行程・コース
天候
残暑晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)JR奥多摩線 古里駅(08:04着)
復)JR奥多摩線 御嶽駅(16:06発)
この登山記録の行程
古里駅(8:04到着/8:15出発)-(愛宕神社参拝)-古里附のイヌグス(8:40/8:45)-(寸庭道)-(丹羽神社参拝)-丹三郎尾根登山口(9:31)-尾根線(10:26)-大塚山山頂(11:03)-産安社(11:20)-(レンゲショウマ群生地)-ケーブルカー駅(11:47)-御嶽神社山門脇(12:05)-(神苑の森、山腹道周回)-表参道分岐(12:46)-ケーブル直下手前尾根下降口(12:59)-(途中藪漕ぎ)-琴沢橋(13:40)-神路橋(13:55)-ぎん鈴旅館(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
危険な暑さは覚悟の上で丹三郎尾根を登り、御岳山のレンゲショウマを訪ねて夏の終わりを確かめてきました。レンゲショウマ祭りは9月13日迄。花が咲き終わる頃にはすっかり秋らしくなっている筈です。
≫処暑を過ぎても暑さは一向に収まらず、八月の猛暑日の日数は過去最高を更新したようです。その処暑に合わせて見頃を迎えたというレンゲショウマを見届けたくて考えたのが今回のコースで、下山後の『ぎん鈴旅館』のお風呂の予約も忘れていません。
古里駅に降り立つのは初めてですので、折角だからと古里附のイヌグスや寸庭の集落に寄り道してから登山口に向かいます。軽い足慣らしのつもりでしたが、日蔭の無い車道歩きの暑さがじんわりと効いて来ますので、こまめな水分補給が欠かせません。
丹三郎尾根は終始杉の植林帯歩きを想像していましたが、尾根線に出てからは気持ちの良い広葉樹林となり、時折吹き抜ける風が暑さで折れそうな気分を持ち上げてくれます。大塚山の山頂から少し進んで鹿柵扉を超えると、いよいよ日本最大のレンゲショウマの群生地と言われる富士峰園地です。
可憐な姿で森の妖精と呼ばれるレンゲショウマは、二十四節気の「立秋」の頃に咲き始め、「処暑」に盛りを迎え、「白露」の頃には散り終わる、正に夏の終わりを告げる花の印象があって、この時期の風物詩として欠かせません。因みに花言葉は「伝統美」だそうで、こちらはやや重た過ぎる気もしますが、気品のある色合いと姿かたちを見れば然もありなん、です。
花を堪能した後は御岳山の周辺をぶらりと散策し表参道を歩いて下山しました。途中、欲を出して地形図に記載された尾根筋の踏み跡を下った結果、途中からとんでもない藪漕ぎを強いられたのはひと夏の思い出としておきましょう。
想定外の藪漕ぎにふらふらになりながらも、何とか予定時刻に「ぎん鈴旅館」に到着すると、準備して頂いていたお風呂と音威子府の黒いお蕎麦を頂いて、夏の終わりを確かめる一日も何とか締まりました。 それにしても、、、本当に危険な暑さでした~!
本日の総歩数30,804歩、歩行距離21.1km、消費カロリー1,600kcal、脂肪燃焼量114g也。
フォトギャラリー:79枚
車窓から、川井の奥多摩大橋越しに眺める山々。
初めての古里駅。ハイカーやトレランさんが10名強降り立ちました。
直接丹三郎尾根には向かわず、青梅街道を西に向って寄り道します。
街道沿いの愛宕神社に入山のお参り。今日一番の急登でした!
最初のお目当て、古里附のイヌグスは、青梅街道沿いの春日社の境内にありました。
周辺環境が悪く樹勢が衰えてしまい、治療の甲斐なく、分岐していた幹が枯死してしまったそうです。
樹齢600年、異形な姿に、長い歴史を感じます。
イヌグスの向いから歩道で多摩川に下りて行きます。正面は鳩ノ巣の城山ですね。
寸庭橋で多摩川を渡ります。(橋の北詰に駐車場、観光トイレあり)
寸庭の集落は散策コースになっています。
キツネノカミソリ、かな?
