行程・コース
天候
【1日目】晴れのち雨のち晴れ【2日目】晴れのちガスのち雨【3日目】晴れ
登山口へのアクセス
その他
その他:
自宅(6:15)→ 入間ICから圏央道、中央道、長野道で安曇野ICへ
→ R147で扇沢駐車場へ(9:50)
【立山黒部アルペンルート】※クレジットカード使えます
①関電トンネル電気バス 扇沢(10:30発)→黒部ダム(10:46着)
②黒部ケーブルカー 黒部ダム(12:00発)→黒部平(12:05着)
③立山ロープウェイ 黒部平(12:20発)→大観峰(12:27着)
④トロリーバス 大観峰(13:00発)→室堂(13:10着)
この登山記録の行程
【1日目】
室堂ターミナル → 室堂山荘 → みくりが池散策 → 室堂山荘
【2日目】
室堂山荘(6:00) → 一ノ越 → 雄山山頂 → 大汝休憩所 →
富士ノ折立 → 真砂岳 → 別山 → 別山乗越 → 雷鳥沢キャンプ場 → 雷鳥荘(16:00)
【3日目】
雷鳥荘 → エンマ台 → みくりが池 → 室堂ターミナル
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
長年の憧れだった立山にゆったり2泊で行ってきました。立山黒部アルペンルートは旅番組でも
何度も見たことがあり、観光としても楽しめました。室堂の美しい風景は写真では何度も見たことがありましたが本物は何倍も素晴らしいものでした。
【一日目】
この日は山には登らず、室堂に入って前泊するのが目的でした。ただ行くだけでなく、立山黒部
アルペンルートを楽しむこと、これも目的であり楽しみでした。
朝は普通に6時過ぎに家を出て扇沢に10時前には到着。駐車場は一番下の無料エリアになんとか
止めることができました。アルペンルートは4つの乗り物を乗り継いで行きますがどれも混雑は
全くなく、直前に並んでも余裕で乗れました。途中黒部ダムでは時間をとってダムの放流を見たり、ダムカレーを味わいました。
室堂に着くと辺りはガスが出ており、立山の山々が見えず、感動が薄れてしまいました。
が、この日は宿に行くのが目的なのであまり気にせず、チェックイン。コーヒーを飲んで休んだ
あと、室堂山の展望台に行ってみようかと思いましたが雨が降ってきたので無理はせず、お風呂
を楽しみました。4時半ごろ外を見たら雨が上がっていたので夕食前にみくりが池周辺を散策
することにしました。ガスもだんだんととれてぐるっと囲む山々が見えるとあまりの大きさに
感動しました。と同時に、「明日あの稜線までたどり着けるのか・・・」とちょっと弱気に。
夕方の涼しく、人も少ない室堂をのんびり散策し、宿に戻って夕食をいただきました。
【2日目】
朝からいい天気。朝6時に室堂山荘を出発しまずは一ノ越へ。朝はまだ観光客はおらず、静かで
とてもよかったです。一ノ越までは石畳の歩きやすい道ですが登りっぱなしなので息が切れて
きました。一ノ越から雄山まではものすごい急な岩と石の登りです。ザックがいつもより重いので振り向くとそのままバランスを失って落ちそうな気がしたので景色を楽しむ余裕もなくただひたすら登りました。
雄山に着くころに嫌なガスが湧いてきました。雄山神社の御祈祷は今年は終わってしまったようで閉まっていました。
その後、大汝休憩所を通過し富士ノ折立の急な下りは滑りそうで怖かったです。ですが目の前に
真砂岳へのゆったりした稜線、別山や剱岳が見えてくると元気が湧いてきました。
室堂からガスが沸き起こって下は何も見えませんでしたが、真砂岳でランチをし別山へ。
別山への登りもきつかったです。
残念なことに別山はガスに包まれ剱岳が全く見えず、予定では北峰も行こうと思っていましたが
雨がぽつっと来たので諦めて先を急ぎました。その後天気は晴れたり、ガスったりと刻々と
変わりました。
そして最後の雷鳥坂。これが長くてきつかったです。転倒しないよう気を使いながらでへとへと
になり、やっと川に出るころに本格的な雨が降ってきました。この日の宿雷鳥荘まではキャンプ
場から登り返さなければならず、本当にボロボロの状態で宿に着きました。
この日はすぐに温泉に入って、夕方は雨が上がったので外に出てみたりして早めに就寝しました。
【3日目】
この日も朝から快晴!むしろ2日目よりも安定した天気でした。こんないい天気の中、帰らなければならないのは悲しかったですが、仕方ありません。室堂ターミナルまでゆっくり写真を撮りながら素晴らしい風景を目に焼き付け、またいつか来ようと決意して再びアルペンルートで帰りました。行きにアルペンルートは楽しんだので帰りはささっと帰りました。
憧れの立山は思った以上に素晴らしかったです。今回はゆっくり滞在できたのでいろんな立山を
知ることができました。朝や夕方の静けさ、雨やガスのかかった室堂、ガスが晴れたときの
