行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)ホリデー快速奥多摩1号にてJR奥多摩駅
復)JR奥多摩駅
この登山記録の行程
奥多摩駅出発(8:42)-(武蔵氷川神社参拝)-(根元神社参拝)-向寺地吊橋(9:18)-(向寺地のアカガシ)-トロッコレール(9:37)-平石尾根取付き(10:05)-高圧鉄塔(10:35/10:50)-平石山(11:52)-縦走路分岐(12:23/12:32)-本仁田山(12:33)-ゴンザス尾根・花折戸尾根分岐(13:00)-ゴンザス尾根登山口(14:10)-(大山祇社参拝)-もえぎの湯(14:18)-三河屋旅館/麻葉の湯(14:32)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
奥多摩駅から破線ルートを辿って本仁田山を周回して来ました。山を歩くのは20週間ぶり、心地よい疲労感と筋肉痛を噛みしめながらの山行記録です。・・・やはりリアルが良いですね。
≫春分の日以来山を自粛していたら何時の間にやら立秋です。 このまま自粛を続けるか、GoToか、優柔不断に悩んでいるのを見かねたカミさんからの「行って来れば?」の一言で踏ん切りを付けると、前の晩はワクワク、ソワソワです。
不要不急な山支度で電車に乗り込むのは後ろめたくもありましたが、ホリデー快速は登山者で満席です。休日の早朝に付き物だった朝帰りの若者の姿は見当たらず、人出の少ない新宿駅の雰囲気が印象的でした。
お久しぶりの奥多摩駅には立派なトイレが完成していました。日原行きの路線バスが運行再開していますが、人気の川乗山と稲村尾根が通行止めのままですので乗り込む登山者も少なめです。
自粛明けの一発目に敢えてキツメの急登を登りたくて選んだ本仁田山ですが、混み合うことが予想される大休場尾根は避け、3年前に一度歩いている平石山経由の破線ルートを辿ってみる事にしました。
コースの前段は谷あいの植林帯を進む水平道で、出だしの足慣らしには持って来いです。守屋さんの登山詳細図に「曳鉄線探索路」と紹介されていて、現役の石灰運搬トロッコやコンクリートの遺構など、異次元チックな景観が見どころです。
尾根線の直登と尾根腹の九十九折れを交えたガッツリ系の平石尾根ではたちまち脚が悲鳴を上げますが、久し振りのこの感覚が溜まりません。 やっぱり来て良かった~、等と独り言ちながら斜面を踏みしめれば、足元を横切るザトウムシでさえ愛おしく思えてきます。 草叢で寿命を待っていたのでしょう、驚いたハルゼミが声も無く飛び立っていきます。
途中、道を間違えて尾根に入り込んだ中国人留学生のグループに出くわすハプニングがありましたが、想定通りの静かな尾根歩きを堪能し、稜線の縦走路に合流すると本仁田山は指呼の間です。
混み合う本仁田山の山頂は素通りして、そのままゴンザス尾根を下りましたが、覚悟していたとはいえ一時間半強の急な下りは登りよりも数倍応えました。 足腰の衰えを痛感しながら青梅街道に降り立ち、麻葉の湯で汗を流した後は初めて立ち寄った「むら㐂」で冷たいビールを頂いて、自粛明け一発目の山行もしっかり締まりました。
因みに、奥多摩町では未だコロナ感染者はゼロだそうです。持ち込まない様くれぐれも用心しなくては、、、。
本日の総歩数31,166歩、歩行距離20.9km、消費カロリー1,068kcal、脂肪燃焼量76g也。
フォトギャラリー:66枚
7ヶ月振りの奥多摩駅。運行再開した東日原行きのバスは小型バスで増便も出ていましたが、乗客は少なめです。
仮設トイレが無くなり、立派なトイレが出来上がっていました。便座はウォシュレットです!!
