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至仏山 「メタボ本隊ついに森林限界突破」 メタボ登山2020

至仏山( 関東)

パーティ: 2人 (野良耕筰 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

一日目:雨のち晴れ間。 二日目:晴。

利用した登山口

鳩待峠  

登山口へのアクセス

タクシー
その他: 鳩待峠

この登山記録の行程

【1日目】
鳩待峠07:30・・・08:53横田代09:10-09:20・・・09:47中原山・・・09:54アヤメ平・・・10:01アヤメ平休憩所10:13・・・10:31尾瀬ヶ原分岐10:40・・・11:18土場10:36・・・11:54長沢頭・・・12:57長沢橋・・・13:25竜宮十字路/昼食13:57・・・14:25ヨッピ橋・・・14:43キスゲ保護区・・・15:33牛首分岐・・・16:07山の鼻/宿泊

【2日目】
山の鼻06:40・・・06:53登山口・・・07:47森林限界・・・10:10高天ヶ原10:27・・・10:54至仏山11:04・・・12:07小至仏山・・・12:47昼食13:00・・・13:13オヤマ沢田代・・・13:23オヤマ沢・・・14:47鳩待峠

コース

総距離
約22.4km
累積標高差
上り約1,302m
下り約1,302m
コースタイム
標準9時間40
自己16時間29
倍率1.71

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 梅雨明け前の尾瀬山行。今回は「メタボ隊禁断の森林限界突破」が目標。コロナが変な動き。悩みながらも十分注意を払い決行。予報は雨、次の日も微妙な天候。
 結果は、初日午前中は雨。午後は晴れ間あり。二日目の至仏山は晴でした・・・。森林限界の紫外線が、あんなに強いとは想定以上でした。キャップだったので耳が真っ赤で数日後剥けました(涙)。その他にも「至仏山は滑る」と言われていたのに「アヤメ平」の方が滑りまくり。雨の日の木道は十分注意しても「滑る!」です。


【 鳩待峠~横田代 】・・・小雨から雨と風。
 鳩待峠休憩場の横から「アヤメ平」入口へ。木製階段、山道(ザックカバー取付)、木道で「横田代湿原」。ワタスゲは雨で微妙な形(フワフワが見たかった)。このころは小雨。友は「この雨が本来の尾瀬です!」。そう言えば前回は朝霧も出ない快晴二日でした。

【 横田代~アヤメ平休憩所 】・・・雨。風が少し涼しすぎ!
 横田代を過ぎ、中原山を越え、アヤメ平に入ると「本格的な雨と強風」。至仏山や燧ヶ岳は全く見えず通過するのみ。ここまででサクサク抜いて行ったのは二組の四人。ほぼ貸切状態。

【 アヤメ平~尾瀬ヶ原分岐 】・・・スケート場が待っていた!
 アヤメ平が終わり、右側崖の木道に入ると下から風。木々の中の木道に入ると「滑る滑る」スケート場に早変わり。登山口の初めからストックの先端は滑りに滑っていたが、登山靴でも少し接地が悪いだけで「つるん」。短い距離なのに5回も青天(ザックで小さいケガのみ)。「明日、少しでも雨が降ったら至仏山は中止」と友と確認し合う。

【 分岐~竜宮十字路 】・・・安全第一で降下しました。
 尾瀬ヶ原への分岐から竜宮十字路までの木道は、安全第一で降下しました。全然楽しくない!というより「ケガしない事を優先」したので「草木たち御免なさい!もう雨の日はこの地域には入りません」と誓った。

【 竜宮十字路~ヨッピ橋 】・・・竜宮小屋は、まぼろし~!
 竜宮小屋のトイレを借りる予定が「休業で使えないよ」。こうなればヨッピ橋からしてやる!と。十字路の休憩所で遅い昼食。アヤメ平経由「剛力パック」じゃない昼食。
 「ニッコウキスゲが見頃だよ」とのことが。ポツリポツリのキスゲ。なんでヨッピ橋に行くんだ?と花が少ないことに不機嫌になる。
 ヨッピ橋手前の休憩所でキスゲの花の写真撮影。ヨッピ橋撮影。ここで「保護区」の事を初めて知らされる(予備知識なしでした)。

【 ヨッピ橋~キスゲ保護区 】・・・鹿の食害が目で見える保護区。
 ヨッピ橋から・・・しなくて。キスゲ保護区へ。
流石に保護区の中はキスゲが沢山咲いていました。尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは保護しないと鹿に食べつくされるらしい。人が鹿を食べ尽くすか、鹿がキスゲを食べ尽くすか、面倒な時代になりました。

【 保護区~牛首~山の鼻小屋/宿泊 】・・・晴れ間が出てきた!
 保護区前後で晴れ間が。明日登る予定の至仏山も全景を見せたり、山頂が隠れたり。
そして山の鼻小屋の山の鼻荘に到着。トイレも我慢することなく到着しました(汗に変わった?)。

【 山の鼻荘 】・・・大陸の方達「密です!」
 山の鼻荘は四組の宿泊のみ。お互いに距離をとり静かで快適な環境。ところがソフトクリームを買いに「大陸の方が6名」密な状態で、夕食を摂るメタボ本隊の背後に「密」。唯一、不愉快な場面でした。
 夕食、朝食はたいへん美味しく頂きました。暖かいおかずは想定していなかったので「生ビール」が余計に美味かった!

