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天狗岳~白駒池・にゅうを経て日帰りピストン縦走

天狗岳・にゅう( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (ラヴィ08 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ・・天狗岳頂上はホワイトアウト(残念)

利用した登山口

白駒池入口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 白駒池の駐車場に駐車。¥600/1日。4:30着。けっこう車が止まっていた。

この登山記録の行程

白駒池入口(05:16)・・・白駒池分岐(05:21)・・・白駒荘(05:28)[休憩 5分]・・・白駒池南岸(05:40)・・・にゅう(06:54)[休憩 30分]・・・にゅう分岐(08:11)・・・中山峠(08:28)・・・黒百合平(08:33)[休憩 44分]・・・中山峠(09:22)・・・東天狗(10:22)[休憩 2分]・・・西天狗(10:48)[休憩 35分]・・・東天狗(11:45)[休憩 15分]・・・中山峠(13:08)・・・黒百合平(13:13)[休憩 40分]・・・中山峠(13:58)・・・にゅう分岐(14:15)・・・にゅう(15:15)[休憩 10分]・・・白駒池南岸(16:36)・・・白駒荘(16:48)[休憩 5分]・・・白駒池分岐・・・白駒池入口(17:04)

コース

総距離
約12.9km
累積標高差
上り約961m
下り約961m
コースタイム
標準9時間6
自己8時間42
倍率0.96

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

天狗岳へ白駒池からニュウ・黒百合ヒュッテを経由し、天狗岳へ、日帰りピストン縦走を慣行!本当なら1泊をして天狗岳を満喫したいところでしたが、今回は日帰りでの縦走でチャレンジしました。朝4時台に白駒池の有料駐車場に着きましたが、結構車が多かった。そして風が強い。シャツだけでは寒くて、レインウェアを着て予定の5:00に出発しました。
今日はとても足が軽くて、すいすい進む。ちょうど朝陽が白駒池に差し込み、すがすがしい朝の始まりです。白駒池南岸を進みニュウへの登山道に入ります。ニュウへの登山道は、薄暗く、苔、岩、根、朽ちた木とどことなくトトロの森を思わせるような独特な雰囲気。少し怖いような感じもすれば、苔の森が奇麗で美しい。途中、にゅうの森というところを通過しますが、ここはトトロの森ですね(笑)。ほどなく進むとニュウへの分岐。ここからが本格的な登りが続きます。そして、足元は岩と苔、そしてリボンがなければ完全に迷ってしまいそうな登山道。慎重に進みます。もう何度もニュウへは来ているので、リズムよく登ります。そして明かりが差し込み、ニュウの岩場が目の前に飛び込みます。そして、今朝は天気がとてもよく、青空に雲が奇麗に浮かび、雲海もところどころ広がっていました。初めてこのニュウから富士山とご対面です。思わず喚起!。となるとニュウの頂に登らない訳にはいきません。ニュウの頂につくとそれは360°の大パノラマが広がっていました。3度目の正直とよく言いますが、3回目の登頂でやっとこの1番の絶景に対面することができました。震えました。風がかなり強くて少し怖いくらいでしたが、この絶景は写真に収めないとと思い、バチバチシャッターを切り続けました。富士山は感動ものですね。そしてこれから向かう天狗岳の双耳峰がどんと構えていて、これから、あそこまで足を伸ばすのかと、改めて気合を入れた瞬間でした。
ニュウから中山峠は、ニュウより少し進んだところが岩や苔で滑りやすく歩きづらいですが、一山超えると登っているけどほど良い登りなのでとても歩きやすい。だんだんと植生も白樺がでてきて森もきれいに見えます。調子よく歩くと中山との分岐につきます。そこから中山峠に下っていきますが、途中、天狗岳が目の前にどんと見える展望台があります。東天狗への荒々しい岩稜もここからははっきり確認できます。西天狗への稜線の双耳峰はみごとです。はやる気持ちを抑えて、まずは黒百合ヒュッテへ。ここでトイレを済ませ、ヘルメットを着用。天狗岳への準備です。
いよいよ天狗岳へ。最初は木々の間を登山道が伸び進みます。そして初めの登り。登りきると、一段と大きな天狗岳が目の前にそびえます。進むと突然目の前に大きな岩が重なる岩場に。これトラバースしてないよな・・・この岩場の上を通って先に進まないといけない。意外と距離があって、景気もバーンと広がるため、強風が吹きつけます。風が強くて少し怖かったですね。なんとか岩場を通過。ここからは、高度をグングン上げて登っていきます。振り向くと小さく黒百合ヒュッテがみえたり、遠くにとんがった岩山が見えるのですが、それがあのニュウです。えっこんなに歩いて来たんだとびっくりするほど。足に感謝です。ますます高度を上げます。天狗の奥庭からのルートとの合流点までくると、岩で荒々しい東天狗と椀を伏せたようなおだやかな西天狗の対照的な双耳峰が、大きすぎるほど目の前に迫ってきます。
東天狗への最後の岩登り・・・ん?!それまで快晴のすばらしい天気だったのに、西天狗と硫黄岳の間から上昇気流にのってガスが上がってきます・・!!やばいなと頼むからあと1時間だけ我慢してとただただ願うばかり。東天狗岳の象徴、天狗岩までくると、もう青色は消えて、白い頂上になっています。気づくと一瞬で西天狗が消えました。東天狗に到着。ホワイトアウトです。そのまま休憩せず、西天狗への稜線を下ります。遠くからみると奇麗な曲線を描いた稜線ですが、実際歩くとガレ場でかなり急こう配。慎重に下って、鞍部へ。そこで一瞬、ガスがなくなり、西天狗・東天狗が頂上を見せてくれました。即座にシャッターをきります。西天狗の登りは簡単ではない。急こう配を登ります。白駒池から調子よく歩いてきましたが、東天狗から下ってまた登り返す、それも斜度があると結構応えます。最後の頑張りどころ。そして、天狗岳最高峰西天狗に到着!といっても、残念ながら360°の大パノラマは見ることがかないませんでした。30分ほど頂上にいましたが、ガスは切れませんでした。白駒池まで戻らなければならないので、また次の機会にと思い直し、東天狗へ戻りました。東天狗を下る際、一瞬雲がきれ、西天狗が顔を見せてくれました。
下りてきて、ニュウまでもどると、天狗岳の双耳峰がまたくっきり浮かんでいるので、山の天気って不思議なものですね。でも、楽しい山行ができました。そして無事、白駒池の駐車場まで戻りました。

