行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
行き・・・京葉道路・館山自動車道鋸南富山IC下車
帰り・・・館山自動車道 富山ICから富楽里SA駐車
この登山記録の行程
富楽里パーキングエリア9:36・・・西尾根登山口分岐9:53・・・富山中学校10:03・・・伏姫籠穴門入り口10:14・・・水場10:49・・・北峰・南峰分岐10:52・・・富山南峰11:02(休憩2分)・・・富山愛の鐘11:09・・・里見八犬士終焉の地11:12(休憩2分)・・・富山山頂11:16(休憩18分)・・・伏姫籠穴分岐12:33・・・西尾根登山口13:09・・・道の駅富楽里13:23
自己タイム3時間25分(205分)・・・(休憩時間22分)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
本日伊予ヶ岳に続いて二座目の富山。
富楽里パーキングエリアに入って道の駅富楽里経由で富山の西側から伏姫籠穴ハイキングコースから下山は西尾根コースで周回しました。
先に言っておきます。西尾根ルートは整備が行き届いていなくて危険なので現在通行しない方がいいと思います。今回私は一歩間違えば遭難 本当に怖い思いをしました。
前日にYAMAPで富山のレポートが見られたので多くのレポートは確認せず350㍍低山ハイキングと軽く考え慎重さに欠けた結果だと大いに自責の念に駆られました。
もしこれから尾根ルートを検討ている登山者さんがおらるなら非常に危険であるという情報発信の意味でレポートします。
登りの富山西側富山中学校脇道からの伏姫籠穴ハイキングコースは半分以上は緩やかな舗装道路の登り 周りの杉が昨年の台風でなぎ倒されて当時の被害の大きさを感じさせます。
伏姫籠穴への入り口の門に差し掛かると籠穴は倒木で通行不可でご遠慮くださいと立て看板がありそのまま真っすぐ富山双耳峰のコルである南峰、北峰への合流点に出るルートにしました。
途中かなりの崩落地帯や倒木で道をふさいでいる箇所が散在していましたがトラロープで補助されていたり、巻き道が急遽作られていたり倒木に切り目を入れてトラバースしやすいようにされていたりと注意すれば通行できる状態にされていましたが、この数日の豪雨でおそらく地盤が緩んでいる事でしょうしあくまでも緊急的な登山道でしたので今となっては避けた方がいいと思います。
実際北峰と南峰の合流点にロープでこちらのルートは危険なのでお控えくださいとありました。
麓入り口からはありませんでしたが、下りは危険だからという事なのかも。
又南峰頂上への入口も雑草が生茂って荒れ放題。観音堂は倒木でなのか壊れかけ、南峰の山頂標識も読めず、東屋も木々と雑草に囲まれて景色はおろかちょっと不気味・・・。もはや展望台の態をなしていないです。
直ぐ北峰へ。
少し行くと縁結びの大杉と愛の鐘、そして里見八犬士終焉の地の広場(トイレあり)ここは展望がいいです。金比羅宮を通過して富山北峰の広場に到着。立派な展望台があります。
展望台からは360度の素晴らしい眺め。
広場には今の天皇、皇后陛下が平成11年に登山された石碑があった。南房総市方面、千葉内陸、東京、三浦半島、大島、伊豆半島の先に薄っすらと富士山が確認できました。ここはベンチもあり整備されていて良い休憩ポイントでした。
しかし・・・。楽しかったのもここまで。
下山は北峰から西へ尾根道を下るルート。地図を見る限り緩やかにアップダウンを繰り返しながらふもと迄下るのんびり下山と想像していましたが大きな間違いでした。
先ず尾根道への入り口が見当たりません広場は柵で覆われていました。地図を確認下山コースタイム60分と左側に尾根に向かって真っすぐあるはずの道が・・・。仕方がなく他の登山者の足跡と思われる何となくそれっぽい入り口に入りますが、足場の土も柔らかく尻もちをついて崩れ滑るように10㍍程下に落ち・・・。更に下には道のように見えたがこのまま下れば更に危険と思い木の根っこを掴みながら腕力で元の広場にとにかく戻ることを選択。
足は擦りむいて泥だらけ、低山だからとトレッキングの短パンで手袋持参せず…。何をしてるのだか…自分に腹立たしかった。
広場に戻って再度入り口を探し柵をまたいだ所に急遽作成したような梯子がありました。ピンクテープもありこれで一息と思いきやここからが地獄の始まり。
倒木が多いので通常の尾根道はふさがれピンクテープで巻き道が誘導されている所もありますがそのピンクテープがくくりつけてある木が倒れて少し違うルートになっていて足場が柔らかく崩れてまた軽く滑り落ち尾根に戻るにも雑草で登山道が中々見つからず。
