行程・コース
天候
霧のち晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
自宅(3:30)→入間ICから圏央道、中央道で塩尻北IC→乗鞍観光センター(7:17)→8:00発のバスで畳平へ→畳平(8:50)
この登山記録の行程
畳平(9:05) → 富士見岳 → 肩の小屋 → 乗鞍岳(剣ヶ峰) →肩の小屋 → 畳平(13:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
危険な暑さが続く今日この頃、手軽に3000mの山が楽しめる乗鞍岳に行ってきました。乗鞍岳は中学生の時に学校登山で行きましたが、途中で具合が悪くなり登頂できず、また、学生時代に雪渓で夏スキーをした思い出があります。約30年前を思い出しながら楽しい山行となりました。
乗鞍岳は標高3026mの剣ヶ峰を最高峰とする山々の総称です。標高2700mの畳平までバスで行けるので、あまりトレーニングできていない今年の身体にはちょうどいいのではと思い、行ってみました。月末に立山を計画しているので3000mに慣れる目的もあります。
連休中何度も見た天気予報では乗鞍岳は今日は晴れ、到着した乗鞍観光センターもいいお天気だったのでウキウキしながらバスに乗り込みましたが、畳平に近づくにつれガスが立ち込めてきました。畳平に着いたときは真っ白で何も見えず、強風で寒い。あ~、なんて日に来てしまったのだと気分が下がりましたが山の天気はコロコロ変わるしなあ、と気を取り直して出発。ですが、ほぼ初めての畳平、登山口がわからずウロウロしてしまいました。
真っ白で何も見えませんでしたがGPSの差す方向へ進み、まずは富士見岳に登ってみました。
ここは晴れていれば360度ビューで多くの乗鞍岳のピークを一望できる場所らしく、今年はやっていませんが「乗鞍ご来光バス」で登る山らしく、眺望が素晴らしいとのこと。ですが、辺りは
ガスで視界ゼロ、おまけに息もできないほどの強風で登頂後すぐ下山しました。
ザレた道を肩の小屋へ進み途中、何やら人だかりがあったので行ってみるとなんと、雷鳥さんが
いたのです!その時はよくわかりませんでしたがあとで写真を見返すと3羽はいたのではと思います。天気が悪かったので気分も沈んでいましたが、この雷鳥との遭遇で一気に気分が上がりました。(笑)
その後、肩の小屋付近で少し青空が見え、ガスが途切れる瞬間も増えてきました。楽に登れる山だと聞いていましたが、今年のトレーニング不足の身体にはそれなりに効きました。ファミリー連れも多く、お子さんが疲れて座り込むのを親御さんがなだめるシーンも多く見られました。
山頂は狭いので混んでいましたが、絶景を見ながらランチを済ませ、途中頂上小屋でバッジを買って下山しました。
バスは13:05は間に合わず、14:05にしました。人数に合わせてバスを出してくれるのはありがたかったです。行きは3台、帰りは4台だったように思います。
短いコースでしたが、初めての3000m、初めての雷鳥さんとの遭遇に思い出深い山旅となりました。次回は立山ですが、いけるかな?
フォトギャラリー:115枚
乗鞍観光センターの駐車場に着きました。かなりの台数が停まっていて焦りましたが、まだところどころ空いていました。
こちらでバスの切符を買います。
乗鞍スカイラインは先月の大雨で通行止めのため、ここからエコーラインで畳平に向かいます。バスの乗車券は往復で2800円でした。
バス乗り場です。まだ2人しかいませんね。早いけど並ぶことにしました。
バス停から見る乗鞍岳。天気がいいですが怪しい雲がかかっていますね・・・。
コロナ対策の紙が貼ってありました。何年か後にこの写真を見て「こんなこともあったなあ。」なんて懐かしむ日が来るのでしょうか。
観光バスに乗るのってワクワクします。
ワクワクしたのもつかの間、畳平に着くと辺りはガスに包まれていました・・・。
とりあえず写真に納めておきましょう。
気温は12度。風も強く寒いです。下界は危険な暑さなのに・・・。
ホワイトアウトとはこんな状態をいうのでしょうか?まだ経験ないですが。
辺りの様子が全くわからず、方角もわかりません。とりあえずGPSで鶴ヶ池方面へ進みます。
ガスっていますがそこら中に花が咲いているのがわかります。
そうなんですよね、乗鞍岳は火山であることを忘れていました。レベルは1ですが気を付けて行きましょう。
フデリンドウでしょうか。
ウメバチソウ。
花の数が多すぎて一つ一つは撮れませんが、こんな感じでお花畑が広がっていました。
コマクサです。今年も見られてよかった。
鶴ヶ池は鶴の形をしているらしいのですが全く見えなくて残念。
こんな天気ですが富士見岳に登ってみます。畳平では結構人がいたのにこちらから登る人は自分だけでした。
誰もいないかと思ったら山頂に女性2人組が居ました。ものすごい強風です。
晴れていれば360度のビューが広がっているらしいですがこのときはこれが精いっぱいのビューでした・・・。
ガスがとれそうにないので肩の小屋方面に進みます。森林限界なのでハイマツ帯となっています。
イワツメクサでしょうか。
イワギキョウもたくさん咲いていました。
摩利支天岳は気象観測所がありますがロープで行けないようになっていました。
肩の小屋への道は広くて林道のようでした。左側は開けて眺めがよくなっています。
バスで登ってきたエコーラインが見えました。
あれ?前方に人だかりが。もしかして???
