爆風で撤退！誰もいない磐梯山

日帰り

（東北）

2020.03.05（木）～2020.03.06（金）

パーティ： 1人 (リンクロさん )

リンクロさん

行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

8:00 裏磐梯スキー場
15:00 猪苗代スキー場

コース

総距離: 約8.0km

累積標高差: 上り約642m; 下り約875m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

福島遠征2日目。
本日は百名山、磐梯山に登ります。

前日の寒波の影響で、昨晩は麓の方でも大吹雪。
地元の方でさえ、こんなのは久しぶりだと言ってましたから、結構すごかったのでしょう。

今日は裏側から表側に抜けるコースなので、なにがなんでも反対側にはおりたい。
という思いを胸に、行きます！

＜コース詳細＞

ちょうど4日ほど前に営業終了した裏磐梯スキー場スタート。
ここまでは宿主の好意で送っていただいてしまいました。

前日の雪と、誰も滑ってないゲレンデは美しい。
その上、この時点ではそれなりに青空も見えこの先に期待が持てます。

予想以上に深いゲレンデに、初っ端からスノーシュー装着。
何もない平らな雪道に私の歩いた場所だけが道になる感じ、たまりません。

なんとかゲレンデの上に上り詰め、ここからは樹林帯を抜けていきます。
がしかし、例の如くトレースなどかけらもありません。
ってか登山口の看板はこっちに進む予定の道になんの標識も当てちゃいません。

不安感がすごいですが、地図を信じて迷いながら進みます。
迷って、埋まって、迂回して…となんとか進んでいくと、開けた高原に。

見通しはいいものの、登りたい山頂も他の山も全然見えません。

高原を抜けて磐梯山にとりついたら、徐々に急になっていく斜面。
正直、急な斜面より雪が深すぎてピクリとも進めない緩い斜面の方に苦労しました。
急な斜面に入ると表面が凍っているので、アイゼンでサクサクと登って行けました。

一気に標高を稼ぐと、ついに岩肌が現れる稜線へ！
と同時に、突風が私を襲いました。

とりあえず前が見えない稜線を進行方向に進んでみるものの、
前後左右からひっきりなしに吹き荒れる突風。いや爆風。

稜線から少し影になってる場所を歩いても防げるのは一方向の風だけ。
大きめの岩に隠れて、この先の動向をさぐります。

山頂まではあと1時間もあれば到着できるでしょうが、その間ほとんどこの爆風の稜線上。
往復で考えれば2時間この雪と風に晒され続けることになる。

さっき5分くらいで顔が凍ってしまいそうだったのだから、2時間はちょっと現実的な時間ではない。と判断し、長居自体が危険だと思いそそくさと猪苗代方面にくだっていきます。

急な斜面を降りきると、高原地帯に。
ここまでくるとだいぶ風も収まり少し余裕が出てきます。

とはいえこっちもトレースないし、迷うしで大変だったのですが。

行きと同じ要領で、迷い、埋まり歩き続ければ、たまにトレースっぽいものに出会うことも出てきました。

どしどし降っていくと、これもしかして今日のトレース？
というのにも出会い、誰にも会うことがない登山道ではありましたが、なにかに繋がれた気がします。

特に大きな問題もなく歩いていくと、猪苗代スキー場のコースに合流。

歩いて降るのが面倒すぎるので、手持ちの大きな袋をそりに見立ててお尻滑り。
結構行けます。笑

15時前にはレストハウスに到着。
時間があっただけに山頂に行けなかったのが残念。

ゆっくりご飯食べて、併設された大浴場に行き、バスで郡山駅へ。
さて、今のとこ２敗の福島。明日がついに最終日です。

でも明日が天気は元々１番いい日なのですよ。