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安比高原ぶなの駅から前森山、大黒森、黒谷地湿原を経て八幡平

前森山、八幡平( 東北)

パーティ: 2人 (しげ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ後雨

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路)ブナの駅までは前泊したペンションの送迎、
復路)[羽後交通バス]八幡平頂上1505→後生掛け温泉1529、

この登山記録の行程

ぶなの駅(0830)…西森山頂上(1011)…屋棟岳(1153)…大黒森(1213)…茶臼山荘(1305)[休憩10分]…黒谷地(1342)…安比岳分岐(1404)…見返峠(1437)…八幡平レストハウス(1440)

コース

総距離
約13.0km
累積標高差
上り約1,052m
下り約350m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

安比高原で学生時代の後輩がペンションを経営している。この夏、後輩を訪ねたついでに西森山から茶臼岳経由で八幡平を歩く計画を実行した。今回の西森山から屋棟岳(やのむねだけ)・大黒森を経て茶臼岳へ至るルートは2016年に切り開かれ、「安比・八幡平パノラマトレイル」と名付けられている。モッコ岳を経由して岩手山へ至る50㎞トレイルの起点にもなっている。
8月なので、少しでも標高の高い所を歩けば涼しいだろうと考えたわけだが、違う意味でこれがかなり甘いことを思い知らされた。それはやぶ蚊。ぶなの駅からスタートしてまもなく森に入るのだが、すぐにやぶ蚊の大群にたかられて慌てて長袖・長ズボンスタイルに変更。首にもタオルを巻いて歩くことに。森の中はジメジメして湿気が多く、風通しも悪い。服の上から刺そうとする蚊を常に払いつつ、大汗かいて歩きました。
計画では前森山と西森山の鞍部にある三本ぶなの出会いに出る予定だったのに、蚊の大群に追われて歩くうちにどういうわけか安比スキー場の中を通る舗装道路に出てしまった。森の中に戻るのは嫌なので、キツイ照り返しにあえぎながらスキー場のど真ん中を前森山頂上目指して登ることとなりました。かくして1時間半。ようやく前森山頂上に到着。ゴンドラリフトの営業開始が900なので、こんなことならゴンドラで頂上に上がった方が早くスタートできたはず。
次に三本ぶなの出会い・屋棟岳を目指して再び森の中へ。ぶなの駅より標高は高いとはいえ、森の中は予想通り蚊の大群が待っていて、水を飲むためにおちおち立ち止まってもいられない。なるべく道が開けて風通しの良いところに出てからさっと水分補給するスタイルで約4時間半。何とか茶臼山荘までたどり着きました。この登山道、大黒森の辺りに少し展望地がありますが、それ以外はほぼ森の中です。普段、蚊に刺されたくらいでさして気に病むことはありませんけど、今回は手の甲や顔、腕足など服の上から刺されて、後で数えたら片腕だけで少なくとも20箇所は刺されていました。蚊やブユの大群に襲われて遭難するなんて聞いたことありませんけど、精神的にも相当追い込まれますし、止まれないので肉体的にも相当きついです。ステロイド剤を持参していたので助かりました。ちなみに西森山から茶臼山荘まで、他に登山者は誰もすれ違いませんでした。夏のこのコースは修行道です。
茶臼山荘から八幡平頂上までは池塘が多く展望も開けます。生憎今回は天気に恵まれず、八幡平が近づくにつれて霧が濃くなり天気は下り坂。八幡平頂上並びに後生掛温泉までのハイクはスキップして見返峠方面へ降り、八幡平頂上バス停へ直行しました。1505の田沢湖駅行きのバスに何とか乗車でき、この日の宿泊地である後生掛温泉には15時半頃着。間もなく土砂降りの雨が降り始めました。茶臼山荘から頂上バス停まで、早く歩いて2時間と言われたので、頑張って早歩きした甲斐がありました。
後生掛温泉は歴史ある湯治場です。温泉は硫黄泉で神経痛に良いそうです。奥には後生掛自然研究路もあって地球の息吹を目の当たりにすることができます。バス便が少なく玉川温泉方面へ降るバスは午後になるため、昼前の便でいったん八幡平頂上へ戻り、改めて盛岡方面のバスへ乗り換えました。ちなみに事前に宿に頼んでおけば午前の便のある別路線のバス停まで送ってくれるそうです。

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フォトギャラリー:16枚

安比高原ぶなの駅
風が心地よくキャンプンに最適です。

前森山山頂

ここから茶臼岳へのトレイルが始まります。

屋棟岳への分岐。ほんの5分くらいですが、今回はスキップ。

茶臼山荘

黒谷地展望所

八幡沼

御覧の通り八幡平頂上は雲の中。

バス停から後生掛温泉へ通じる道の途中に焼山登山口があります。

後生掛自然研究路入口

紺谷地獄

大湯沼

大湯沼から後生掛方面を望む

羽後交通、後生掛温泉バス停時刻表、八幡平山頂方面。13分遅れで到着。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 非常食
行動食 トレッキングポール ストーブ 燃料 ライター カップ
クッカー カトラリー

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