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フォトギャラリー:63枚

白駒池入口です。今回の天狗岳縦走はここから始まります。

苔の森に木道が伸び、木々の間に白駒池が見えてきます。

朝陽がちょうど白駒池に。神秘的です。

白駒池南岸のニュウへの分岐。

山の奥に木道が伸びています。

白駒湿原

白駒湿原を超えると少し荒れた感じの登山道を進みます。

そして一段と森が深まります。まるでトトロが出てきそうです。

にゅうの森というところに着きます。トトロの森を連想させます。

ニュウへの分岐に到着。ここから本格的に登りが始まります。

岩と根っこの登山道。ピンクのリボンを見つけながら迷わないように進んでいきます。このリボンがもしなかったら、先へは進めないですね。

さらに斜度が増します。ここを登っていきます。登山道って感じではないですね。

やっとのこと登りを超えると稲子湯との分岐点にたどり着きます。

そして最後の登り、あの空に向かってもうひと登り。岩と根との格闘。

にゅうと中山峠の分岐に到着。左に進めばニュウの岩峰が目の前です。

まず飛び込んで来るのが金峰山と富士山。これは大歓声です。

ニュウの岩峰。この岩峰の上まで行けます。そこに三角点もあり、360°の大パノラマが広がります。

北横岳と白駒池。

妙高山と浅間山

奥秩父の山々

富士山。3度目のニュー登頂で初の富士山です。

硫黄岳と天狗岳

三等三角点「乳岩」

ニュウを後にし、苔と岩と根っこの登山道をしばらく進みます。ここは慎重に。昔ここで怪我をしたことがあって、とても滑りやすい登山道です。

途中、景色のよい休憩ポイントがあります。天狗岳・硫黄岳がばっちり見えます。

しばらくすると徐々に徐々に傾斜を持ちながら登山道は登っていきます。

木々も植生を変え、白い木の林の中を進みます。登山道はとても歩きやすい明るい森です。

どんどん登ります。

そして中山との分岐点に到着。左にいけば中山峠、右に行けば中山です。

硫黄岳と東天狗がだいぶ近づいてきました!

