行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
途中水深10~15cm程度の沢を横切りますが、登山口まで普通乗用車で問題なく通れます。
この登山記録の行程
駐車場2:40〜取水口3:30〜トッタの泉5:50〜ヌカビラ岳7:10〜北戸蔦別岳7:45〜戸蔦別岳9:00〜幌尻岳11:15〜戸蔦別岳13:35〜北戸蔦別岳14:50〜ヌカビラ岳16:00〜取水口19:10〜駐車場20:10
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
複数の書き込みに、
「車中泊の場合、樹海ロード日高(最寄りの道の駅)に泊まるのが、コンビニもトイレもあって便利。」とあったので、港から車を走らせ22時過ぎに樹海ロード日高(道の駅)へ到着しました。ですが、時計を見ると翌日の登山開始予定時刻まで5時間弱。寝る準備、出発の準備、登山口までの移動を考慮すると、横になれる時間は3時間半。トイレを考慮する必要はないことに気づきました。
朝食は既に調達しているため予定変更、登山口へ向かいます。
(水筒の水が無い場合は、道の駅で入れてください。)
道の駅から国道を外れるまではそれほどありませんが、国道を折れてから未舗装路までの舗装路が思いのほか長いでした。ですが未舗装路もかなりあり、合計1時間ほどの行程です。
着けば既に15台ほど停められていました。降りて周囲を確認すると一応トイレがあり、かなり上まで埋まっていましたが一応、翌朝使えました。
星が明るすぎて、「言うてるうち、日、昇る?」と焦るほどの素晴らしい景色の中、床に就きました。
ほどなく目覚ましが・・・早急に準備を整え登山口へ向かいます。振り返ると、何組か車内で準備さている様子が見えました。停まっていた車の大半は、前日の出発だったようです。
真っ暗な中ライトを使い取水口へ到着。ここまでは整地されているので、ライトさえあれば安全に歩けます。少し白んできた中ライトを外し、荷物を整えてから登山口へ向かいました。登山口は、川に向かって右側(上流)へ少し歩いた所にある広場の奥にあります。
始めはフキやシダの生い茂る河岸を歩きますが、半時間もしないうちに渡渉を含む遡上になります。二の沢出合までの渡渉は数回ですが、それ以降は「何度も」という感じになります。
幸い数日前から大きな天気の崩れがなかったため、渡渉時の水深は飛び石の部分で足首程度。5m以上ある沢を一気に飛ばない限り絶対に浸かりますが、一般的な登山靴にゲイターを着けていれば問題なく渡れる水深でした。
こういった行程を2時間ほど進むと、沢から離れて一気に高度を上げていくような道に変わっていきます。無雪期の場合、この後ゲイターが必要になる個所は無いので、靴の中の蒸れを防ぐためにもゲイターを外すことをお勧めします。
これ以降ヌカビラ岳までは本州の山でいう「実線の登山道の登山」が続きます。ですが、北戸蔦別岳から先は、本州でいうところの「点線から廃道」と呼べるようなレベルのハイマツの植わった道を歩むことになります。特に、北戸蔦別岳から戸蔦別岳の間は、下りになる往路は生え方が順行でいいのですが、帰りの登りは逆行で難儀します。ストックは、手首に通してハイマツの上に横たわし、ハイマツの枝を一本ずつ選り分けていくような行程が続きます。
こんな状況ですが、七つ沼カールの情景は素敵でした。また、ヌカビラ岳の手前から何時も見える幌尻岳までの稜線。なかなか本州では見られない素敵な光景でした。
帰路も、想定どおり林道はライト点灯。日の光を目一杯使った山行になりました。
このコース、生き死にに関わるような危険な個所はありませんでした。ただし、体力的にはかなり厳しいです。北アルプスでいえば、新穂高温泉から鷲羽岳を日帰りするくらいの体力が必要です。しかも途中に山小屋はありません。もし日帰りをお考えなら、少なくともツェルトと0度近い気温で朝を待てるだけの防寒着(ダウン、薄手の銀マット)程度は持参することをお勧めします。
参考までに
今回アイゼンの出番はありませんでしたが、一部トラバースがありました。通常の年の積雪量であればこの時期でも持参された方がいいかもしれません。
フォトギャラリー:19枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | |||
【その他】 アイゼン |
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