行程・コース
この登山記録の行程
田代橋(08:00)・・・上高地バスターミナル・・・河童橋[休憩 5分]・・・明神(09:00)[休憩 10分]・・・徳沢(10:05)[休憩 10分]・・・横尾(11:10)[休憩 70分]・・・徳沢(13:15)[休憩 15分]・・・明神(14:20)[休憩 5分]・・・河童橋・・・上高地バスターミナル・・・田代橋(15:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
「上高地は観光地です」と、夫は今でも即答します。
わかっています。上高地は観光地です。ホテルもお高いです。憧れの別天地です。
しかし、そこが目的地であるのか、旅の一部であるのか、胸躍らせて足早に通り過ぎる壮大な山の玄関口なのか、想いは様々でしょうと思うのです。
2017年5月、私たちは上高地を歩きました。
山の装備で歩きました。
そして……、横尾大橋で引き返しました。
その先に行く計画だったわけではなく、初めから横尾往復がその日の最終目標でした。
何故山装備で?と疑問に思われる方が普通だと思います。
「次へのステップ」としか言い様がありません。
この日のお宿はルミエスタホテル。荷物を預けてからのスタートです。
沢渡からタクシーで乗り付けるという贅沢をしましたが、その頃の私たちには…というか、夫の山イメージの準備には、必要なプロセスであったのだと思います。
憧れの上高地にお泊まりする。
帝国ホテルはさすがに無理だけど、おいしいワインがありそうな近くのホテルならまあ付き合ってやってもいいだろう、という感じで。
私は是非とも横尾まで歩きたかった。
夫は言下に「片道11km?…往復22kmなんて、歩けるわけないでしょ?」。
(だったら横尾山荘に泊まればいいだけのことなのですが…それは、即、却下でした)
「じゃあ、徳沢までにする?」
「行けそうだったら横尾までって感じで?」
「でも、ちゃんと荷物背負って歩こう、ね?」
…もう、ほとんど泣きそうでしたが、(山歩きに関して)それまでの長い道のりを思い返せば、ついにここまで上高地まで来たことをこそ喜ぶべきと理解はしていました。
しかし、実際に橋の前に立ったときには、もう、その先へ行きたくて行きたくて…
この日がターニングポイントだったと思います。
忘れられない原点の地です。
必ずまた来ます。戻って来ます。そして、次こそ必ずその先へ…。
勿体ないほどいいお天気の中を歩いてホテルに戻ると、フロントのきれいなお姉さんから「今日はどちらまで行かれたんですか?」と、にこやかに問われました。
30Lのザックを背負い、山靴を履いたまま「…横尾までです」と、力なく答えることしかできなかったあの日の私ですが、今ではちょっと懐かしい。
大切な山の思い出のひとつです。
山ノートの記録をもとに、コースタイムもつけてみました。
フォトギャラリー:4枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
スリーピングマット | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |
カトラリー |