行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
車坂峠(08:50)・・・車坂山・・・赤ゾレの頭(10:05)[休憩 5分]・・・トーミの頭(10:20)[休憩 5分]・・・黒斑山(10:50)[休憩 25分]・・・トーミの頭・・・車坂峠(12:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
雪マジ19。
>なにそれ?
19歳はスキーリフト券無料になるらしいよ。
俺、今年19歳じゃん。
>自分の時は19歳でそんなのなかったのにな。
>調べてみると結構あるね。
だからどこか連れって。
>それじゃ浅間2000パーク行こうか。
>お父さん黒斑山登って来るから一人で滑ってね。
(これはCMではありません(笑い))
前日に晴れたら登山、ガスってたらスキーと両方の荷物を車の中に放り投げる。
当日は眠い目を擦り真っ暗な5時に自宅を出発。
正月休みの為か国道17号線も車が少ない。
碓氷峠まであっという間に着いたが峠付近からは雲の中。
でも目を凝らすと山肌に霧氷の帯が。
軽井沢の街も早朝の霧に包まれ、氷砂糖のような霧氷が彼方此方で見られた。
そしてチェリーパークラインを登り、高峰マウンテンホテルの駐車場から見た景色は先程までいた麓の街が雲海に包まれている。
青空の下、目の前に八ヶ岳、富士山もアルプスも、頭上には黒斑山も。
今年の登り始めは黒斑山だな。と車を浅間2000パークの駐車場に移動。
車坂峠までの道路は積雪なし。
下ってスキー場への道はアイスバーンだった。
13時には一緒にお昼にしようと約束して身支度をして出発。
車道を少し歩き車坂峠の登山口へ。
意外にもビジターセンターの駐車場は車が少なかった。
それでも一人二人と登山者が出発していく。
アイゼンも携帯したがとりあえずチェーンを履いて8:50登山開始。
夏に登った時に見た高山植物が咲いていた場所も雪の中。
雪道は最初からしっかりとしたトレースがあり歩きやすい。
表コースはシラビソと展望の道。
四阿山や北アルプスは雲が多いが遠くの山まで良く見えた。
頭上は雪の積もった針葉樹林帯、足元の雪は良く見ると逆立った白い小さな鳥の羽みたい。
そんな風景を見ながら1時間ちょいで槍が鞘に到着。
おお、綺麗だなあ。
初めて外輪山から見る冬の浅間山。
真っ白では無いが山頂から延びる白い筋、黒と白でガトーショコラって言うんでしょ。
言われてみれば美味しそうかも。
雄大な浅間山、よく見ると今日はモクモクと噴煙をあげているね。
でも天気も良いし、山頂を目指して登っている人もいるんだろうな。
年末に降雪があったみたいで黒斑山は着雪の針葉樹林が集まって大きなハリネズミのようだった。
トーミの頭までが今回の一番の登り。
辿り着いた岩場には雪の結晶もびっしり。
目の前には大きな浅間山。
カルデラの縁がJバンドまで続き、足元には雪原が。
覗き込むがさすがに湯の平までは降りられないな。
う~ん、絶景!
浅間ブルーの青空に大展望が広がる。
景色を堪能したら黒斑山へ。
この間のシラビソや石楠花の木々もモフモフの雪に覆われエビの尻尾も。
氷柱も伸びてクリスマスツリーのようだったよ。
綺麗な景色に何度も立ち止まってはスマホでパチリ。
そして11時前に黒斑山到着。
雪を払って岩に腰掛、暫しコーヒータイム。
朝、出発するときは気温-8だったがここまでは樹林帯の中をほぼ無風状態で登ってきた。
流れる雲に噴煙を上げる浅間山をゆっくりと眺めて、本当に良い日に来られたなあ~。
さて待ち合わせの時間もあるので名残惜しつつ下山開始。
帰りは中コースを。
眺めはないが登山者も少なくなりサラサラと落ちる雪の音だけが聞こえる。
途中、浅間2000パークの駐車場までのスノーシューコースに少し進んでみたが思いのほか足が雪に埋まり断念して引き返す。
カラマツの林を潜り抜けスキー場や篭の登山、水の塔山が見えてくれば登山口までもう少し。
そして12時10分ビジターセンター駐車場に無事到着。
朝よりも車が増えていた。
登山道はたくさんの人が歩いていたし雪も積もって踏み固められているので歩きやすかった。
それほど急な登りがあるわけでもなく最後までチェーンスパイクで問題なし。
でもアイゼン履いている人のほうが多かったかな。
黒斑山までは山行時間も短く大絶景を見られたので雪山初心者でも大満足だった。
その後は息子と連絡を取り合って昼食タイム。
午後は少しスキーを滑ってランプの宿高峰温泉の日帰り入浴に行こうと思ったが電話をしてみると混んでいてお休みとの事。
スマホで他に近くで日帰り温泉はないかなと探してみると菱野温泉常盤館が目に留まる。
http://www.tokiwakan.com/furo/
電話をしてみると日帰り入浴は本日14時30分受付終了と聞きスキーを片付けていそいそと帰り支度をする。
30分ほどチェリーパークラインを車で下って菱野温泉の看板を右に折れ薬師館の奥に常盤館の建物が。
面白かったのがこの宿の<展望風呂雲の助>まで全長130mの専用の小規模なケーブルカーに乗っていくこと。
着いた先には山小屋風の施設があり暖簾をくぐって風呂場へ。
内風呂の湯加減は丁度よく露天の大桶風呂はぬるめだが宿泊者が来る前の時間なので他にお客さんもいなく二人で貸し切り。
八ヶ岳のパノラマを望みながら時を忘れてゆっくりと。
本当にゆっくりと。
その中でお勧めは小さな一人用の小桶風呂だったかな。
入浴後は暖炉の焚火にあたり少し休んで帰り支度。
帰り道、振り返れば青空の下、雲一つない浅間山。
綺麗な景色を見にスキーでも登山でもまた来よう。
あー楽しかった。
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