行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
カーナビには「JR西金駅」をセット。国道118号で向かうと、「JR西金駅」の反対側に「男体山」の看板があり舗装道路が延びている。綺麗に舗装されいるので危険個所はないが、車幅が狭く住民の方も多く利用するので速度には注意が必要。峠を越えて降って直ぐの右に折れたところに大円寺駐車場がある。10台程度。無料。綺麗なトイレあり。座標で検索可能であれば(36.716115,140.420048)をセット。
この登山記録の行程
大円寺駐車場(08:34)・・・男体山・健脚コース入口(08:46)・・・<健脚コース>・・・男体山(09:26)(休憩~10:01)・・・分岐・・・腰掛石(10:24)・・・大円地越(10:38)・・・分岐・・・健脚コース・・・大円寺駐車場(11:42)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
ロングコースを歩こうと気合を入れて3時に起きるも二度寝をしてしまい、結局6時半に起床。疲労回復の代わりに自己嫌悪。
どうしようかと悩んだが、綺麗に晴れ渡った爽やかな空を見て、今日は近隣の山で散歩を楽しむことに決めた。
目的地は、奥久慈男体山。行き先に困った時によく行く大好きな山の一つ。
前回訪れた際には、新型コロナの影響で封鎖されていたが、どうやら規制緩和で解除になったのか大円寺駐車場には数台の車が停まっていた。
舗装された林道を少し歩いて健脚コースの入り口に立つ。
健脚コースといっても標高654mの低山なのでしれているが、鎖場もあってこれが結構面白い。男体山への登りはいつもコースをから登ることにしている。
つい先日までは呼吸するのさえ辛かった酷暑が嘘のように和らいでいる。今日はゆっくり山を楽しもう。健脚コースの一番のお気に入りは中間地点にある見晴らし岩(名前は知らない勝手にそう呼ぶ)。ここに立つと奥久慈の山々を隅々まで見渡すことができる。山頂からの眺望は更に視野が広いが、角度と高度の関係か、こちらからの方が断然、山々の臨場感が直接伝わって来る感じで素晴らしい。岩の上に座り、風景を眺めながら息を整える。
中間地点を過ぎると、男体山の上部の切り立った断崖を連続する鎖場で一気に登る一番ハードなコースとなる。トレーニングにはもってこいの場所だ。
アスレチックのように鎖場を登っていくと東屋に出る。左に進めば袋田の滝方面への縦走路。右に進むと男体山の山頂。山頂まではもう数分もかからない。
山頂に着くと、いつものように祠の裏側に回って、断崖絶壁からの眺望を楽しみながら汗が引くのを待つ。条件が良いと真正面には富士山を捉えることもできる。男体山が名山と言われる所以でもある。登ってよし!眺めてよし!
おにぎりを食べながら、水分補給をする。朝一番は過ごしやすかったが、やはり時間とともに気温が上がり、直射日光が容赦なく照り付ける。
たっぷり山頂で休憩をとり出発。
男体山に来るとつい行きたくなるのが、大円地越から鷹取岩までの縦走路。行ったことがないのであればぜひ足を延ばして欲しい場所だ。
と言うことで、今日も大円地越方面へと降りていく。山頂から少し下った標高634mの地点に、「ここはスカイツリーと同じ高さ」と書かれたお茶目な看板がある。これを建てようと予算要求をした役場?の人はある意味偉い。笑。
分岐点に出る。真っ直ぐ降れば大円地越。でも、左矢印の看板が気になる。そういえばこっちの道は使ったことがない。そう思った瞬間、左に折れていた。白木山方面へ向かうルートだが、一旦、里に下りるので回り込めば大円地越にも戻ってくることができる。たまには変わった道も面白い。
緩やかな道を降っていくと舗装された林道に出た。山間に数軒の民家が建ち並んでいた。
林道を進むと「腰掛岩」と書かれた看板があった。手前に、なるほど腰を掛けるにはちょうど良い大きさの岩がある。解説には、「徳川斉昭公が領内の視察をされた際に、この岩に座って休憩された」と書かれていた。なんの変哲もない岩だが、本人がよほど気に入ったのか、腰かけの岩と名付けて残すよう村人に命じたとか。興味深いので、座りながら徳川斉昭公になりきり、暫し山里の風景に興じる。
再び歩き出して、違和感。どうも行き過ぎている。看板がなかったので気が付かなかったが、少し戻ってみると鶏舎の反対側に大円地越へ抜ける道があった。里を行き交う際に使われた古道だろうか。とても歩きやすい。ほぼ水平移動で見慣れた大円地越へ到着。そのまま左に折れて鷹取岩へ行く予定だったが、どうも今日の心のコンパスは「真っすぐ」を指していたのでそのまま大円地へと向かう。
地面に異様な物体を発見。久しぶりに見た「ツチアケビ」。滋養強壮の薬になるらしいが、実際に食べた人曰く、アケビの名前には程遠い不味さだとか。もっともあの毒々しい色を見て食べる勇気があること自体凄い。
途中、何人かの登山者とすれ違った。個人的には滅多に使わないが、こちらから登る人も結構いるようだ。
森を抜け小川を渡ると大円地。里山の風景が広がっている。ここまで来るともう駐車場も近い。しかし、このまま駐車場では味気なく、もう少し山散歩を楽しみたかったので、もう一度、分岐点から健脚コースへ登り返して遠回りして戻ることにした。
午後から天気が崩れると聞いていたので、短めの散歩だったが、山の空気を肌で感じてよい気分転換になった。色が変わるころ、また来ることにしよう。
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