行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
室堂ターミナル(10:00)・・・立山室堂(10:10)・・・北峰(11:30)[休憩 10分]・・・南峰(11:50)・・・ザラ峠(14:40)[休憩 10分]・・・五色ヶ原山荘(15:40)
【2日目】
五色ヶ原山荘(07:00)・・・越中沢岳(09:40)[休憩 30分]・・・スゴ乗越小屋(13:10)
【3日目】
スゴ乗越小屋(07:00)・・・間山(08:20)[休憩 20分]・・・北薬師岳(10:20)[休憩 20分]・・・薬師岳(12:10)[休憩 30分]・・・薬師岳山荘(13:20)
【4日目】
薬師岳山荘(06:00)・・・薬師峠(07:10)[休憩 20分]・・・太郎平小屋(07:50)[休憩 20分]・・・三角点(10:10)[休憩 10分]・・・折立(11:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
まずは、何故”唐突な・・”の説明が必要であろう。そもそも今回は、折立から入り、雲ノ平・高天原~鷲羽~新穂高温泉ルートを目指して富山駅前(前泊)をスタートする、予定であった。雨の上がった翌朝、”昨夜の雨は、すごかったな”、と思い出しながらバス乗り場に行くとバスがなかなか来ない。ようやく来たので乗り込もうとすると、運転手さんが”折立ルートは土砂崩れで通行止めです”とイケシャーシャーと抜かすではないか。この瞬間、このまま帰るしかないか、と考えたがここまで来て退散するのはあまりにも悔しい。そこで、コースを変更して「薬師岳縦断」を考え、立山室堂~薬師岳~折立を考え付いた。なかなか妙案と一気に気分喪失を取り返した。ところがである。室堂バスルートも土砂崩れで通行止めの説明があり万事休す。この時点で周りの10人程度は諦めて退散し残るは我ひとり。せっかく関西からきて、富山のオッサンと喋っただけで帰るのは、何もしないで5歳も年を食った気分になる。ブルーな気分で顔を上げるとそこには”富山地鉄”の駅があるではないか!立山駅まで行くと間違えなくアルペンルートは動いている!と、窓口で聞いてみると、やはり、途中が土砂崩れで走ってないとのこと、であったが”その区間は代行バスで立山駅まで行けます”。てなわけでドタバタでどうにか室堂まで行き、予約していた雲ノ平コースの小屋をすべてキャンセルし、五色ケ原・スゴ・薬師山荘の予約を済ませようやくのスタートになったのである。
スタート時は、ガス時々雨であったので合羽でGOである。五色ケ原まではガス+小雨で景色は全く楽しめず、いきなり登場した雪渓横断にどこに向かって歩けばええんや!と怒鳴りたくなるコース。幸い同じルートをたどる相模原グループ(家族連れ※おっさんは上級者)について行くことにした。徐々に天候も回復し、いつの間にか雷鳥も足元を走り回っている。とは言え、疲労困憊状態で五色に着き、ビール1杯で昏睡という安上がりでその日が終わった。翌日は、起死回生の晴天。小屋からあれは、槍かな、笠かなと遠くを見つつ縦走再開。スゴ乗越小屋までは、200m下っては300m折り返す、が数回といった結構、タフなコースで”神様、お許しを・・”と大きな声で独り言を言いたい気分で黙々と歩く。この日も疲労困憊でネパール国旗に包まれたスゴの小屋に到着(カレーは絶品)。翌日晴天の中、スタートするも時間が早いにも関わらず既にガスが出てきた。今日は、薬師岳のテッペンを踏む日。”神様、仏様・・・”とすがる気持ちでようやく山頂に到着。結果はガス・・・、であったが10分程度待つとガスが散っていったではないか!遠くまでは、堪能できないが少なくても眼前のカールは確認できた。”神様・・・中途半端なおめこぼし・・有難う!”。今まで遠くから幾度も薬師を眺め、”山容の大きな山”、”ある意味、独立峰的な山”、”暇があったら歩いてもいいかな?”的な山であったが、ばかにしていた分バチが当たったのだろう、と下山中に考えさせられた山であった。
このルートは、想像していた通りスタミナを要する山である。小屋は適所にあるが、スルーしていく登山者も多い。自分の力・スケジュールに余裕を持った計画が必要である。歩いている人は極めて少ない。
フォトギャラリー:10枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 行動食 | 軽アイゼン |