虫よけ、日焼け止めに、消毒スプレーを加えて、今年の夏の三点セットです。
お久しぶりの奥氷川神社に入山のお参り。
愛宕山の姿もお久しぶりです。
うっすら雲に隠れているのが、これから向かう平石山です。
日原街道を進みます。
途中の根元神社にも入山のご挨拶。
根元神社には、寺地の将門神社が遷座されています。
歌舞伎役者張りに見得を切った狛犬。
寺地バス停から少し進んだ所に吊橋への階段がありますが、案内板などはありません。
向寺地の吊橋を渡って、日原川の左岸に渡ります。
吊橋を渡ったところに、一軒の廃民家があります。3年前に来た時はご年配の男性がおられたのですが、、、。
民家の上にある、アカガシの巨木に立ち寄りますが、道は荒れていました。
アカガシの大木の根元に鬼子母神の社があります。
向寺地のアカガシ、奥多摩町の天然記念物に指定されています。
樹高20m、幹回り4.5mとあります。
太い枝ぶりが見事です。
アカガシから、植林帯の水平道を進みます。
途中、奥多摩工業曳鉄線のレールが施設されています。
土曜日はお休みですが、日原から石灰を運ぶ現役のトロッコです。
その先には、巨大なコンクリートの遺構があったりします。
まるで異次元空間に迷い込んだような気分、、、
水量が少なくて残念ですが、自然の造形物も見事です。
水平道を抜け切ると、また廃民家があります。
廃民家の先の案内表をみて、平石尾根に取り付きます。
尾根の末端部に設置された落石防止の壁の間を縫うように登って行きます。
キツネノカミソリ、でしょうか? 意識してみるのは初めてかも。
尾根筋の直登が溜まりません♪
小さなハルゼミの抜け殻。そういえば、結局今年はハルゼミの大合唱のシャワーを浴びることが出来ませんでした、、、。
九十九折れに登って、高圧鉄塔で一休み。
数少ない道標。 ⇒安寺沢、⇒平石橋、とあります。
狩倉山(不老山)は生憎の雲の中。
南面の景色も余りよく見えません。
鉄塔から再び尾根線の直登。
途中、⇒安寺沢と書かれた山腹道が分岐しますが、そのまま尾根筋を直登します。
焦らずに、一歩一歩、、、
尾根は痩せたかと思うと、、、
急に広がったりします。踏み跡が薄いので、下りで使う時は要注意です。
水道局の標識が目印になります。
落葉松の樹林帯。
山の神には一円玉をお供えしてご挨拶。
僅かですが、こんな露岩帯も越えて行きます。
平石山の山頂直下は、尾根腹の九十九折れを辿ります。
見落としてしまいそうな平石山の山頂標とケルン。
山頂はだだ広く、景観はありません。
平石山の先で、道迷いの中国留学生のグループに遭遇。川乗山を目指したつもりだったようですが、状況を説明して引き返らせ、ついでに川乗山は諦めさせました。
尾根の上部でモノレールを横切ります。
川乗山への縦走路に合流。立派な道標が経っているのですが、、、。ここで学生さん達の到着を待って、正規ルートに戻るのを確かめます。
本位田山の山頂には10数名の登山者が休んでおられました。見た限り、誰もマスクをしていませんでした。
山頂で写真を撮るのはどうやらインド系の方のようです。今日は外人さんが多いな~。
花折戸、ゴンザス尾根方向に下ります。「花折戸尾根は登山口の橋が封鎖されていて渡れません」とあります。
こちらの尾根も中々の傾斜です。
花折戸尾根とゴンザス尾根の分岐。
今年は春の新緑も見損ねてしまったな~。
尾根の途中に建つ電波塔。
高圧鉄塔も通過。
強烈な傾斜で、既に下半身はガクガクです(辛)。
地面で寿命を待つハルゼミ、、、。
やっと下山完了です。
登山口脇の大山祇神社に無事下山のお参り。
三密が怖いので、もえぎの湯はパスします。
多摩川の河原のキャンプ場は、結構賑わっているようです。
麻葉の湯の日帰り温泉が営業していることは、前日に確認済みです。
入浴料1,000円は少し高めですが、このお風呂を貸し切りと思えばお安いものです。
最後は、初めて立ち寄った「むら㐂」で、生ビールと澤乃井をおいしく頂きました♪
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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