天狗岳が見え隠れして現れ始めます。そして中山峠まだもう少しのところで・・

天狗岳!!

中山峠

黒百合ヒュッテに向かいます。

黒百合ヒュッテ。トイレはとても奇麗。匂いもほとんど気にならないほどです。ここで天狗岳に向かう準備をして、少しお腹に入れます。あとヘルメット着用です。(ヘルメットしていた人は2人だけでしたけど・・・私はします!)

さあ、ここから天狗岳への本格的な登山が始まります。

この可愛い梯子と超えた岩山に登ると・・・

天狗岳がダイナミックに広がります。圧巻の天狗岳です。

一本の細い木道を進みます。

木道の先には、大きな岩が積み重なった岩場が登山道を塞ぎます。巻くのかなと思いましたが、なんとこの上を通過します。風が強かったので、結構怖かったです。風がなければそうでもないと思いますが、吹き飛ばされそうと思うとこういうことろの通過は慎重になります。

また可愛い梯子です。だんだんと登りが急になります。

大きな岩の登山道になってきました。

振り返ると、だいぶ高度感もでてきて、ここが今まで歩いてきた方面。崖の台地面にい1っか所とんがった岩峰がそびえています。あれが、ニュウです。えっあんなに遠くから歩いてきたわけです。ニュウのさらに先には、浅間山がそびえています。

こちらは左下方面。車山の台地がよく見えます。眼下には黒百合ヒュッテとそこから伸びる天狗ノ奥庭です。

ん⁈左上にこぶのような岩峰が・・・見えてきます。

天狗ノ奥庭との合流点に到着!なんと東天狗の岩峰が目の前にもうそびえています。右奥には西天狗がひかえています。双耳峰がもう手の届くところに来ました。

さあ、東天狗にむけて最後の急登です。

東天狗に向かう途中の天狗岩。これを右側から巻いて頂上に向かいます。奥に頂上の十字の標柱が見えています。ああ、でも、なんかガスが登ってきてしまいました・・・

天狗岩。

東天狗の頂上までもう少し!

東天狗の頂上です。すっかりガスに飲み込まれてしまいました。山の天気は大きく変わりやすい。

一瞬、西天狗がガスが切れ見えました!稜線をくだり、西天狗に向かいます。

振り向けば、今いた東天狗の鋭い岩峰です。これまた登るのかとちょっと心が折れますが、双耳峰のさだめですね。

西天狗は意外と急です。ガレ場を一歩一歩確実に登ります。

バックの白い西天狗。完全にホワイトアウトになってしまいました。

二等三角点「東岳」。西天狗のあるのは西だけど東岳という名前です。

東天狗で少し天候の回復を待ちましたが、今日は日帰りピストン縦走なので、次の機会と思って泣く泣く下山しようとした一瞬西天狗が顔をだしてくれました。

ウメバチソウ。

シナノオトギリソウ。

トウヤクリンドウ。

ニュウ近くの絶景ポイントまで戻ってきました!天狗岳の双耳峰が青空に輝いてました。こんな良い天気だったのに、頂上にいったらホワイトアウト。次はもっともっと素敵な景色をみせてくれるでしょう。今日の景色もちろん最高でした!

白駒池。青空が映って輝いています。

無事、駐車場まで戻ってきました。天狗岳まで行って戻ってきました。なかなかハードな1日、お疲れさまでした!

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール

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登った山

天狗岳

天狗岳

2,646m

にゅう

にゅう

2,352m

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