行程・コース
天候
初日は曇り一時雨時々薄日、2日目は10時くらいまで風と霧、その後は晴時々霧、3日目と4日目は晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中央道松本インターから安房トンネルを通り国道号線へ。橋から飛騨トンネルを超え有峰林道に入り折立へ。昨年度は災害復旧工事のため飛騨側から有峰林道にはアクセスできなかったが、令和2年7月23日より通行可能になった。
この登山記録の行程
【1日目】
折立(09:00)・・・三角点(10:56)[休憩 20分]・・・太郎平小屋(14:00)
【2日目】
太郎平小屋(05:15)・・・薬師峠(05:35)・・・薬師岳山荘(07:22)[休憩 20分]・・・薬師岳(09:00)[休憩 30分]・・・北薬師岳(10:41)[休憩 10分]・・・間山(13:26)[休憩 20分]・・・スゴ乗越小屋(14:33)
【3日目】
スゴ乗越小屋(05:25)・・・越中沢岳(09:29)[休憩 50分]・・・五色ヶ原山荘(14:40)
【4日目】
五色ヶ原山荘(04:10)・・・ザラ峠(04:58)[休憩 10分]・・・南峰(08:33)[休憩 40分]・・・北峰(09:29)・・・立山室堂(10:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
令和2年7月23日より有峰林道が飛騨側から入れるようになりラッキーだったのですが・・・。例年ならとっくに明けているはずの梅雨が、記録的に長くなり梅雨明け前に登ることになりました。折立から入り室堂に抜けるコースにするか、室堂から入り折立に抜けるコースにするか、迷いましたが自宅から登山口までの移動時間がかかることから、1日目の行程が短めの折立から入ることにしました。結果的には、霧と強風の薬師岳と快晴の五色ヶ原・獅子岳を体験することができました。ちなみに、逆コースだった場合、霧と強風の五色ヶ原と快晴の薬師岳を体験することになったでしょう。
折立駐車場(無料)に車を駐め、1日目は太郎小屋まで行き、スゴ乗越小屋、五色ヶ原山荘と宿泊し、ゆっくり縦走しました。休憩地点でコーヒーを飲み、お花畑やピークでは写真撮影や動画撮影に十分時間を取りました。帰りは室堂から有峰口駅まで行き、有峰口駅からタクシー(事前に予約)で車を駐めてある折立まで戻りました。逆コースの場合は、立山駐車場(無料)に車を駐め、1日目に五色ヶ原山荘まで行き、スゴ乗越小屋、太郎小屋に宿泊し、4日目は折立からバスで有峰口へ、有峰口から富山地方鉄道を使い駐車してある立山駅に行くことになります。ちなみに、このルートの方が経済的です。
参考 有峰口駅から折立 タクシー12550円(有料道路代込み)
富山地鉄タクシー TEL076-421-4200
折立から有峰口 バス2500円 9:00発9:50着 11:40発12:30着
今年は新型コロナウィルス感染症予防のため、山小屋はすべて予約制です。ゆったりと使うことができました。ちなみに、五色ヶ原山荘は個室、それも使用されている部屋は半分でした。
前置きが長くなりましたが、縦走路の様子です。・・・。
【1日目 折立~太郎小屋】
曇り一時雨といった天気の中、ひたすら登りました。三角点を過ぎるとニッコウキスゲの咲く草原の中の良く整備された登りとなります。晴れていれば薬師岳を望むこともできたと思います。
【2日目 太郎小屋~スゴ乗越小屋】
薬師峠まで比較的なだらかな木道が続きます。薬師峠のキャンプ場を超えると、沢沿いの急登になります。増水時は歩きにくいかもしれません。この登りを踏ん張るとやや緩やかな登りになります。さらに進むと、薬師平に広がるハクサンイチゲのお花畑が一面に見られます。疲れも30%くらいは和らぎました。まもなく、木の香り漂う薬師岳山荘に到着しました。次は是非泊まってみたいと思うような山小屋です。たっぷり休憩し、霧と強風の中を薬師岳山頂に向かいました。山頂からは何も見えなかったので、後日グーグルマップのストリートビューで山頂からの眺望を確認しました。
やや雲が薄くなった中、薬師岳山頂から北薬師岳に向かいました。途中痩せ尾根がありますが、足場もしっかりしているので問題ありません。ただ、強風時は注意が必要かもしれません。
北薬師岳からは大きな岩がごろごろした道を進むと間山です。この頃になると天気も回復し、赤牛岳や裏銀座の山々を見ることができました。間山でたっぷり休み、一気にスゴ乗越小屋に向かいました。スゴ乗越小屋はタルチョという経文書かれた旗が飾られ、ネパールをトレッキングした時のことを思い出させてくれました。小屋の中もネパールのお香たかれ、しっとりした雰囲気でした。
【3日目 スゴ乗越小屋~五色が原山荘】
3日目は朝から快晴でした。スゴ乗越からスゴの頭に向けて大きな岩がごろごろした道を登り、スゴの頭の脇を通った後、越中沢岳への急な登りになります。下から見上げると、ここを登るのか・・・とため息が出そうですが、登ってみると意外に登りやすい道でした。下りより登りのほうがいいかもしれません。振り返ると大きなカールをもった薬師岳、眼下にはエメラルドグリーンの黒部湖、前方には針ノ木岳が見られました。遠くには、笠ヶ岳や槍ヶ岳も顔を出しています。早く通過してしまうのがもったいなく、自然と歩くペースもゆっくりになってしまいました。鳶山に着くと、宿泊するで五色が原山荘の赤い屋根が広大な湿原の中に見えてきます。お花畑と雪渓の中を気持ちよく山荘まで下りました。五色が原山荘は個室、さらにコロナ対策のため半分の部屋しか使われていませんでした。
【4日目 五色が原山荘~室堂~立山駅~有峰口~折立】
五色が原山荘を早めに出発し、ザラ峠から獅子岳への急な登りを歩きます。梯子や鎖もありますがよ、よく整備されているので心配はありません。ただ、他の登山者の迷惑になりますので、落石を起こさないように慎重に歩いてください。獅子岳から浄土山までは雪渓をトラバースするところもありますが、ステップがしっかりしているので、アイゼンは必要ありませんでした。お花畑あり、雪渓あり、ちょっとした岩場ありと変化に富んだ気持ちの良いコースです。浄土山からは、室堂に向けて一気に下りました。
室堂からは高原バス、ケーブルカーで立山駅まで行き、立山駅から富山地方鉄道を使い有峰口駅まで移動しました。有峰口からはあらかじめ手配しておいたタクシーで車のある折立まで戻りました。前半は梅雨の影響を受けましたが、後半は梅雨明けの爽やかな山歩きとなりました。
フォトギャラリー:41枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール |
ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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