わああああ!やっぱり雷鳥さんだ!
生まれて初めてこの目で実物をみました。なんて可愛らしいんでしょう!
足環がついているのは個体観測のためなのかな。
ハイマツからつぶらな瞳でこちらを見ています。
目の上が赤いのは雄でしょうか。
無我夢中で写真を撮りまくりました。望遠で追いかけますがすぐ見失いピント合わせが難しかったです。
そういえば乗鞍岳の雷鳥が19羽木曽駒ケ岳に移送されたニュースを最近見ました。うまく繁殖するといいですね。
写真を撮りだすと止まらないのが悪い癖。この辺で切り上げて先に進みます。
ヨツバシオガマがたくさん咲いていました。
肩の小屋に到着。なかなか大きな建物です。
ガスも薄くなってきましたかね。
肩の小屋はベンチもあり休憩にぴったりです。ご主人?の話だと、昨日は一日中好天だったとのこと。あ~、昨日来ればよかった。「でも風があるからガスも流れそうだね。」とのお言葉に元気が出ました。
さて、剣ヶ峰を目指して出発。
お花の数がすごいです。
アップ。
少し登ったところで肩の小屋を振り返る。
石だらけのザレた道。
登山道の様子。
稜線に出ると急に突風が吹き始めました。わあ!という声がしたので見ると急にガスが切れて権現池が姿を現しました。
そこらじゅうで「今のうちに写真!」と声がしました。(笑)
一瞬の晴れ間にシャッターを切る人々。(自分もですが)
やはり青空が見えると気分がいいですね。
景色も見えてきました。
朝日岳だったかな。
頂上小屋に着きました。帰りに寄ることにします。
コーヒー500円、おいしそうだったな。Tシャツや手ぬぐい、バッチも売っていました。
山頂が見えてきました!よし!快晴。
高天ヶ原を見下ろす。高天ヶ原は自然保護のため立入禁止となっています。
山頂の祠。
裏側は乗鞍本宮頂上本殿となっています。
白っぽい山肌がなんとも素敵です。
やった~!初の3000mです。
山頂は狭いのですぐいっぱいになってしまいます。
少し降りたところでランチをすることにしました。
こんな景色を見ながら、
食べるおにぎりは最高です。
雲がなければ北アルプスや御嶽山、中央アルプスや南アルプスが見えるんだけどなあ。
バスの時間もあるのでそろそろ下山することにします。
頂上小屋でここでしか売っていないバッジを買いました。1000円もしてしまいましたがデザインが素敵です。登頂証明カードもつけてくれました。
肩の小屋が見えてきました。
朝は雲で隠れていた気象観測所も見えてきました。
賑わう肩の小屋。
乗鞍の雪渓です。
アップしてみると多くの方が夏スキーを楽しんでいました。30年前こんなところで自分も滑っていたんだなあ。
エコーラインとのどかな風景。
終わりかけのコマクサ。
お花畑はそこら中に。
ここを下りてお花畑経由で畳平に戻ります。
すぐに畳平が見えてきます。
ウサギギクもたくさん。
ヨツバシオガマ。
ミヤマアキノキリンソウ。
後を振り返って。
ハクサンボウフウ。
お花畑の木道が見えます。前月の大雨による落石で木道が破壊され通行止めで行けなくなっています。散策したかったなあ。
お花畑の木道には行けませんが、行かなくても周りは花だらけです。
お花畑、通行止め。
斜面は全部お花畑。
一部をアップ。
さらにアップ。
畳平に到着。朝のガスはすっかりなくなっていました。
バス停のベンチに人が並び始めているので自分も並びます。
バス到着。4台も出ました。
帰りのバスの中から①
帰りのバスの中から②(大雪渓)
観光センターに到着です。頑張って帰らなくては。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | ヘッドランプ | 帽子 | サングラス | 地図 | 腕時計 |
カメラ | ホイッスル | 医療品 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |
みんなのコメント