行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)東武東上線(小川町駅にて寄居行きに乗換)東武竹沢駅より徒歩
復)徒歩にて小川町駅(花和楽の湯)
この登山記録の行程
東武竹沢駅(07:57出発)-金勝山東登山道入口(08:03)-金勝山(08:25)-前金勝山(08:32)-(津島神社)-吉田家住宅(09:10)-白鳥神社(9:22)-三光神社(09:43/09:45)-天王池(09:56)-官ノ倉山(10:18)-石尊山(10:32/10:45)-北向不動(11:02/11:08)-(熊野神社)-八幡神社、穴八幡古墳(11:45/12:00)-(八坂神社)-小川町駅(12:17)-花和楽の湯(12:27)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
武蔵の國は比企の里山、金勝山と官ノ倉山を繋いで令和元年の歩き納めをして来ました。埼玉県で最古の民家から最大級の古墳まで、寄り道を楽しみながら、のんびりと心地の良い年忘れ山行となりました。
≫「蕎麦茹で釜で付けた熱燗は一味違う。」・・・去年の暮に立寄った小川町駅前の蕎麦屋のご主人の科白が忘れられなくて、今年の〆も小川町でと決めていました。 歩くのは、その名も目出度い金勝山(きんしょうざん)と、外秩父七峰に数えられる官ノ倉山で、二つ足しても608mの安·近·短な里山歩きです。
東武竹沢駅を起点とするこのコースは、山と渓谷社の分県登山ガイド「埼玉県の山」に紹介されていますが、昭文社の地図では金勝山がぎりぎり圏外で掲載されていません。やや心許なくもありましたが、その分、「金勝山ハイキングコース下車駅」と誇らしげに書かれたホームの標柱が心強く感じられます。
標高264mの金勝山は登ってしまえばあっという間ですが、山頂からの眺めにはホッとします。昭文社地図に載っていないだけあって、誰にも会うことなく静かな山林歩きを楽しむことが出来ました。
集落に下りた所で「国指定重要文化財、吉田家住宅」の案内板を見て、寄り道のつもりでコースを離れましたが、吉田家住宅の近くからも官ノ倉山に向かう道があって、却って近道になりました。三光神社から先は官ノ倉山のハイキングコースで、ハイカーさんと挨拶を交わしながら歩けば山頂はあっという間です。
官ノ倉山は双耳峰で、展望を楽しむなら南峰の石尊山がお勧めです。広大な関東平野を縁取る山や丘陵を眺めていると、ここが「武蔵」と呼ばれるようになった理由が分かるような気がして来ます。富士山こそは見えませんが、北に目をやれば雪を戴いた赤城や榛名の眺めが秀逸で飽きる事がありません。
山を下りると、北向不動や沿道の神社に参拝しながら里道をのんびり歩いて小川町に向かいます。八幡神社の個性的な狛犬達や、石室が覗ける穴八幡古墳など、里山歩きの楽しさを存分に満喫できました。
花和楽(かわら)の湯で汗を流した後の蕎麦屋の熱燗は、忙しなかった一年の年忘れにはぴったりです。帰り際に観光案内所に立ち寄って小川和紙のことなどを教えて頂き、令和元年の歩き納めもしっかり締まりました。
本日の総歩数29,914歩、歩行距離22.2km、消費カロリー1,198kcal、脂肪燃焼量85g也。
フォトギャラリー:79枚
山と高原地図の代わりに、ガイドブックのコース図をスマホに納めておきました。
東武東上線小川町で寄居行きに乗換えます。昔懐かしい色合いの車両が現役で頑張っています。
初めて降り立つ東武竹沢駅。ホームに立つ大きな案内標が誇らしげです。
駅の裏手の道を暫く北上して、東登山道、←小川げんきプラザの道標から金勝山に入ります。
山の中は作業道が交錯していますが、メインの道は何となく分かります。
大量の落ち葉に埋もれた登山道。
歩き易く整備されています。
尾根コースと沢コースがある様ですが、程なく合流します。
金勝山の山頂はあっという間です。
南側に小川町方面を見下します。
北側には少し雲が掛った赤城山。
更に進んで前金勝山のピークに立ちます。
小川げんきプラザの向うには榛名山がうっすらと。
JR竹沢駅を目指して下山します。
集落に下りて来ました。
県内最古の民家、吉田家住宅、徒歩8分の案内板に触手が動きます。
予定のコースを離れて、急遽寄り道を決め込みます。
吉田家住宅。周りの新しい民家を圧倒しています。(この日は休館でした)
正面にはこれから向う官ノ倉山が見えています。
先程越えて来た金勝山。
案内板にあった白鳥神社にも足を伸ばして参拝。
吉田家住宅の近くから、官ノ倉方面にショートカットする道がありました。
長閑な山里の風景が良い感じです。
官ノ倉山の登山口に当たる三光神社にご挨拶。
久し振りに、個性的な狛犬に出合いました♪。
吽形の方も目玉がでかい!
