仕事の都合で3週間ほど山歩きから遠ざかっていた夫が、先週の池山で久々に筋肉痛になったというので、それはいけませんねぇ…と、いつものコースへ。

夫いわく「猫系ハイカーが理想」。
猫は、自分のテリトリーの見回りをするだけで、よそ様の領域には踏み込まないのだとか。
うっかり間違って侵入してしまったら、申し訳なさそうに身を屈め、「失礼しましたぁ…」と、そーっと後ずさりするのだそうです。
ともすればすぐに行動域を広げようとする私は、いつも首根っこ掴まれて……でも、まあ、そのおかげで安全に山歩きを楽しめていることは確かだと思います。

それでもたまーに新たな領域に挑めば、「『行けるところまで行く』のではなく、『ちゃんと帰れると思えるところまでしか行かない』」。
…ごもっとも。

山なんて「絶対に！」行かないと言い続けていた夫を10年以上かけて口説き、平らな道のウォーキングから始まって高尾山（1号路）、鎌倉アルプス、筑波山、切込湖・苅込湖、榛名山、大菩薩嶺、塔ノ岳、八ヶ岳…そしてついに日本アルプスの一端にまでテント担いで付き合ってくれるようになりましたので、私としてはもう感謝しかない幸せな日々。
猫というより、どちらかというとトラ？であるらしい私ですが…気分だけはのんびりのんびり、楽しく「見回り」のお供をして参りました。

ちなみにこのコース、まだ高尾山周辺をおっかなびっくり歩いていた数年前に、景信あたりで出会った70代くらいの女性から「お友達にね、『あなた、陣馬高尾を歩き通せたら、唐松にだって行けるわよ！』って言われて歩くようになったのよ～」と教えていただき、夫が大いに納得したというのが、この「見回り」のはじまりでした。

確かに、陣馬～高尾位の距離でアップダウンのあるコースを2日続けて歩いても大丈夫な足になれたら、技術レベルの高い山は無理としても、一泊二日で歩ける大抵の（荒天でない）夏山は大丈夫ってことかな？とは思います。
その足を維持するための、見回り、見回り。
…ただし、今回は途中で「足痛い」…ってことで、小仏峠から下りてしまいましたが…。

小仏峠からバス停に向かう道は通行止め解除で、きれいに整備されていました。
これで、お茶屋さんの荷上も少しは楽になるのでしょうかね。
小仏バス停のトイレ故障も直っていました。

どうでもいいような追加情報として、小仏バス停からは土曜・日曜・祝日に限り、高尾山口行きの♨マーク付きバスの運行があります。
時間は、13時・14時・15時・16時ちょうどの4本のみ。
この日の極楽湯は、日曜日でも平日とあまり変わらない利用者数に思われました。