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高尾山~高尾山古道=金毘羅台コース「静かな高尾山に出会える古道」

高尾山・小仏城山( 関東)

パーティ: 1人 (ラヴィ08 さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

高尾駅(07:15)・・・高尾山道石標(07:37)・・・金比羅台(08:05)[休憩 12分]・・・高尾山駅(08:32)・・・高尾山(09:46)[休憩 30分]・・・大垂水峠分岐(10:35)[休憩 20分]・・・城山(小仏城山)(11:35)[休憩 25分]・・・大垂水峠分岐(12:20)・・・稲荷山(13:30)[休憩 15分]・・・高尾山口駅(14:15)

コース

総距離
約13.2km
累積標高差
上り約977m
下り約957m
コースタイム
標準5時間13
自己5時間18
倍率1.02

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

高尾山にはいくつもの登山道がある。その中で最もマイナーであまり人が通らない登山道がある。それが高尾山古道。別名を金毘羅台コースとも言われています。高尾山というと代表的なのが高尾山口から、1号路、6号路、稲荷山コースとこの3コースのいづれかをみんな選択して登るのが普通です。私も一番好きなのが稲荷山コースで、もう何度もここを歩いています。ところがこの「高尾山古道」今回初めてです。少しわくわくしてどんなルートなんだろうと楽しみに歩いてみました。それならば普段あまり立ち寄らないところもゆっくりと歩いてみたくなりました。この古道を歩き、薬王院に立ち寄り、王道の1号路をじっくりあるくと何か新しい発見があると信じて・・
出発は、高尾駅北口。えっ高尾山口じゃないのと言われそうですが、あの高尾駅です。北口から20号線を西に向かいます。ほどなく行くと中央本線と交差しガードをくぐります。少し行くと川に橋がかかりそこから見る山並みがとても素敵です。そして読めないような文字で「高尾山古道入り口」と書かれた大きな石柱があります。ここが今回の登山口。迷わず行くには「ろくざん亭」というお店を目指していくと大丈夫です。
細い路地を突き進んで行くと普通の家に着いて行き止まりの雰囲気⁈でもよくみると「高尾山山頂」の看板があり、いよいよ土の登山道が始まります。
まず森が奇麗。登山道もあぶない箇所はまったくなし。よく整備もされています。時々小鳥が遠くでさえずるのがなんとも心地よい。高尾山ではないような登山道。静かすぎる。マイナーな人が通らない登山道と思いっきり書きましたが、だからこそ落ち着いた登山が唯一楽しめる登山道だと言ってよいと思います。木々の間から見える青空がなんとも素晴らしい。こんなにも自然と一体になれるなんて驚きです。しばらくいくと徐々に傾斜が増していきます。やはり登山道です。驚いたことに岩の道も出てきます。尾根に出たところなどは岩場を思わせるような雰囲気。いいですねぇ~。そして振り返ってみるとかなり高度があがっており、八王子の街並みも下に見えてきます。と思ったら、あの1号路にある「金毘羅台」の展望台へでました。ここから東京都心が一望。特に今日は天気が良すぎでスカイツリー・東京都庁など高層ビル群がくっきりと見えました。こんなによいところだっけ?とちょっと驚かせられました。これは1号路を下から登ってきたのでは得られません。古道で木々の自然を感じて、いきなり開けたのがこの金毘羅台の大展望になるので、この古道歩きの終着は見事な絶景になる訳です。
ここからは1号路。ここも何度もお世話になっています。がゆっくり歩くとあっここリフトの終着駅だ!とかビアガーデンだ~と確認しながら、なんか面白かった。
高尾山山頂につくまで2つの発見があります。これも初めて行きました。えっこんな場所が!と損をしていた気分です。
ひとつめ。浄心門。からまっすぐいけば薬王院。右下へ下れば4号路。この間に尾根に登れる登山道が伸びています。ここを登ってみました。なにがあるのだろう?地形図ではこんもりとしたお椀を伏せたような山の地形。頂上は広く高い木々に囲まれとても落ち着きのある場所です。ここでのんびり過ごすと時間の過ぎるのを忘れそうです。ここには慰霊碑が立っています。高尾山開発で事故にあって殉職した方たちを奉る慰霊碑です。こういう場所がひっそりとあるんだなと改めて奥の深さに驚きました。下りきるとそこはあの男坂と女坂の分岐で、浄心門が見えます。男坂を登りました。薬王院へ行くなら行きは男坂、帰りは女坂と決めています(笑)。
ふたつめです。男坂を上り少し行った右手になにやらすごい石の門が出てきます。これもいつも気になってたのですが、今日は行きます。苦抜の門、三密の道と赤い文字で書かれています。この門を抜けると苦がなくなるのだろうか?ここを登りきると仏舎利塔という場所に出ます。ここはすごいです!この塔の周りを私は何週もしました(笑)それには訳があります。
まずは高尾山いは確か10個のしてはいけないことがあると以前聞いたことがあります。それを固く守ることが大切だ、というような。塔の右側の周回路に入ります。「不殺生・不偸盗」と書かれた門が初めです。これはむやみに生きているものを殺さない、と、ものを盗まないです。というような門がここからいくつもくぐらされます。そしてしてはならないことをふたつづつ門をくぐっていくのです。なんかじーんと考えさせられました。
そして今度は左側から行くと、百観音霊場といって、これはすごいですよ・・あの四国三十三霊場と秩父三十四霊場がすべてそろっています。ここを念仏を唱えながら1周していけば、すべてに行ったことになるんですね。きっと・・。そういう場所があるとは知っていましたが、そういえば見たことないなと思っていたので、ここにあったのですね。知らなくて恥ずかしいかもですが、今ここで知りえたことは、今回の古道を歩くということが大きな出会いをもたらしてくださったのだと思います。
そしてそして、今回は本当にすごい快晴。先日降った雪の影響で、富士山・丹沢山地と雪景色が奇麗でした。少しだけ見える南アルプスも雪が奇麗でした。それからスカイツリー。それから筑波山。高尾山から筑波山が見える日は1年にそう多くはありません。
なんか、よい登山になったなあと思いました。








