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王禅寺からつづき五山へ

弘法松公園、王禅寺見晴公園、王禅寺ふるさと公園、王禅寺、菅生緑地、有馬ふるさと公園、山田富士公園、つづき五山(大塚・歳勝土遺跡公園、吾妻山公園、茅ヶ崎城址公園、都筑中央公園、中川八幡山公園)、港北天然温泉 ゆったりCOco( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

曇りのち雨のちみぞれ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山→東急目黒線→大岡山→東急大井町線→溝の口/武蔵溝ノ口→南武線→登戸→小田急線→新百合ケ丘

復路:センター北→横浜市営地下鉄グリーンライン→日吉→東急目黒線→武蔵小山

この登山記録の行程

新百合ケ丘駅6:00→万福寺桧山公園6:04→弘法松公園6:10→王禅寺見晴公園6:14→王禅寺公園6:25→山王社6:42→王禅寺ふるさと公園6:49~7:10→王禅寺7:12~25→東京都市大学原子力研究所7:30→菅生緑地8:12→美しが丘公園8:43→たまプラーザ駅8:51→鷲沼駅9:16→有馬ふるさと公園9:30→有馬梅林公園9:48→すみれが丘公園9:56→山田富士公園10:05~17→神無公園10:23→徳生公園10:33→大塚・歳勝土遺跡公園10:44~57→吾妻山公園11:03~07→茅ヶ崎城址公園11:21~32→都筑中央公園11:42~50→中川八幡山公園12:01~08→港北天然温泉 ゆったりCOco12:20~13:40→青蓮13:45~14:01→センター北駅14:10

合計6時間20分(温泉迄)

コース

総距離
約25.6km
累積標高差
上り約681m
下り約713m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

3月14日(土)は、先週川崎の海よりの方を縦走したので今週は山の方に行ってみようと、新百合ヶ丘から王禅寺経由でたまプラーザまで行き、さらに港北ニュータウンのつづき五山(都筑五山)を一回りして来ました!

新型コロナウイルスのせいか、はたまた雨が降ってきたせいか、途中から公園で散歩道している人もいなくなり、なかなか快適なヒルウォークが楽しめました。

雨の中、5時間近く傘さして歩くのは結構しんとかったのですが、それでもこういう日に塔ノ岳登って、下の方でグショグショに濡れた雨着が山頂でバキバキに凍るのに比べれば遥かに楽だったので、そんな大変ってほどじゃなかったです。雪が降ってきたのは、温泉入って帰る段になってからですし。

スタートは小田急線の「新百合ヶ丘駅」です。バブルの頃小田急が田園都市線のたまプラーザや京王線の聖蹟桜ヶ丘に対抗してトレンディ不倫ドラマの聖地なるべく開発したちょい高級な新興住宅地なんですが、両者に比べパッとしなかったのは相変わらず駅ビルから離れると何もないせい?

そんなことを思いながら、とりあえず「万福寺桧山公園」に向かいます。王禅寺まで寄り道せずに真っ直ぐ向かうと途中退屈なので、麻生区のウォーキングコースに乗っていた公園を繋いで行きます。

万福寺桧山公園の次は「弘法松公園」です。ここと次の「王禅寺見晴公園」は高台の非常に景色の良い公園で、晴れていたら丹沢や富士山が一望出来そうでした。

次の「王禅寺公園」は児童公園をやや広くしたような平凡な公園でした。ここを過ぎると新興住宅地が徐々に終わり、徐々に緑の里山が増えてきます。

地図に載っていたので寄ってみた山王社は石祠だけの小さな神社で、折り返し本日前半のハイライトである「王禅寺ふるさと公園」に向かいます。

王禅寺ふるさと公園は里山の自然を生かした広大な公園で、中心部こそ公園風に整備されていますが、その周囲の山の稜線には土のトレッキングコースが整備されていて、一回りすると軽いハイキング気分を味わうことが出来ます。

そこを半周した後、公園の裏の「王禅寺」に向かいます。ここはごく普通の寺を想像していたのですが、公園の山と一体化した感じの非常に趣のある古刹で、本堂が新旧2つあるのですが、新しい方の本堂の前に神奈川県の特産で小田急線の柿生駅の名前の由来にもなった「禅寺丸柿」の原木も残されています。ふるさと公園とセットで一度行ってみて損の無い寺です。

そして王禅寺と行ったら、もう1つ忘れてはならない観光名所があります。それは原発です。正確に言うとその昔原子炉があっただけなんですが、首都東京のこんな目と鼻の先にメルトダウン起こすと付近一帯半永久的に立入禁止になる原子炉があったってだけでも凄いでしょう。しかも2つも!