山々の雄大さと美しさ、どれも心を豊かにしてくれました。それと今回も雷鳥さんにも会えたし・・・。次、室堂に来れたら大日三山も縦走してみたいなと思いました。
フォトギャラリー:120枚
扇沢の駐車場に着きました。駅に近い場所から1000円/12H、1000円/24H、無料となっていますが、2泊の予定なので無料エリアに停めました。係員が誘導してくれてぎりぎり停められました。
扇沢の駅です。
黒部ダムに着きました。ほとんどトンネルでした。
せっかくなので今日は観光も楽しみたいと思います。黒部ダム、来たかったんですよね~。きつい階段を上って展望台に出ました。明日上る立山がよく見えました。
わあ~!黒部湖がきれいです。
ダムの放流は迫力がありました。晴れていれば虹が出るそうです。
黒部ダム名物のダムカレーをいただきました!少しスパイシーでおいしかったです。
おなかがいっぱいになったところでそろそろ先へ進みます。
トンネルの中はひんやりしています。ここからケーブルカーに乗ります。
かなりの斜度です。これを上っていくなんてすごい技術です!
黒部平に着きました。立山がさらに近づきました。
針ノ木岳、スバリ岳。いつか行ってみたいです。
さて、今度はロープウェイです。
大観峰に着きました。黒部方面の景色が素晴らしい。
右から赤沢岳、爺ケ岳、鹿島槍だったかな。
野口五郎岳、大天井など。
最後、トロリーバスに乗ります。
室堂に着きました~!ですがガスで山々が全く見えません・・・。山を越えると天気が全く違うのですね。山のお出迎えが欲しかったなあ。
今日の宿は室堂山荘です。室堂ターミナルから10分くらいでしょうか。
室堂山荘に到着です。どんな宿なのか楽しみです。
室堂山荘はコロナの影響で相部屋はやっていませんでした。個室のみの予約です。GO TOトラベルもやっていたので35%引きでした。なんだか個室に一人はもったいない気がします。
天気が良ければ荷物を置いた後室堂山の展望台に行こうかと思っていましたが、雨が降ってきてしまいました。室堂山荘の食堂でコーヒーを飲んでお風呂に入りました。
お風呂から出てきたら雨がやんでいたので散策をしてみることにしました。こちらは山荘のすぐ隣にある日本最古の山小屋です。国の重要文化財に指定されています。中も拝見しましたが昔の写真などが展示されていました。
ガスの中のミドリガ池。
だんだん山々が見えてきてワクワク。
みくりが池温泉です。ここも泊まってみたいです。
室堂山、浄土山。
ちらっと見える剱をアップ。
みくりが池温泉の建物の上あたりに剱がちらっと見えています。
ミクリガ池周辺も花がいっぱい。
夕日に照らされて優しい感じの風景です。
バスの最終時間も終わり、この時間の山を楽しめるのは宿泊者だけです。静かで風も心地よく最高の散策でした。
あの山の稜線を明日歩くのだけどなんだか心配・・・。この足でいけるのかしら。
夕食の時間が近づいているので名残惜しいですが少しずつ山荘へ戻ります。
チングルマは全部穂になってしまったようです。
夕日に照らされてとてもきれいでした。
「雄大」という言葉はこの風景のためにあるよう。(笑)
鳥たちにとってもここは天国なのでしょうね。
山荘に戻りました。ロビーの様子です。
美味しい夕食、いただきました。
夕食後、もう一度外へ。もう寒くなっていました。
2日目です。今日は長丁場なのでしっかり食べますよ。
外に出るといいお天気。奥大日岳がきれいに見えました。
室堂山荘、いいお宿でした。山小屋とは思えない充実ぶり。また泊りに来たいです。
まずは一ノ越へ。一ノ越まではこのような石畳で歩きやすかったです。
まだ日は当たっていませんが、花々がたくさん咲いていました。
ミヤマキンポウゲでしょうか。
天国もこんな感じなのかな。
まだ日の出前です。
終わりかけですがまだ残っていてよかった。
雪渓も見られました。
祓堂。今日一日、無事でありますように。
一ノ越から雄山に登る人(降りる人?)が見えました。
一ノ越山荘に着きました。
北アルプスの名だたる山々がよく見えます。笠ヶ岳、槍ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳など。
槍はわかりやすいです。
雄山までの登りです。うわあ、きつそうだなあ。下に見えるのはトイレです。(有料100円)
途中で振り返ってみました。一ノ越山荘が少し遠くなりました。斜度がきついので振り向くのもやっとです。
室堂を見下ろす。奥大日岳も大きいです。
とにかく矢印通りに登るのみ。自分にとっては今日一番の難所でした。
こんな岩場にもミヤマリンドウが咲いていました。
まだまだだなあ。
休憩がてら室堂を眺める。
少しなだらかになってほっとしました。
着きました~!