ラフティング体験のお店が賑わっていました。
古里附の集落の奥に伸びるのは赤杭尾根ですね。
軽自動車のボンネットに。GWの頃は厳しかったですからね、、、。
今シーズン初のシュウカイドウ。
万世橋の南詰めで寄り道終了、丹三郎ルートに向かいます。
秋の気配、、、。
未だ百合が咲いています。
丹三郎屋敷。丹三郎(原島丹三郎友連)は丹党の一族で、後北条氏に仕え奥多摩の開発に努めた人物だそうです。
屋敷は東京都の選定歴史的建造物に指定され、今はお蕎麦屋さんとして活躍しています。
丹三郎友連が勧請したという丹羽神社にも立ち寄ってみました。大杉の幹周は4.5mで未だ細身です。
沿道を舞うクロアゲハ。
夏の終わりを偲ばせる風景です。
御堂脇に「除雪機倉庫」。
登山道口にはトイレが整備されています。
鹿柵扉を通って登山道へ。
杉植林に囲まれた九十九折れの山腹道。
途中、ダートの林道を横切ります。
丹三郎のシンボルとして愛された飯盛杉。初代は落雷で焼失してしまい、こちらは二代目だそうです。
登山口から小一時間で、尾根筋に上がります。
尾根に乗ると、徐々に広葉樹林が混じってきます。
風が吹くと、かさかさとどんぐりの枝先が落ちて来ます。
風が通るとホッとします。
大塚山山頂に到着。周辺にはベンチや休憩小屋があります。
いよいよ富士峰園地を目指します。
ススキの穂に季節の移ろいを感じます。
鹿柵を通って、園地に入って行きます。
御岳山名木巡り6番、二本檜に迎えられます。
産安社の境内、夫婦杉。
拝殿の脇には、安産杉と、、、
子授檜。
いよいよレンゲショウマです♪
産安社拝殿の北側にレンゲショウマの群生地が広がっています。
先ずは上から~、
次第に下がって、、、
♪
ピントを合わせるのに一苦労です。
先週が最盛期だったようです。
渾身のワンショット。
森の妖精、森のランプの呼び名に納得です。
花を堪能し終え、ケーブル山上駅へ。
武蔵の国を見下ろします。
御岳山をぐるりと散策しましょう。男具那峰が特徴的です。
萩の花が咲き始めています。
御師の集落を抜けて、、、
山門の手前から神苑の森コースへ、
武蔵國御嶽神社の裏手を巡る、静かな小径です。
天狗の腰掛杉の所で山腹道に合流します。
長尾平。
時間が惜しいので、御嶽神社へは立ち寄らずに引き返します。
大鳥居の裾にレンゲショウマが数株咲いていました。
日当たりが良いせいなのでしょうか、花付の多さに驚きます。
表参道を歩いて下ります。
表参道は800本以上の大杉の並木道です。
途中、ケーブルカーと交差する直前の尾根の踏み跡に入って行きます。(一般道ではありません)
最初の内は、踏み跡も明瞭ですが、、、
途中から藪漕ぎになります。
微かな踏み跡を探しながら、藪を漕いで進みます。
大量の蜘蛛の巣と闘いながら、最後はこんな竹藪を下りて来ました。。
琴沢橋のところで、バス道と合流して、ほっと一息。
そのまま炎天下のバス道を歩いて、一の鳥居の所から、「御嶽駅近道」ルートへ。
神路橋を渡ります。
河原は気持ち良さげです。
熱中症寸前、ヘロヘロになりながらも、目標の時間通りにぎん鈴旅館に到着しました!
早速、予約しておいたお風呂を頂きます。(宿泊客優先ですので、予約お断りの場合もあるそうです)
風呂上がりの一杯が溜まりません。
座敷は、こんな雰囲気です。
締めは、北海道の音威子府(オトイネップ)の黒い蕎麦。ざる天ぷらそば1,350円です。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ |
登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 虫除け | ロールペーパー |
行動食 | テーピングテープ |
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