王禅寺の並びの少し行ったところに「東京都市大学原子力研究所」(完全廃炉。核廃棄物も撤去済)とその裏に「日立製作所原子力事業部王禅寺センター」(長期停止中)が今もあり、その昔原子炉を使った研究が行われていたそうです。

そしてそのことが様々な都市伝説を生み、その昔新左翼という『僕のとなりに暗黒破壊神がいます』の花鳥くんみたいな中二病をこじらせた人たちがたくさんいたんですけど、その人たちの中で特に過激で頭おかしい連中がここから核燃料を奪って原爆作ろうとしてたとか、稲川方人さんという詩人の『償われた者たちの伝記のために』という作品の

y・o
一九七四年一月一一日
王禅寺へむかう坂

という一節は実はそのことを歌っていたのだとか、あとなぜ東京の都市大学が原子炉を持っていたかというと、元都知事の石原慎太郎が「日本が核兵器を持てない、東京都が核武装すればいいじゃないか」と言ったとか言わないとか。

話が面白すぎて止まらなくなるのでこの辺でやめますが、川崎市も腹をくくって世界遺産登録を目指せば世界中から観光客呼べると思うんですけどね-。

王禅寺の原子炉跡を過ぎたら、埋め立て工事中の谷戸を通って美しが丘といういかにも新興住宅地らしい住宅地を登り「菅生緑地」を目指します。ここは里山が保全されているのかと思ったら、普通の公園として整備された場所でした。残念。

この辺りまでくると、バブル時代の女性の憧れの地であった「たまプラーザ」の一角に入って来ます。とりあえず「美しが丘公園」を経由して駅を目指します。

たまプラーザは今回初めて歩いてみた印象を述べると、意外と低所得者向けの団地が多く、そこに上乗せしてちょい高級な住宅地を作った感じの街です。高級住宅地が先に出来てその後で多摩ニュータウンが出来た聖蹟桜ヶ丘とは逆の形。ただそれが再開発の駅ビルと古い商店街の意外と良い感じの調和を生み、駅ビルしかない新百合ヶ丘より住んでいて楽しそうです。

たまプラーザから梵天山という里山を整備した緑地を経由して「鷲沼駅」に向かう予定だったのですが、梵天山の場所を間違えたのか、ただっ広いスポーツ公園しかなかったのでここは割愛。

鷲沼駅は沼とはなばかりの高台の見晴らしの良い場所にあって、駅前には昔のたまプラーザはたぶんこんな感じだったんだろうな-と想像させられる庶民的な小さな商店街がありました。

鷲沼駅から「有馬ふるさと公園」「有馬梅林公園」「すみれが丘公園」を経由して山田富士を目指します。有馬ふるさと公園は傾斜地に作られた意外と山っぽい公園で、有馬梅林公園は隣の農地の梅林の方が立派な梅林のある公園、たぶん公園も含めて広い梅畑だったんじゃないでしょうか。すみれが丘公園は分譲住宅地建設時の地下水を貯めていた池を埋め立てて園地化した公園でした。

そして「山田富士」です。この富士塚は「山田富士公園」として整備されている小高い丘の上に、さらに土を盛って富士塚としたもので、自然地形を活かしているためかなりの高さがあり、港北ニュータウンを360度一望出来ます。今日初めての山っぽい山でした。

山田富士から遊歩道を通り「神無公園」と「徳生公園」を抜けて「大塚・歳勝土遺跡公園」を目指します。ここから「つづき(都筑)五山」に入ります。

ちなみにつづき五山とは、大塚・歳勝土遺跡公園、吾妻山公園、茅ヶ崎城址公園、都筑中央公園、中川八幡山公園のセンター北駅~センター南駅を囲む5つの山(丘)のことです。山田富士はちょっと遠いので入っていません。

