行程・コース
天候
土曜日は曇り、日曜日は午前中晴れの予報。実際は、土曜日は終日雨、夜に快晴、日曜日は午前9時過ぎより雨。
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
車山ペンションビレッジに前泊し、北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅駐車場に駐車した。
この登山記録の行程
【1日目】
山頂駅(08:45)・・・縞枯山荘(09:03)・・・雨池峠(09:09)・・・雨池峠分岐(09:34)・・・雨池西岸(09:59)・・・雨池南岸分岐(10:17)・・・雨池東岸(10:23)・・・雨池北岸(10:41)・・・カラ川橋(11:37)・・・双子池(12:27)
【2日目】
双子池(07:00)・・・双子山(07:48)・・・大河原峠(08:04)・・・亀甲池分岐(08:36)・・・亀甲池(09:03)・・・北横岳(10:51)・・・北横岳ヒュッテ(11:12)・・・山頂駅(12:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
ペンション村の朝食を早めてもらったので、8時に八ケ岳ロープウェイ山麓駅に到着できた。山麓駅はアルプスの山小屋風のきれいな建物。なんとか急ぎ身支度をして20分の始発に滑り込んだ。100人乗りらしいが、40名ほどの登山客だったろうか。ザックは降ろしてくれと言われる。
7分間で山頂駅につき、長野県では登山届が義務付けられているとアナウンスされ、登山届を記入する。小雨が降っていたが雨具を着るほどではなく、帽子だけ被って出発した。
庭園風の坪庭を横断し縞枯山に向かうが、縞枯山への分岐の雨池峠で山頂方面を見るとガスでまるで山体は見えず、ちょうど分岐方向から来た登山客に聞くとすでに眺望はないとのこと。縞枯山、茶臼山をあきらめ、雨池に向かう。大きな岩がゴロゴロしている涸れ沢を小動物か熊のような踏み跡を見ながら下っていき、雨池に着く。
雨池を半時計周りに回り、双子池に向かうが途中数人の女性のソロ登山客にすれ違い、あまりの女性率の高さに驚いた。12時半には双子池ヒュッテに到着した。数台の車が停まっており、窓ガラスにスタッフ用の表示があった。大河原峠から車でアクセスできると知り、一挙に秘境感が薄れる。このころまでは、なんとか雨も小降りですんでいたが、到着と同時に本降りになったので、早めにチェックインして早々に本日の行程を終了した。
装備を解いている間にも、キャンセルの電話が入り、宿の主人からは本日は貸し切りと言われる。雨に濡れた装備を入り口に干し、トイレや水、風呂がない、コンセントがない、などの宿泊ルールを説明され、ザックを部屋に持ち込んだ。意外に清掃が行き届き、簡素ながら清潔な部屋だった。
食堂で昼食が取れるらしいので、食堂に降りていき、ハンバーグカレーをシェアして食べ、また部屋に戻る。コンセントが使えないのと、電波が届かないので時間をつぶせず、早々に布団を敷いて昼寝を決め込んだが、山小屋の外で声が聞こえるたびに起きて、窓の外を見てしまう。
数組の登山客が山小屋に入っていくが、宿泊客のはずではないので、どうもテント泊の登山客が食事をしに来るらしい。
何とか夕食の時間が近づいたので、その前に山小屋前のベンチでコーヒーを飲もうかと階下に降りていくが、食事の支度でコーヒーが出せないと言われ、缶チューハイを買ってベンチに陣取る。横には、男性1名と女性2名のキャンプ客が店を広げて3時ころから酒盛りをしていた。
6時に食事とよばれ食堂に移動し、天ぷらと豚汁の夕食を取った。なかなか美味しい夕食だった。
夕食後天気が回復して星空が見えるかと外を見るが、雨が止む気配がなくがっかり。消灯が9時なのでLEDライトを用意したりしていたが、先のテント泊の客は結局8時ころまで宴会をしていた。ずっと雨音が聞こえていたが、ふと窓の外を見ると星がキラキラ瞬いている。雨音がするのにとおもい、窓の外に手をだしても雨は降っていない。どうも森の梢から落ちるしずくが雨音に聞こえていたらしい。星空を見ようと山小屋の外にでて上を見上げると、満天の星空が広がっていた。このころには気温もだいぶ下がっていたので、薄着のままで戸外におれず、短時間の天体観測を済ませて部屋に戻った。
朝食は6時だったので5時半に起床した。外は快晴で気分が上がる。すでにテント泊の登山客がストレッチしているのが見えた。朝食をとり、歯磨き粉なしで歯磨きを済ませ身支度をして7時前にはザックを背負ってヒュッテの外にでた。
ヒュッテの主人や若女将が見送りに出てくれ、午後から天気が崩れるという。なにで天気をみているか聞いたらNHKの地域の予報だという。有料サイトを契約していても予報が当てにならないのに、NHKでいいんかい!
