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寺家ふるさと村から新治市民の森+横浜のカタクリ

おっこし山、沢谷戸自然公園、三輪緑地、寺尾ふるさとの森、鴨志田公園、恩田の里山、玄海田公園、新治市民の森、三保市民の森、四季の森公園、上山ふれあいの樹林、白糸の滝( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山→東急目黒線→大岡山→東急大井町線→溝の口/武蔵溝ノ口→南武線→登戸→柿生

復路:鶴ヶ峰→相鉄本線→横浜→東急東横線→学芸大学

この登山記録の行程

柿生駅6:03→おっこし山6:10~20→沢谷戸自然公園6:41~50→椙(すぎ)山神社6:53→三輪緑地7:03~23→寺尾ふるさとの森7:39~50→鴨志田公園7:53→恩田の里山8:23~48→長津田駅9:01→玄海田公園9:30→新治市民の森10:02→36三保市民の森10:48~11:24→四季の森公園12:18~44→上山ふれあいの森13:10~19→横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店13:40~14:05→白根公園15:20~28→鶴ヶ峰駅15:43

合計8時間15分(温泉除く)

コース

総距離
約31.7km
累積標高差
上り約925m
下り約924m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

3月20日(祝)は、いよいよ横浜の裏山の真打ち登場ということで、こどもの国の北側に広がるひとつらなりの広大な里山、三輪緑地(東京都町田市)/寺家ふるさとの森(神奈川県横浜市青葉区)と、鎌倉の裏の瀬上市民の森や金沢自然公園に匹敵する広大な緑地公園、新治市民の森と三保市民の森を繋いで縦走して来ました!

横浜と言っても、この辺りは辺境中の辺境なので、山も宅地の中に残るわずかな緑というレベルではなく、「本格的な里山」が至るところに残っていて、緑地公園にしても道に迷うと帰れなくなりそうなぐらい広くてヤバいです。しかも鎌倉の裏山ほどメジャーではないので人も少ない。

でも都心からの距離は高尾山レベルで、丹沢や奥多摩/奥武蔵の半分なので、穴場中の穴場です。

なおコースは、今回のように寺家ふるさとの森と新治市民の森を繋ぐと軽く20kmを越えてしまうので2回に分けた方が無難で、それでも1日の運動量は十二分にクリア出来ます。

今回のスタートは小田急線の柿生駅です。前回の新百合ヶ丘駅の隣。この駅の近所に地元のボランティアが維持管理している小さな里山、「おっこし山」があるのでそこに寄って行きます。おっこし山の入口は駅から6~7分行った柿生中学校横の「柿生トンネル跡」の標識のある階段のところです。ひと登りするともう山頂です。展望の無い場所ですが、葉の落ちた季節なので木々の間から丹沢の山並が見えます。

山頂から縦走路に入ると5分も行かないうちに浄慶寺への分岐があるので、三輪緑地方面に行くにはそちらに右折します。浄慶寺内にある秋葉大権現のところに下りることが出来ます。

下の道に下りたら、汚水処理場の上につくられた「あさおふれあいの丘公園」を抜け、「沢谷戸自然公園」を目指します。結構広い公園なんですが、半分私有地なので山の上には登れません。

沢谷戸自然公園から「椙(すぎ)山神社」を経由して「三輪の森ビジターセンター」を目指します。椙山神社は横浜・川崎に多い杉山神社の別の漢字を使った神社です。

三輪の森ビジターセンターは、時間が早すぎて開いていなかったのですが、三輪緑地のハイキングコースには問題なく入ることができました。でもこのハイキングコースが意外と問題!寺家ふるさとの森方面に抜ける道が通じているはずなんですが、標識は三輪緑地内を周回するための物しかない。しかも道なりに進んで行くと反対側のゴルフ場の方に引き込まれてしまう。山勘で道を見つけられたから良かったものの、里山だろうとナメたら駄目で、磁石がいります。

三輪緑地から「寺家ふるさとの森」方面に下ると、雰囲気の良い田んぼが連なる谷戸に出ます。この近所にも「寺家ふるさと村」というビジターセンターみたいなものがあるんですが、どうせまだ開いていないので、パスして寺家ふるさとの森へ向かいます。寺家ふるさとの森は地図には公園表示されていないのですが、鴨志田公園と谷戸との間にあります。

ところがここがまた問題!下の地図にはいかにもハイキングコースがあるように書いてあるのですが、シッカリした道があるのは熊野神社までで、そこから先は完全にバリエーションルート状態。ここいらで迷うわけにもいかないので神社裏手の山頂だけ登って反対側に下り、鴨志田公園に向かいます。

鴨志田公園は緑の面積は大きいですが、普通の公園でした。

鴨志田公園から新興住宅地を抜け、日体大の前を通り、再び新興住宅地を抜け、恩田の里山に入ります。ここは山だと思っていたのですが、田んぼの畦道でした。

そして半分宅地化された山を越え、長津田駅に向かいます。長津田駅は昔は田んぼの中にポツンとある駅だったんですが、宅地化が進みタワーマンションが建っていました。

長津田駅から真っ直ぐ進まず、ちょっと大回りして昔懐かしい農村風景の中を抜け、玄海田公園を目指します。この辺は昔懐かしい農村風景は回りきれないほど残っているので、あまり大きな時間的負担にならないように最低限で先に進みます。

「玄海田公園」は森と運動場がある公園で、地元の人が集まってバーベキュー大会みたいなことをやっていました。新型コロナウイルスが流行中だけど、都会から感染した人が来なければ問題はないということなんでしょうね。

