行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
雁坂トンネル料金所直前、道の両サイドに無料駐車場あり。そこから舗装された林道を上がっていく。入渓地点は沓切橋。
この登山記録の行程
駐車場(7:15)・・・沓切橋(8:00)・・・ナメラ沢分岐(8:20)・・・中ノ沢分岐(9:20)・・・ナメラ沢遡上終了点(11:55)・・・1657.2のピーク(12:45)・・・雁坂トンネル料金所裏(14:35)・・・駐車場(15:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
※入渓後、一部GPS信号がずれていますが、常に沢に沿って遡上しています。
外出自粛要請の緩和を受けて、今シーズン1発目の山行に行きました!
場所は山梨県破風山の南側にあるナメラ沢。文字通りナメが多く、流れがあるところは岩がヌメヌメしているのでフェルトソールがおすすめです。梅雨時、前日にも少し雨が降ったようではありますが、水量は多いところで膝くらいで問題ありませんでした。また、事前調査で青笹尾根の下山ルートの地図読みが難しいことがわかっていたので、慎重に地図読みをしながら下山しました(とはいえ、同行者が先頭を歩いてくれたので私はついていくだけでしたが…笑)。ただ、選択したルートが若干反省点です。
以下、今回の詳細な記録です。
現地には前日(6月26日)入りし、道の駅みとみで前泊しました。道の駅みとみで前泊しているグループは6〜7グループいたと思います。
朝食は前日買っておいたパンで軽く済ませて出発しました。車で2〜3分道なりに走ると雁坂トンネル料金所に着きます。今回利用した駐車場は料金所手前にあります。道の両サイド合わせて50台くらい停められるでしょうか?東側の駐車場の先に林道が続いています。
歩き始めると入渓地点まで舗装路が続きます。道なりに1時間弱歩くと最初に見えてくる沓切橋が入渓地点です。
沓切橋がかかる沢は目的の沢ではないので、下流に向かって進みます。途中で5mくらいの小さな滝にぶつかります。数年前の山行記録をみるとお助け紐がかかっていたようですが、30cmくらいの残骸しか残っていませんでした。パティーで持ってきたロープやカラビナを使って簡易的な支点を作り、ロープにつかまりながら下降しました。
小滝を突破すると1〜2分で分岐点に差し掛かります。ここから久渡沢を遡上します。久渡沢・ナメラ沢ともに非常に緩やかな沢で特段問題に感じる点はあまりありませんでした。
数mくらいの垂直に落ちる滝が1カ所だけありましたが、左岸側の岩を登れば突破できました。念のためロープを出しましたが、なくても登れます。
沢の分岐は常に右岸方面を選択すればいいので迷いません。
今回の山行はピークをとるつもりがなかったので、遡上終了点は下山に使う青笹尾根にアクセスしやすい地点を選びました。地図上にある最後の分岐から数十メートル上流右岸側に地図に表されていない小さな沢があり、そこを伝って青笹尾根に出ることにしました。
ササやシャクナゲの藪漕ぎを覚悟して臨みましたが、藪漕ぎをするほどのササは生えておらず、運よくシャクナゲにはぶつからずに稜線に出ることができました(フェルト足袋での急登にバテバテでしたが…)。
下山は頼れる仲間の地図読みにより想定した道筋を辿ることができましたが、”想定”が今回の反省点です。駐車場の近くに直接降りるルートを選んだのですが、最後の斜面がなかなかの急斜面で、足袋だったため踏ん張りが効かずだいぶ苦労しました。苦労した結果、最後は「けつスキー」でズズズと滑り降りました。笑
車の音が聞こえたので「これで終わりだ!」と思って沢に下りることができたのですが、下りた場所が料金所のゲートの中だったため料金所の方に事情を説明して通らせていただきました。
回避するには、防火帯をそのまま下りて少し離れたところに下りるか、1735のピークから沓切橋に下りれば良かったと思います。
最後はやや反省点が残りましたが、全体としては天気にも恵まれて非常に楽しい沢登りになりました。
そして何よりも4ヶ月近く県境を越えずに暮らしてきたので、遠出できる喜び、山に行けるありがたさを感じた山行になりました。
今年の山登りは社会情勢との兼ね合いの中でできる範囲でやることになりそうですが、遭難して医療現場に負担をかけることのないように十分に準備して行きたいと思います。
フォトギャラリー:31枚
道の駅みとみから甲武信岳方面。正面右手の一番高い山が甲武信岳。
西沢渓谷周辺図
林道から見た雁坂トンネル料金所ゲート内の橋。
舗装された林道を歩きます。落石注意。
沓切橋が見えてきました。
沓切橋を渡ってすぐに右に曲がり、50mくらい進むと入渓地点です。
入渓地点、ここからいったん沢を下ります。
沓掛橋をくぐります。
自前のロープを使って小滝を下ります。残置されたお助け紐は千切れていました。
滝を登ります。ロープがなくても登れます。画面外、手前にもっと大きな流れがあります。
中ノ沢分岐
初夏の気持ちよさがありました。
ナメ滝、流れがあるところはぬるぬる滑ります。
地図上最後の分岐です。
ここから青笹尾根を目指します。
なかなかの急登です。
鹿のフンがかなりの頻度で落ちていました。
踏み跡がありました。人?鹿?
イノシシのヌタ場もたくさんありました。遭遇しなくて良かったです。
シャクナゲが見えたら稜線に出ました。
寄生植物、ギンリョウソウでしょうか?初めて見ました。純白で綺麗。葉緑体を捨てて花だけを残すなんて物凄い戦略です。
防火帯に出ました。
クマのフン、防火帯に複数ありました。よく通るのだと思います。
クマの足跡
こんなところを下っていきました。
沢におりました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
サンダル | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ |
登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 |
テント | シュラフ | スリーピングマット | ロープ | エイト環・ATC | カラビナ |
安全環付きカラビナ | ビレイデバイス | スリング | ハンマー | ピトン | ハーネス |
ヘルメット | 沢登りシューズ | 沢登り用ソックス | 沢登り用スパッツ |
みんなのコメント