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春の妖精サミット 三毳山

三毳山(青竜ヶ岳、中岳)( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「みかも山公園」をセット。東口(普通車233台、大型6台)、南口(普通車215台)、西口(普通車365台、大型20台)に駐車場(無料)あり。今回は東駐車場を利用。駐車場と公園の開門時間は3月~9月は8:30~18:30とのことであったが、7時の時点で入ることはできた。シーズン中は混むため早めの到着をお勧めする。整備されたトイレあり。

この登山記録の行程

駐車場(07:43)・・・カタクリの園(07:58)・・・中岳(08:27)・・・ハングライダー発着点(08:29)・・・三毳神社(08:34)・・・富士見台(09:05)・・・青竜ヶ岳(09:33)・・・かたくりの里(09:46)・・・駐車場(12:48)

コース

総距離
約10.7km
累積標高差
上り約996m
下り約996m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

この3連休に雪山に登ろうと、車に装備一式を詰め込んで家を飛び出す。
2日の山旅として工程を設定。初日は雪山へ向かう途中で、真逆の春の山として有名な「三毳山」に立ち寄ることにした。
三毳山は、山と言っても標高229mの小さな里山で、全体が公園として整備されていてファミリーにも人気の場所で、季節を通していろいろな花が楽しめる。とりわけこの時期はカタクリが乱舞する群生地として有名だ。
早朝、雨が降っていたが、到着する頃にはなんとか雨雲も移動して青空も見えてきた。
7時に到着。開園前なので駐車場には入れないと思っていたが、特に制限はなく、無事、駐車することができた。
外に出るとかなり風が強く肌寒い。元々は初日に雪山を予定していたが、週末は全般的に風が強いと予想されていたので、様子見のため日程を組み替えた。少なくとも今日の風の強さでは、雪山は止めて正解だったと言える。
早速、山に入っていく。
三毳山には至るところにハイキングコースが整備されている。どこに行こうか迷うところだが、まずは人が少ないうちにカタクリの群生地を見ておくことにした。三毳山にはカタクリの群生地が2か所ある。今回、東駐車場を利用した関係から、一番近い「カタクリの園」から巡る。
歩き出してすぐに福寿草やセツブンソウの看板があったが、こちらは既にシーズンを終えていて咲いている花は見当たらなかった。
カタクリの園まではさほど遠くなく、階段で斜面を少し登った先にあった。
通常、観光向けのパンフレット等は最高の状態で撮影されているため、現物を見た時にガッカリしがちであるが、目に飛び込んできた最初の印象は「写真以上の風景が目の前にある!」だった。
斜面いっぱいに広がったカタクリの絨毯を目の前に、ただ圧倒されて言葉も出ない。朝露が残る中、穏やかな木漏れ日が射し込んでカタクリ達の淡い紫のドレスを照らしている。その姿は、Spring Ephemeral(春の妖精)の言葉がまさに相応しい。日本中の妖精がここに集い、陽がのぼってくるのを一斉に待っているようだった。この素敵な風景を独占できるなんて。早朝に来て大正解だった。鳥のさえずりを聞きながら、暫し魅入る。
徐々に、人が増えてきたので場所を譲り、高い場所を目指して歩き出す。
登りきったところが中岳。どちらに進もうか悩んだが、端から端へと歩いてみようと、まずは左に折れてみる。
数分歩いた所で視界が開けた場所があった。看板を見ると「ハングライダーの発着所」と書かれていた。ハングライダーにしては高度が足りないような気もしたが、確かに見晴らしと風の通りは抜群だった。
そのまま、三毳神社に向かって進む。途中で、桜がとても鮮やかに咲いていた。青空に映えてとても美しい。その横に、桜のピンクとはまた違った趣の淡いピンクの花があった。大好きな春の花の一つ、ミツバツツジ。今年初めての出会いに嬉しくなった。
南駐車場まで一旦降りて登り返す。実は、この坂が三毳山で一番の急登だった。短いながら、かなり登りごたえがある。
縦走路から外れて、富士見台に立ち寄る。三毳神社の境内からも見えていたが、三毳山は低山ながら富士山がよく見える場所としても有名で、この日も春の霞の中、それでも真っ白な富士山が際立って見えていた。
中岳に戻り、今度は反対側にある三毳山の最高点「青竜ヶ岳(標高229m)」を目指して縦走する。アップダウンも少なく、実にファミリー向けの山だ。山の規模的にも花が豊富なところも、子供時代からよく遊んだ文殊山(深田久弥が中学生時代によく登った山)に雰囲気が似ていると思った。
青竜ヶ岳を過ぎ、そのまま降っていく。目的はもう一つのカタクリの群生地「かたくりの里」。
金網のゲートをくぐり群生地の中に入っていく。最初のカタクリの園ほどの密度はなかったが、こちらは至る所に咲き誇っていて、その中に遊歩道が延びているので、カタクリの中を歩いている感じ。足元の近いところにもいっぱい咲いているので、いろんな角度で写真も撮りやすそうだ。大きなレンズを抱えて、しゃがみ込んで接写をしているカメラマンも沢山いた。
自分もカメラを片手に、ゆっくりと園内を散策する。日当たりの影響か、こちらのカタクリは、少し旬を過ぎている気がした。淡い紫に交じって、真っ白な小さな花も交じっている。アズマイチゲ。これも可憐で素敵だった。
その後、気が許すまで三毳山を行ったり来たりと縦横無尽に探索しながら駐車場へと戻る。
帰る前にお腹が空いたので、物産展にある食べ物屋で、豚汁付きカレーセットを注文。なんと500円と嬉しい低価格。外のベンチに座りながら頂いた。美味し。
登山と言うレベルではなかったが、たまにはこんな山歩きも楽しいものだ。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • うわぁぁぁぁぁぁ いいなぁ

  • うわぁぁぁぁぁあ 凄かった。
    です。 ^_^

登った山

三毳山

三毳山

229m

よく似たコース

三毳山 栃木県

カタクリ咲く都市公園として親しまれる山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
1時間45分
難易度
コース定数
7
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