通常あの鳥居から先は500円の祈祷料を払わないと行けないと聞いておりましたが、今シーズンは祈祷は終了したようです。
やだなあ、これから歩く稜線にガスが湧いてきた。
雄山山頂の祠。
御前沢雪渓。
凄いところに建っていますね~。
室堂の天気はまだ大丈夫です。
岩だらけの道を登ったり下りたり。
雷鳥さんに今回も会えました!お母さんと子供たちが数羽いましたが子供たちは動きが早くて撮れませんでした。くう、くうとかわいい声で鳴いていました。
お母さんは敵が来ないか辺りを警戒しているのかな?
地獄谷は白くなっていてガスが湧いています。立山が火山であることがよくわかります。
大汝休憩所に着きました。今シーズンの営業は終わりでした。
大汝山は登ろうか迷いましたが天気がイマイチだったのでスルーしてしまいました。
富士ノ折立からは急な岩の道を下ります。滑らないように注意するのが大変でした。
ようやく剱が見えてきました。
室堂の地形がよくわかります。
別山北峰への稜線の上から突き出る剱岳。
内蔵助山荘です。今シーズンは営業していないようです。
富士ノ折立の急坂を下りると真砂岳までの道はなだらかで歩きやすかったです。
内蔵助雪渓。
下りてきた富士ノ折立を振り返る。絵になりますがかなりきつかった。
真砂岳かな。
真砂岳到着です。
室堂山荘でお弁当を作ってもらったので
ここでいただくことにしました。
別山もきつそうだなあ・・・。
別山にもガスが押し寄せてきました。雨降らなければいいけど。
トウヤクリンドウがたくさん咲いていました。初めて見ました。
後方の雄山方面もガスで覆われてきました。
登りがきつかったけどなんとか別山山頂に着きました。
晴れていれば北峰に行って間近に迫る剱を鑑賞する予定でしたがガスが晴れそうもないので諦めました。
先に進むと剱沢キャンプ場が下の方に見えました。
ガスの間から剱のお姿もちょっとだけ見えました。
剱御前小舎に着きました。
ちょっと休んだ後最後の雷鳥坂の長い急な下りを下り始めました。
なかなか気が抜けない急な下りでしたが斜度はだんだん緩くなります。
疲れ果てて景色を楽しむ余裕なし。
ふくらはぎがパンパンです。
川を渡るころには雨が本格的に振り出しました。
雷鳥沢キャンプ場にようやく到着。
ここからの登り返しが死ぬほどきつかったです。
雷鳥荘に着きました。もうヘトヘト。GO TO トラベルで35%引きでした。クレジットカード使えます。
夕方雨が上がったので外に出てみました。キャンプ場が下の方に見えました。
夕方の山々を皆さん楽しんでいます。
雷鳥荘の談話室はおしゃれな感じでした。
美味しい夕食をいただき早めに休みました。
3日目です。雷鳥荘の朝ごはん。
お土産に雷鳥荘オリジナルバンダナを買いました。
雷鳥荘の相部屋は2段ベットでカーテンで仕切られているので快適でした。
雷鳥荘を出発し、室堂ターミナルへ向かいます。昨日より天気が良くて帰るのもったいないなあ。
雷鳥荘裏のリンドウ池。
池塘がありましたが、水が茶色です。「血の池地獄」と昔の人は呼んだそうです。茶色いのは火口跡が池になったもので酸化鉄を多く含んでいるからだそうです。
エンマ台です。次室堂に来れたら大日三山を縦走したいです。
今日のみくりが池は青々しています。
もっと載せたい写真がありましたが枚数の限度に達してしまいました。この景色に別れを惜しんで帰りました。
今回も本当に楽しい旅でした!
装備・携行品
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