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【沢登り】深入沢

深入沢( 関東)

パーティ: 3人 (ほ さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 深城ダム管理事務所の駐車場利用。
無料、6台程度駐車可能。

この登山記録の行程

駐車場(7:40)・・・深入沢入り口(7:43)・・・入渓点(8:00)・・・遡行終了点(10:50)・・・林業作業道(11:45)・・・国道139号線(13:03)・・・駐車場(13:08)

コース

総距離
約4.8km
累積標高差
上り約985m
下り約988m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

大菩薩、葛野川深入沢を遡行しました。
午後から天気が崩れる予報だったので、昼過ぎには下山できる沢を選びました。
実際に、10時過ぎには遠くから雷鳴が聞こえてきてハラハラしましたが、天気が崩れる前に下山することができました。
間髪入れずに連続する滝と深い滝壺が印象的な沢でした。

以下、詳細な記録です。

アクセスはマイカー、深城ダム管理事務所駐車場を借りて前泊しました。夜中、何台か車が来てはすぐに出ていきました。沢に行くパーティは私たちだけでした。

駐車場から大月方面に数分歩くと深入沢にかかる橋があり、渡り切ったところに入り口があります。ガードレールを乗り越えて入っていくと、簡易的な階段と足場が組まれています。雑草の様子からして、あまり頻繁には人が入っていないようです。階段があるだけでありがたいものですが、一段抜け落ちていてヨイショと下りていきました。(笑)

足場が無くなると深い深いアプローチ。距離は非常に短いですが、急峻な坂を下っていきます。念のためロープを出しました。

入渓すると3分ほどで1つ目の滝に着きます。6mですが、左岸を高巻きしました。

この後も大小様々な滝が出てきます。ナメ滝も垂直な滝もあり、バリエーション豊かです。登れなさそうな滝にはもれなく巻道がついていますが、岩が脆いので注意が必要です。持った岩が欠ける場面もありました。

計画では水が枯れるところまで遡行する予定でしたが、遠くで雷鳴が聞こえた時間帯もあったので3段8mの滝を前にして、遡行を終了することにしました。

左岸を登り、尾根に出たら尾根伝いに林業作業道を目指しました。元々ツメが辛いという情報を得ていたのでどこを登っても同じかと思いましたが、写真を撮る余裕もないほどきつい登りでした。フェルト足袋しか持っていなかったので、必要以上に疲れた気がします。10mに1回くらいのペースで立ち止まって息を整えました。

途中、ジムグリと思われる1mくらいのヘビが滑落していきました。(笑)私たちが近くを歩いたことに驚いて出てきたようです。ヘビも滑落するくらい急峻です!

途中何本か獣道を横切り、林業作業道の接近を示すヒノキが見えるまで50分以上かかりました。ヒノキ林に入ってしまえばすぐに踏み跡が見つかり、下山に用いる尾根に出ることができました。

ただし、この尾根も急斜面の連続です。場所によってはズリズリ落ちるようにしてなんとか下っていきました。1020〜1010m地点で尾根が分岐しますが、進行方向左側にはロープが張ってあり、迷うことなく右の尾根に進むことができました。

最後は国道139号線に下りる階段があるのですが、階段へと繋がる最終盤は何本もの薄い踏み跡が交差する斜面になります。コンパスを確かめながら下りました。

下山後は深入沢入り口の前を通過して駐車場に戻りました。

大月とは反対方向に車で10分ほど走ったところにある小菅の湯を利用しました。温泉の利用料は大人750円/人です。食事処もありますが、今回は利用しませんでした。非常に綺麗な温泉でした!

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フォトギャラリー:31枚

深城ダム管理事務所の駐車場をお借りしました。

綺麗なトイレを24時間利用できます。駐車スペースはあまり広くありません。

橋から深入沢を見下ろしますが、遥か彼方下の方にあり、底を伺うことはできません。

深入沢入口には、途中まで階段と足場が組まれています。

足場がなくなってからは、急な斜面を降りていきます。ロープを使いました。

入渓点

一つ目の滝。左岸を高巻きで越えました。

難しい滝は基本的に高巻きできますが、地盤がかなり脆くてゆるいので注意が必要です。

高巻き後、懸垂下降で降りてきました。

滝の中はホールド・スタンスともに安定しています。

3m×2段。

3m×2段の滝壺。小さくても、深い滝壺を持つ滝が多かったです。

上流に林業作業道があるせいか、大きな鉄やタイヤなどの人工物もいくつか落ちていました。

前方に見える滝を登りたくなかったので、ここで遡行を終了しました。標高960mくらいだと思います。

左岸をつめて、尾根に出たらそのまま登り、林業作業道を目指します。

かなりしんどいツメでした。200mほど標高を上げなければなりません。木を頼りに這いつくばって登りました。

林業作業道に出ました。ヒノキの切り株を見たときは、作業道が近いことを確信して安心しました。

作業道とは言うものの、フェルト足袋での下山はなかなか辛いものでした。

深城ダムが見えたら、ゴールはすぐそこです。

国道が見えました。

最後は階段があります。

管理事務所に戻ってきました。

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装備・携行品

アンダーウェア ロングパンツ レインウェア バックパック スタッフバック ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
腕時計 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
ロールペーパー 非常食 行動食 テント シュラフ スリーピングマット
ロープ エイト環・ATC カラビナ 安全環付きカラビナ クイックドロー ビレイデバイス
スリング ハンマー ピトン ハーネス ヘルメット 沢登りシューズ
沢登り用ソックス 沢登り用スパッツ

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