【 山の鼻~森林限界標識 】・・・メタボ隊、禁断の地へ突入!
 昨日と打って変わって。至仏山丸見えの好天。宿で昼食の「おにぎり」を作ってもらい。いざ「至仏山、森林限界突破!」へ。
 高度順化は昨日の「アヤメ平」で訓練しているので対策バッチリ(?表現が古い)。登山口から木製階段、慣れた山道、朽ち始めた木道・・・チョッとビビる。木道は滑りそうで慎重に慎重に進む(メタボ隊標準速度自体がカメ並み)。登り易くなったころに禁断の地「森林限界」標識が出現!確かに高い木々が無い。木道が滑りやすいので雨が一滴でも降ったら、メタボ隊には絶対無理だと感じながら登る(登り専用にした意味が分かった)。

【 森林限界標識~岩石地帯 】・・・ストックが微妙に邪魔。
 森林限界突破すると岩石地帯。大きい岩を越えるときはルートが難しい(短足同好会員にはキツイ所があり)。ストックが微妙に邪魔になるが意地で収納しない。尾瀬ヶ原から見た「直登地獄ルート」を身体で実感。

【 岩石地帯~木製階段地帯 】・・・野良は階段に弱い。
 尾瀬ヶ原や燧ヶ岳が良く見える。良く晴れているので紫外線が非常に強い。のどが渇き水休憩を繰り返す(何時ものメタボ隊ペースですが・・・何か?)。宿でPETボトル満タンにしてきて良かった!唇が異常に乾くのも紫外線の影響?と思われる(夏はリップクリームは絶対必要)。友は階段地帯が得意なのでスイスイとカメ速度で行く。

【 木製階段地帯~高天ヶ原 】・・・天国にはずっと居られない!
 木製階段ばかりになると「高天ヶ原の休憩所!」。少し風も有る。高山特有の景色。至仏山の山頂も見える!ずっと休憩して居たいが「ホントに登頂が12時になってしまう」と重く太い腰を上げ頂上へ向かい発進。

【 高天ヶ原~至仏山の頂 】・・・高山病にならず元気。
 山頂は雲が時々かかる写真には丁度いい感じの天候。雲で影になると涼しいので身体にも優しい。頂上付近は急激な登りが無いので、微妙な体調が戻った気がした。
 至仏山頂は360度の眺め。森林限界を越えることがないメタボ本隊には高山に来たと感激もあるが。体力とバランス感覚に微妙な思いを感じた山頂でした。

【 至仏山~小至仏山 】・・・ダムが見える。岩場のストックは微妙。
 山頂は狭いので早々に撤退。遠くにダムを見ながら下山開始。と、いきなりの岩場。大きい岩なので足場確保に苦労した。でもハイマツや白いシャクナゲが咲いてたり、それなにり楽しい。ストックが邪魔だけど短くして対応。至仏山から小至仏山のコル?は良い感じの高山らしい風景。小至仏山は巻道があるらしいが見つからず山頂経由。

【 小至仏山~休憩場 】・・・休憩場からの眺めはイイね。紫外線は強敵。
 小至仏山から見える木道の終わりの休憩所で昼食。かなり傾斜している休憩場だけど。ここから見る小至仏山や尾瀬ヶ原&燧ヶ岳は好きな風景。昼食は宿の「おにぎり2個」美味しくいただきました。
 両耳が紫外線で赤く焼けあがっていました。いつものツバ付き帽子にしとけばよかった(涙)。三日後に皮がむけました。

【 休憩所~オヤマ沢田代湿原 】・・・乾いてきた。
 休憩所からクマザサ地帯、低木樹、そしてオヤマ沢田代湿原。ワタスゲも乾きはじめてフワフワです。オヤマ沢が交わると、もう森林地帯の始まり?何時もの見慣れた山道。

【 オヤマ沢~鳩待峠 】・・・水残量400mm今回もギリギリ。
 あとは鳩待峠まで・・・歩く・・・歩く・・・休む・・歩く。途中の長い木道で五~六人組にあおられましたが逃げる所無し。誰かが鈴を鳴らしていれば遠くでも気が付いたのに。圧力団体になっていることにリーダーは気が付いて欲しい!木道階段は幅が広いので追い越させました(怒!)。
 今回の水の残量は約200ml。友は350mlくらい。水切れギリギリの量でした。宿でPETボトルを満タン2Lは大正解でした。この時期は十分すぎるくらいの水が必要ですね。



 鳩待峠の自販機でPETボトルの炭酸飲料購入。コロナのためボトルは持ち帰り。プルトップ缶でなくて良かった。次はホームの武蔵御岳神社と蓮華ショウマ情報を予定しています。早くコロナが収束してほしい。太陽に黒点が少し戻ってきています!

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登った山

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