行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
黒山三滝の無料駐車場
この登山記録の行程
黒山三滝の無料駐車場 7:55
傘杉峠 9:05
八徳一本桜 9:30
高山不動尊 10:30
関八州見晴台 10:55(30分休憩)
黒山三滝の無料駐車場 12:20
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
先日行った三国山から鎌沢への下山路の桜は、やはり残念だった。里に咲く桜はそれなりに見事だったが、見事以上の花は、人を陶然とさせる。
そこで、昔の記憶と人の噂を頼りに、奥武蔵の八徳の一本桜を見に行くことにした。ちなみに八徳は「やっとく」と読むそうだ。ひびきが良い。
行政区では飯能市、駅でいえば吾野駅か西吾野といったところだけど、東松山に住む私にすれば、越生から行くのが楽。しかも、稜線を越えて、吾野側に下りつつ一本桜を探せるのも良い。
問題が一つある。稜線を越えて八徳に下るのに一番便利な傘杉峠を越えるコースが、台風19号以来、大きな崩落があって使えない。実は12日に台風19号が上陸した後、16日に傘杉峠から黒山三滝に下った。年寄りのくせに思慮に欠けた行動だった。あれからコースが通行止めになった。
あれから半年経った。奥武蔵のあちこちの崩落箇所に、少しずつ道が付きつつある。傘杉峠の崩落は小さなものではなかったが、さてどうだろう。
そんなわけで、黒山三滝駐車場に車を置いて傘杉峠へ向けて藤沢入を歩き、崩落現場を確認して、あわよくば越え、傘杉峠越えで八徳一本桜をめざす。帰路は高山不動を経て関八州見晴台で休憩を取り、日照水を経て黒山三滝に下山する。
半年前に藤沢入を下ったときは、崩落現場の土砂はまだグズグズで、川も濁流だった。今、土砂の水は抜け、川は元に戻っている。数カ所あった徒渉路に架かっていた橋はすべて流れていて、両岸が削られているが、なんとなく踏み跡があり、雨の後で水量が増えてでもいなければ渡れる。
やはり問題は、崩落箇所だった。崩落の直前で、道は右岸から左岸に移る。今は、上部からの崩落現場の左岸を登っていく。崩落の最上部に岩の壁が現れる。この岩の上にあった土砂が流れたようだ。その岩の壁の直下で、崩落を左岸から右岸に渡る。深さ3m、幅5mって感じ。半年前も、ここを逆に通過した。結局、それ以外の踏み跡はできていない。
正しい場所で崩落を越えれば、そこには木段が続いている。そこまで来れば、鎖場を越えて、傘杉峠はすぐ。私はこの間、軽アイゼンを装着して歩いた。
緊張から解放されて、・・・八徳の一本桜は見事以上のものだった。やはりここは、下からよりも上から、・・・それも、晴れた日に歩いてくるのが良いと思う。
ここから高山不動への道は、厳しい登りだった。私は疲れてしまって、関八州見晴台では、昼寝をしてしまった。
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