人が通らない為か正規の道は雑草が伸びっぱなしで常に足場が解りにくトゲのある茨のような木もあり足は擦り切れタオルやソックスに厄介なケムゴン、痩せ尾根な所もあり、背丈ほどのススキや雑草で足元も目の前の視界すらままならないのでとにかく一歩一歩足元に気を付けながら歩を進めなければならず。擦り傷に土に汚れたパンツに汚れた手等で精神的に心折れそうでした。
もとの場所へ引き返すことも考えるもこの先もう少し行けば道も開けるかもと期待感が常にあるためここまでの苦難続きの藪道を再度戻る選択肢が中々できませんでした。
結局ほぼ最後まで藪漕ぎ状態。元々あった階段もあちこち雨などで削られていたり崩落しています。今は南房総市も自然災害で大変な状況なので登山道の整備迄とても出来る状態にないのかも。
体力的にも精神的にも打ちのめされ今回低山と言えど山には危険な状況はいつもあることを実感し確認を怠った事を大いに反省。
因みに私は普段分単位で登山計画を立て登山届も必ず提出し安全登山を心掛け年30座程登山を楽しんでいる登山中級者キャリア。
最低限の装備と知識と体力は持つ私でも低山で遭難もあり得ると実感しました。本当に基本的な山の恐ろしさを軽視してしまいました。
本当に反省です。
この尾根道はYAMAPでは表示されていましたが下山後ネットで見ても尾根道を紹介している所はありませんでした。山頂からの入り口見つからなかった事を考えても廃道状態なのかもしれません。
福満寺、伊予ヶ岳側からのルートは他の登山者のレポートを見る限り可能に感じますが私は解らないので確認したうえでお願いします。
ハイキングコース案内こちらにありました。
現在富山自体台風被害で通行止めのようですm(__)m
https://www.mboso-etoko.jp/c_course/c31.html
フォトギャラリー:77枚
富楽里パーキングエリアに駐車
道の駅富楽里
舗装道路を歩くと目の前に富山(左)からの西尾根ルート
オオキンケイギク
取り付きで分岐
左に行くと西尾根ルート登山口
右の伏姫籠穴トレッキングルートへ
しばらく進むと学校の柵らしきのが見えます
溜池
富山中学校を巻くように進みます
こんな道
ヒメオウギスイセン
結構あちこちで咲いていました
オオキンケイギク
伏姫籠穴入り口の門
トイレ
伏姫籠穴はご遠慮くださいとあるので
右の富山遊歩道で富山山頂へ
まだまだ舗装道路
途中倒木が道路をふさいでいました
これは酷い・・・。
中央部が通れるようになっていました。
何とか登山道を保っている
最初のトラロープ①
トラロープ②
倒木
切り込みが入っていました
当時の酷さが解ります
トラバース注意
トラロープ③
トラロープ④
東京湾 大島も♪
水場
最後の急登を登ると
南峰と北峰への分岐
何?まる金
ここでご遠慮くださいと立て看板
そしてロープが張られていました
南峰へ
直ぐ展望台への入り口の標識
左に階段があります
見落としそう
右に行くと福満寺(伊予ヶ岳方面)
観音堂
山頂標識でしょうか?
文字は解りません
案内図に富山342㍍とあるので
東屋内部
眺めはありません
北峰へ
富山愛の鐘
ボタン杉の巨木
八犬士終焉の地
なかなかの眺めです
富山双耳峰見取り図
そして富山の最大のお目当て
終焉の地票木
こんな広場でトイレあります
少し階段を上ると
金比羅宮
山頂入り口
右(北側)に富山349.5㍍山頂
展望台
展望台から
鋸山(鋸南町)三浦半島方面
大島方面♪
南峰方面
富士山?
ほんとだ!
ズーム
西尾根ルート入り口?
とても通れる状態にありませんでした
展望台の西側の柵をまたいだ所に
梯子のようなものがあり降りることが出来ました
本当はこの壁沿いに来れるようです・・・。いや無理だと思う
何となく道があるような・・・。
雑草や倒木で道は消え
ピンクテープが見当たらない
かろうじて踏み跡らしきをたどりながら・・・。
でもちょくちょく倒木が道を塞ぎます
ピンクテープありますがこの通りの雑草で道が隠れています
背の高さまで
こんな視界にも関わらず足元が痩せ尾根だったりします
伏姫籠穴への分岐
現状は尾根ルートではなく籠穴ルートへ下りたいが地図も完全に破線になっていたのでこのまま尾根ルートへ
でもほぼこんな道のりです
そして先の方向も解り辛い
倒木もひどいですがこんな開けているなら一息つくことが出来ます
唯一の喜びヤマユリ
山頂から90分位で登山口に出ることが出来ました。
御覧の通りのどこが入り口か解りません(><;)
苦労した尾根道
道の駅富楽里に到着!
装備・携行品
シャツ | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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