玄海田公園を過ぎれば、いよいよ本日のハイライト「新治市民の森」です。トレイルランニング界のレジェンド「鏑木毅」大先生も日々地獄の特訓をしているという聖地です。

新治市民の森は最初にも書きましたが、東京ドーム何個分かは知らないけれどとにかく広い緑地公園で、その中に遊歩道というよりもほぼ登山道のような道が何本も走っています。適当に進むとどこへ行くかわからなくなるので、とりあえず「にいはる里山交流センター」を目指して進みます。すると本日何度目かぬ谷戸の田園風景の中にまた出て、その出口に里山交流センターはありました。でも今度は新型コロナウイルスのせいで休みでした。

にいはる里山交流センターから戻るように山道を進み、「にいはる森工房」を目指します。これだと半周しかしていないのですが、全部行くと次の三保市民の森へのアクセスが面倒になるので、今日はこれだけで終わり。そして新治市民の森から大学の間の道を抜けて三保市民の森を目指します。

「三保市民の森」は新治市民の森とは違って、田んぼのような場所がない山だけの地味な広大な緑地公園です。当然人も少ないので、鏑木さんじゃないですが、トレイルランニングの練習は新治市民の森よりこちらの方が向いているかも知れません。道は楽な沢コースとプロムナードと名付けられたアップダウンの多い道に大別されるのですが、登山者やトレイルランナーには当然プロムナードの方がお勧めです。

でもいい加減疲れて来てる状態でこの景色の見えないアップダウンが多い道を行くのは結構しんどかったです。

それでもなんとか終点の広場に着いて、これで後は大変なところはないだろうと思ったら、三保市民の森から次の四季の森公園へズーラシアの裏の横浜市の水道施設の横を通って行く道が通じていなくて、どうしようと悩んでいたところに、反対側から獣道を抜けて来たマウンテンバイクのおじさんが現れて、「ここ行ったらズーラシアの方に行けますか?」と聞いたら、「行ける」と言ったので、行ってみたらわけのわかんない道で、わけのわかんない場所に出て、子供を遊ばせてた地元の若奥さんにまた道を聞いて、地図に載っていない山道をまた抜けて、ようやく四季の森公園にたどり着くことが出来ました。ああ疲れた~。

それで四季の森公園の手前で、これも地図にない園地化された美しい谷戸があったんだけど、あれは何だったんだろう?

「四季の森公園」は、新治市民の森や三保市民の森とは違う、道がきれいに整備された広大な緑地公園で、登山者的にはイマイチかもしれないんですが、ここには世にも貴重な「ハマのカタクリ」があるんです。場所は池の横の里山花壇というところで、観光用に肥料与えて大事に育てているカタクリ園に比べ、花も小さく数も少ないんですが、山奥とはいえ横浜でカタクリが見られるのは偉大です。

ハマのカタクリの写真を撮ったら、また田んぼを経由して家の近所にも通っている中原街道に出ます。そこをちょっと歩いて、本日最後の「上山ふれあいの樹林」を目指します。ようやく最後だ-!ここいらどんだけあるんじゃ里山-!って感じなんですが、これでも結構省いて来てるんですよ。

上山ふれあいの樹林は最初のおっこし山と同じように私有地の里山をボランティアが整備管理している里山で、規模は小さいですが散策路が作られています。一ヶ所見晴らしの良い場所もあります。

上山ふれあいの樹林から南に20~30分進むと「竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店」があるので、そこで汗を流して行きます。ここは基本的には高尾山の手前の京王片倉と同じ高濃度炭酸泉のスーパー銭湯なのですが、この辺では珍しい透明な塩泉の天然温泉の風呂もあります。料金は土日850円。

竜泉寺の湯からは、中山駅や鶴ヶ峰駅に無料送迎バスがあるんですが、鶴ヶ峰に行く手前の白根公園に「白糸の滝」というのがあるらしいので、バスには乗らずにそれを見て、駅まで歩きます。

でも白糸の滝は、等々力渓谷のような物で、滝も昔はきれいなのがあったんでしょうが、今は河川改修した川の単なる段差に過ぎませんでした。バスで帰れば良かった。

でもしょうがないのでトボトボ鶴ヶ峰駅まで歩きます。そしてようやくたどり着いた鶴ヶ峰駅には、長津田で見たのと同じようなタワーマンションが!さすがにここまで来れば土地いっぱいあるんだから上に伸ばす必要はないと思うんだけどな~。武蔵小杉の影響でタワーマンションないと馬鹿にされるとかあるんだろうか?

鶴ヶ峰駅までたどり着いたので駅の近くの「横浜家系ラーメン鶴ヶ峰家」という店で「えびワンタン麺」なるものを食べました。池上にあったのと同じ感じの家系なんだけど看板はエビラーメンになってるという店です。ラーメンは中にエビが入ってるワンタンが5つも載っている都心だったら確実に1000円以上しそうなものが850円というお得感いっぱいのものでした。

三輪の森ビジターセンターパンフレット(PDF・1,345KB)
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/park/oshirase/miwanomori.files/miwanomorichirashi.pdf

寺家ふるさと村とは 横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/nochi/noutaiken/shizen/furusato/jike-index.html

多摩・三浦丘陵ウォーキングラリー その11
5.黒川~新治連携軸 田園と緑園をめぐる環
https://www.tama-miurahills.com/walking_map_11.pdf

県立 四季の森公園
https://www.kanagawaparks.com/shikinomori/

横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯 (横濱鶴ヶ峰店)
https://tsurugamine.ryusenjinoyu.com/

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