そしてこの威嚇姿勢。
拝殿に圧し掛かるような杉の御神木が特徴的です。
ここから先は官ノ倉山のハイキングコースで、ハイカーさんを見掛けるようになります。
天王池を左に見て、山道に入って行きます。
金勝山とは雰囲気が大分違います。
三光神社から35分程で官ノ倉山の山頂に到着です。
少し灌木が掛りますが、北側に上州側の景色が広がります。
官ノ倉山は双耳峰で、南側の石尊山に眺めが良さそうな場所が見えたので、そこまで行って休憩することにします。
山頂直下に浅間神社の祠がありました。
祠の前から笠山が綺麗に見渡せます。
南側のピーク、石尊山には二つの祠があって、南北に素晴らしい展望が広がります。
鐘撞堂山の奥には榛名山。
歩いてきた金勝山の奥には赤城山。
関東平野と筑波山。
仙元山の奥には、都心のビル群が見えます。
北の官ノ倉山のピーク。景色の良さででは南の石尊山に軍配が上がります。
山頂の祠と常夜灯。
武州という名前に相応しく、古来より幾多の氏族が土地を競い合った歴史を感じます。
山頂直下は、鎖の付けられた斜面を下ります。急斜面ですが危険な程ではありません。
北向不動はこの石段の上に有ります。
北向不動尊。脇に立つ石板碑が印象的です。
車道に出た所にトイレがあります。
笠原集落の熊野神社に下山のご挨拶。
車道を一旦離れて尾根をショートカット。
山里の長閑な光景の中を歩きます。
八幡神社に立ち寄ります。
ここにも個性的な狛犬達が。それにしても、子獅子が二頭いる狛犬を見るのは初めてかも?、しかも良く見ると舌を出しているような?!
威嚇のポーズも決まっています。
こちらは人面狛!?。
どうやら、顔面を後から修復したもののようです。
こちらが本来の立体的な造形です。
鳩!?
ケヤキの御神木。目通り幹周4.5m、樹高約30mと有ります。
神社の近くに穴八幡古墳がありました。
県内最大級の方墳だそうです。
入口の鉄格子越に一枚。石室の奥には祠が祀られていました。
八幡神社の大鳥居。
桜の巨木越しの笠山。山でお会いした御年配のハイカーさんの後姿が絵になります。
縦講図も良いですね。
春にも歩きたくなる光景です。
小川町の町の鳥はメジロだそうです。
町に中に古い紙問屋があるのも小川町らしい光景です。
道端の八坂神社にもご挨拶。
小川町駅を通り越して、、、
花和楽(かわら)の湯で汗を流します。
〆は、駅前のお蕎麦屋さんで。
蕎麦茹で釜で付けた蕎麦屋の屋の熱燗。旨し。
電車が来るまで、近くの観光案内所で時間つぶし。
和紙の折り紙で造られたカタクリの花
紫外線劣化しないのも小川和紙の特徴とのこと。この障子も既に7年位直射日光に晒されているそうですが、全く変色劣化していません。
ユネスコ無形文化遺産に登録された小川和紙の勉強になりました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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