双子池で写メを取ろうと降りて行こうとしたが、ザックを下に置いて行けと言われる。何の意味があるのか不明だったが、面倒なのでザックを置いて記念撮影した。
ちょっとした傾斜の斜面を登り双子山に到着する。頂上は広場になっていて、気持ちの良い解放感だった。強風で双子山の東は晴れていたが、西側は黒い雲に覆われていて、いかにも崩れそうな天気だったので、早々に次のポイントに向かう。
大河原ヒュッテは閉鎖されているようだったが、駐車場には車が何台か停まっていた。女神湖方面は工事で不通だが、佐久方面からアクセスできるらしい。公衆トイレでトイレをすませ、亀甲池に向かう。亀甲池は半分涸れたような池で特に到着の感慨もなく、素通りし、北横岳の登りに向かう。
亀甲池から北横岳の登りは、登山道の両脇のみに笹が生えていて、だいぶ奥まって白駒池周辺のような苔の森が見えた。木々の根本付近がうろのようになっていて、そこを苔の厚い層が覆っているような神秘的な風景だった。
歩くにつれ、苔の森が両側に迫ってきて、笹がほとんどなくなり、苔の森の中を歩くことになった。このような苔の森の中を歩く登山道が八ケ岳にはたくさんあるのだろうか。
しばらく急坂を登り始めたところで、大粒の雨が降ってきて、慌てて雨具を着こんだ。直前に買い込んだモンベルの左右フルジップのレインパンツとパタゴニアの雨具、ザックのレインカバーを装着した。
急坂だったが涸れ沢ではなかったので、雨が川になることもなく登り続けた。北横岳から降りてきた若者のグループと何度かすれ違う。キッズ用のような小さいザックに、短パン、運動靴で、雨具など持っていない。女性もいるのに、これで尾根などで強風に晒されたら、低体温にならないのかと心配するが、若者は大丈夫なのだろう。
思ったより早く北横岳に到着するがやはり眺望はゼロ。なんの感動もない。写メだけ取って、南峰に向かい、北横岳ヒュッテ、七つ池に着く。七つ池に降りてみるが、ただの水たまりにしか見えない。晴れていたらキレイだったのかな。
急坂を降りて坪庭を通過して、ロープウェイ山頂駅についた。雨具をすべて脱いで12時だかのロープウェイにのった、10名ちょっとの乗客だった。
下界は晴れているのかと思っていたが、山麓駅でもまばらに雨は降っていた。ザックを片付けて車に乗り込み、小斉の湯を目指す。小斉の湯はいくつもお風呂があり、一見よさそうだったが、いちいち服を着なければ館内を移動できない。最初内湯で体を洗ったが、また服を着て露天に向かったが、露天はドレッサーがなく、髪を乾かすためにまた内湯に戻るはめになる。
小斉の湯をでて黙坊という蕎麦屋に入る。おなかが空いていたので二人とも大盛をたのんだ。
そばには甘みがあって、なかなかうまい蕎麦だったが、残念なことに汁まで甘い。そばが甘いのになんで汁まで甘くするのだろうか。彼女は汁が甘いのは嫌いじゃないと、たいそう美味しかったらしい。
Googleナビを見ると、中央道が渋滞しているので関越道経由を示され、望月経由のルートだった。佐久の町中に評価の高いカフェを見つけたので、寄り道をする。ブレンドコーヒーにバタートーストを頼んだ。ブレンドコーヒーをポットで出してくれたので、コーヒーをたっぷり味わえた。ゴーストタウンのような佐久の町中だったが、いいカフェが残っている。
結局、関越道も渋滞していてそれほど速くはなかったが、6時半には着けた。
初めての本格山小屋デビューが無事終了した。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | |
【その他】 コース定数 28 |