大塚・勝歳土遺跡公園は大塚遺跡と勝歳土遺跡という2つの遺跡がある公園です。大塚遺跡は縦穴式住居の集落の跡が復原してある遺跡で、建物の中にも入ることが出来ます。勝歳土遺跡は方形周溝墓という形の古墳群の跡で埼玉のさきたま古墳群のような巨大な物はありませんが、幾つものお墓が隣接して置かれています。2つ共高台にあって見晴台からは南側の眺めが良いです。

次の「吾妻山公園」は横浜地下鉄ブルーラインとグリーンラインの線路の横に残された小さな丘です。ヤマダ電機など周りの建物が大きすぎるため、展望は線路が見えるだけ。

3つ目の「茅ヶ崎城址公園」は戦国時代の山城の跡で、上杉側の城になったり北条側の城になったりと、この前行った小机城址と似たような歴史を持ち、良く整備されているので気軽に散策出来ます。

4つ目の「都筑中央公園」は名前こそスポーツ公園みたいなんですが、一山丸々公園として整備した広い緑地公園です。朝行った王禅寺ふるさと公園と同じように、稜線上を土のトレッキングコースが一周していて、ここだけで軽いハイキングが楽しめます。

最後の中川八幡山公園は、センター駅から少し離れた昔の農村風景が残る中にある里山で、山頂の広場からはセンター北駅方面が良く見えます。

今日は本当はあと1つ茅ヶ崎公園にも寄って仲町台駅から帰る予定だったのですが、雨が凄すぎるのでここまでで終わりにして、「港北天然温泉 ゆったりCOco」で温まって帰ることにします。

ここは、港北ニュータウンのセンター北&南駅に2つある日帰り温泉の1つで、
昔は経営母体が別だったらしいのですが、今は東急系の会社が管理する温泉施設となり、そのため、この辺りは土日1500円前後の高ピーな温泉が多いのですが、90分の1040円コースも設定され入りやすくなっていました。

泉質は色のあまり濃くない黒湯の塩泉で、ここのところ舐めてもあまり塩辛くない塩泉が続いたのですが、ここのは程よく塩辛いです。ただ目に入るとしみる程ではないです。

温泉の広さは、露天風呂、サウナ2つ、高濃度炭酸泉と一通り揃ってはいるのですが、駅近くの商業施設の中にあるため特に広くはなく、新型コロナウイルスが無ければ、場所柄かなり混むのではないかと推測されます。

温泉でなんとか体の冷えをとって、この辺りは街が大きく色々な食べ物屋がありそうだったので、外に出て飯にしようと思ったら、再開発系のニュータウンには珍しく、ビルとビルがまるで通じておらず、雨の中傘さして外に出なければならなかったため、諦めて同じ建物の中にある「青蓮」という中華料理店で港北ニュータウン名物?のちょっとセレブな「サーロインステーキ炒飯」を食べました!

ラーメンの上にトンカツとかステーキが乗っているのはたまに見かけますが、炒飯の上に乗っているのは、ここが初めてです。

味は炒飯が日本人の街中華にある普通の炒飯ではなく、中国人がやっている中華飯店にたまにある醤油味のしょっぱい炒飯で、たぶんステーキの味と合わせてあるのでしょうが、後で喉が渇くのでアンバランスでいいから普通の炒飯の方が良かったなと思いました。

で、青蓮を出て傘さしてセンター北駅に向かう途中に雪が降ってきた!

つづき五山の途中じゃなくて良かったんですが、やっぱりこういうどデカい再開発の街で駅に行くのに、外に出て傘さして信号2つも渡って行かなければならないのってどうかと思いました。傘さすにしてもせめて立川みたいにモノレールの北駅と南駅を下に一度も降りずに2階の遊歩道で行けるようにして欲しい。

ただ歩いている人見てると、場所柄車で来た人が8~9割みたいなので、駅へのアクセスはどうでもいいのかもしれませんが、それでも商業施設のビル同士は繋がってた方が便利だと思うな。

川崎市麻生区:あさおウォーキングマップ
http://www.city.kawasaki.jp/asao/page/0000071729.html

お散歩コース | 宮前区観光協会
http://www.miyamae-kankou.net/walk/

都筑区水と緑の散策マップ(北部、南部統合版) 横浜市都筑区
https://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/kurashi/machizukuri_kankyo/midori_eco/pr/20141023173539.html

港北天然温泉ゆったりCOco・ホットヨガ
https://www.sportsoasis.co.jp/coco/

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