危険ありとの理由で、通行止めとなっています。

蛇行しながら栃寄林道を登って行きます。

左手前が九竜山、その奥に江戸小屋山が続きますが、生憎のガスで稜線は見えません。

栃寄森の家。その奥に見えるのが、これから登るシダクラ尾根です。

森の家を回り込んだ先の石段から尾根に入って行きます。

少し進むと鳥居があります。

鳥居の先の惣岳神社に念入りに入山のご挨拶。

神社の裏から薄い踏み跡を辿って尾根に取付きます。

二年前に歩いた時とと同じ、尾根の途中の最初の小ピークで一本入れます。

ここから、何度かの急登が現れます。

振り返って一枚。

緩急のはっきりした尾根です。

2年前も同じ写真を取った様な、、、。

露岩混じりの急登。

尾根の西側は切れ落ちています。

3度目の急登。

ガスに浮かぶ冬枯れの木立が幻想的です。

気が付けば、都民の森の一般道に合流。

ベンチが置かれたアセビの広場。

2年前にも写真を取った迷彩服の木。リョウブという木であることを最近知りました。

惣岳山のピークが近付いて来ました。

奥多摩湖からの大ブナ尾根に合流。登って来た方向は道標に「山道」と記されています。

惣岳山で一休み。大ブナ尾根から人が次から次へと登ってきます。

惣岳山から御前山へは、ほんのひと歩きです。

ハイカーさんで賑わう御前山に到着。

2年振りの御前山。山頂標もベンチも新調されています。

山頂の北側が伐採され、展望が効くようになっていましたが、生憎のガスで何も見えません。

そのまま大ダワ方向に下山します。歩き辛い木の階段は相変わらずです。

クロノ尾山。ここから東に中尾根を伝って神戸集落に下ることも出来ます。

鞘口山は、江戸小屋尾根の合流点です。

江戸小屋尾根の踏み跡。踏み込む体力は残っていません。

本線ルートを辿って大ダワに向かいます。

鋸山林道が通る大ダワ。トイレもあります。

大ダワの少し手前の道標から谷に下ります。

大きな九十九折れに、急勾配を下って行きます。

氷川駅→と書かれた古い看板。後で調べてみると、駅名が奥多摩になったのは1971年だそうです。

鋸山林道に合流しました。

谷を挟んだ東の尾根に蛇行する鋸山林道のガードレールが見えます。大ショートカットです。

台風の影響でしょう。谷間の山腹が崩落し、杉の大木が斜面に引掛っています。

長い林道歩きですが、これもまた低山歩きの楽しみの一つです。

鋸尾根。

朝歩いた、井戸入林道の反対側の出口です。ショートカットするつもりでしたが、通行止めとなっていました。
どうやら、台風災害で出た土砂(崩土)の仮置き場になっているようです。

見れば、林道に延々と土砂が盛られていて、林道にはこんな使い方も有るのかと感心してしまいます。

素直に鋸山林道を歩いて青梅街道に戻って来ました。

今日もお世話にならずに済みました。

今日のお風呂は三河屋旅館の麻葉の湯です。

思惑通り、窓越しの愛宕山とお風呂を完全に独り占め出来ました~。

2019年も後僅か。目を大事にカバーされた新しいだるまがスタンバイしていました。

最後のお目当ては、駅前の天益の餃子でしたが、残念ながら満員で入れませんでした(涙)。

代わりに飛び込んだのがこちら♪。

柳小路のきみちゃん。御年配の常連さん達との楽しいひと時を過ごしました。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
トレランシューズ バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 健康保険証
ホイッスル 医療品 ロールペーパー 行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • ガバオさん、こんにちは

    ガバオさんらしい、渋くて味わい深いコースどり。ガスもまた一興かと思いました。

    今年は自宅のリフォームなど所用でなかなか山にも行けず、転居も越年となってしまいました。オフ会の企画もできませんでしたが、来たる年こそはと考えております。

    今年もたくさんの含蓄あふれるレコ、楽しく拝見させていただきました。
    どうぞ、良い年をお迎えください。

    すてぱん拝

  • ガバオさん、こんばんは!

    遅コメになってしまい、申し訳ありません。

     お気に入りの御前山を秘蔵のコースで、さらには「押し寄せる日々の業務の憂さ晴らし」となると、レコのトーンもいつもにも増しての名調子で聞こえてきます!奥多摩の復旧状況とともに、「道の曲線」まで突っ込みをいれてくるとは、参りました~(笑)!さすが師匠でと言わせていただきましょう!脹脛が悲鳴を上げる急登が3回もあるので多少ためらいもありましたが、師匠の秘蔵のコースとあれば、弟子としては歩かねばならないでしょう。しっかりとポッケに入れさせて頂きますm(__)m。

     私も、すてぱんさん同様、今年一年、師匠の味わい深いレコを楽しませていただきました。引き続き、来年もよろしくお願いします。どうぞよいお年をお迎えください。

      ぼっけもん拝

  • すてぱんさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。お察しの通りで、冬枯れの尾根には小春日和の冬の日差しも似合いますが、ガスに包まれた雰囲気も捨て難いところです。

    家の転居にまつわる忙しさの中では、山に出かけるモードには中々成り難かったのではとお察しします。
    来年も、ハッとする様なすてぱんさんの山行企画を楽しみにしております!

  • ぼっけもんさん、こんにちは!

    このところ次から次へと仕事が押し寄せて来て、ストレスというよりもフラストレーションが溜まる感じでしたので、敢えてちょっときつめのルートを選んだ次第です。二年前にも同じルートを歩いているので、加齢とコースタイムの相関が気になりましたが、ほぼ同等のペースで歩けたのでホッとしてます。(笑)

    良いお年を!、と言いたいところですが、これからぼっけもんさんの龍王山レコを拝見させて頂きます!

登った山

御前山

御前山

1,405m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

御前山 東京都

カタクリと広葉樹が美しい奥多摩の人気コース

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
5時間10分
難易度
★★
コース定数
23
御前山 東京都

湯久保尾根から御前山へ登り栃寄沢へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
5時間15分
難易度
コース定数
28
御前山 東京都

日本山岳耐久レースのコースを歩く5・鉄人が翔けるブナの森とカタクリの山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
5時間50分
難易度
★★
コース定数
28
登山計画を立てる