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フォトギャラリー:49枚

高尾山古道のスタートは高尾駅北口。

中央本線の下をくぐる

橋からの景色が素晴らしい。

高尾山古道入り口。

ここから土の登山道に・・

静かな森です。

登山道もよく整備されています。

時折みえる青空がまぶしい。小鳥も遠くでさえずっている

尾根にでると岩場の雰囲気になった。

こういう岩の上を歩くことも・・

金毘羅神社に到着!振り返ると・・・

金毘羅台園地。大絶景です。

スカイツリー、東京都庁、高層ビル群が一望です。

スカイツリーと都庁です。

ここからは1号路をゆっくり歩きます。

高尾山国有林の看板

高尾山ビアマウント

十一丁目茶屋。ここの蕎麦と団子は絶品です。ついつい寄ってします(笑)

十一丁目茶屋前の景色!

たこ杉

浄心門

浄心門横の尾根を登るとこんな落ち着いたひろい空間に。

男坂!

登りきると、苦抜の門

仏舎利塔

百観音霊場

薬王院の山門

薬王院。ナムイズナダイゴンゲン・・

薬王院脇から階段を登り一気に高度を上げる

登り切り、ゆっくりとのんびり歩く

頂上直下にトイレがありますが、その脇からみえる大岳山。

さあ頂上へ

高尾山頂上!

高尾山頂上からみる富士山。

ズームアップ富士山!

さらにズーム。

もみじ台からの富士山と丹沢山、手前は石老山。

富士山と大室山

今日は丹沢山地がほんとうに奇麗でした!

一丁平展望台からの富士山と丹沢山地

一丁平展望台の右端には、少しだけ南アルプスが見える

その左隣に、三ッ峠山。

その左、富士山と大室山

丹沢山地最高峰の蛭ヶ岳

丹沢山地

大山

小仏城山の富士山

小仏城山に咲くロウバイ

稲荷山からみる筑波山

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ
登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン
トレッキングポール

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登った山

高尾山

高尾山

599m

小仏城山

小仏城山

670m

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