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唐突な薬師岳縦走 2017夏

薬師岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (なんちん さん )

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行程・コース

天候

初日:曇り時々雨、2日目:晴れのち曇り、3日目晴れ後ガス、4日目:晴れ

利用した登山口

室堂ターミナル   折立  

登山口へのアクセス

その他
その他: 電車、バス、ケーブル(アルペンルート)

この登山記録の行程

【1日目】
室堂ターミナル(10:00)・・・立山室堂(10:10)・・・北峰(11:30)[休憩 10分]・・・南峰(11:50)・・・ザラ峠(14:40)[休憩 10分]・・・五色ヶ原山荘(15:40)

【2日目】
五色ヶ原山荘(07:00)・・・越中沢岳(09:40)[休憩 30分]・・・スゴ乗越小屋(13:10)

【3日目】
スゴ乗越小屋(07:00)・・・間山(08:20)[休憩 20分]・・・北薬師岳(10:20)[休憩 20分]・・・薬師岳(12:10)[休憩 30分]・・・薬師岳山荘(13:20)

【4日目】
薬師岳山荘(06:00)・・・薬師峠(07:10)[休憩 20分]・・・太郎平小屋(07:50)[休憩 20分]・・・三角点(10:10)[休憩 10分]・・・折立(11:20)

コース

総距離
約27.4km
累積標高差
上り約2,460m
下り約3,528m
コースタイム
標準20時間34
自己20時間40
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 まずは、何故”唐突な・・”の説明が必要であろう。そもそも今回は、折立から入り、雲ノ平・高天原~鷲羽~新穂高温泉ルートを目指して富山駅前(前泊)をスタートする、予定であった。雨の上がった翌朝、”昨夜の雨は、すごかったな”、と思い出しながらバス乗り場に行くとバスがなかなか来ない。ようやく来たので乗り込もうとすると、運転手さんが”折立ルートは土砂崩れで通行止めです”とイケシャーシャーと抜かすではないか。この瞬間、このまま帰るしかないか、と考えたがここまで来て退散するのはあまりにも悔しい。そこで、コースを変更して「薬師岳縦断」を考え、立山室堂~薬師岳~折立を考え付いた。なかなか妙案と一気に気分喪失を取り返した。ところがである。室堂バスルートも土砂崩れで通行止めの説明があり万事休す。この時点で周りの10人程度は諦めて退散し残るは我ひとり。せっかく関西からきて、富山のオッサンと喋っただけで帰るのは、何もしないで5歳も年を食った気分になる。ブルーな気分で顔を上げるとそこには”富山地鉄”の駅があるではないか!立山駅まで行くと間違えなくアルペンルートは動いている!と、窓口で聞いてみると、やはり、途中が土砂崩れで走ってないとのこと、であったが”その区間は代行バスで立山駅まで行けます”。てなわけでドタバタでどうにか室堂まで行き、予約していた雲ノ平コースの小屋をすべてキャンセルし、五色ケ原・スゴ・薬師山荘の予約を済ませようやくのスタートになったのである。
 スタート時は、ガス時々雨であったので合羽でGOである。五色ケ原まではガス+小雨で景色は全く楽しめず、いきなり登場した雪渓横断にどこに向かって歩けばええんや!と怒鳴りたくなるコース。幸い同じルートをたどる相模原グループ(家族連れ※おっさんは上級者)について行くことにした。徐々に天候も回復し、いつの間にか雷鳥も足元を走り回っている。とは言え、疲労困憊状態で五色に着き、ビール1杯で昏睡という安上がりでその日が終わった。翌日は、起死回生の晴天。小屋からあれは、槍かな、笠かなと遠くを見つつ縦走再開。スゴ乗越小屋までは、200m下っては300m折り返す、が数回といった結構、タフなコースで”神様、お許しを・・”と大きな声で独り言を言いたい気分で黙々と歩く。この日も疲労困憊でネパール国旗に包まれたスゴの小屋に到着(カレーは絶品)。翌日晴天の中、スタートするも時間が早いにも関わらず既にガスが出てきた。今日は、薬師岳のテッペンを踏む日。”神様、仏様・・・”とすがる気持ちでようやく山頂に到着。結果はガス・・・、であったが10分程度待つとガスが散っていったではないか!遠くまでは、堪能できないが少なくても眼前のカールは確認できた。”神様・・・中途半端なおめこぼし・・有難う!”。今まで遠くから幾度も薬師を眺め、”山容の大きな山”、”ある意味、独立峰的な山”、”暇があったら歩いてもいいかな?”的な山であったが、ばかにしていた分バチが当たったのだろう、と下山中に考えさせられた山であった。
 このルートは、想像していた通りスタミナを要する山である。小屋は適所にあるが、スルーしていく登山者も多い。自分の力・スケジュールに余裕を持った計画が必要である。歩いている人は極めて少ない。 

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フォトギャラリー:10枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品 行動食 軽アイゼン

登った山

龍王岳

龍王岳

2,872m

鳶山

鳶山

2,616m

越中沢岳

越中沢岳

2,592m

薬師岳

薬師岳

2,926m

浄土山

浄土山

2,831m

獅子岳

獅子岳

2,714m

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