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ラヴィ08 さん |
2020年9月19日(土)~2020年9月21日(月)
2人 (ラヴィ08 さん 、ほか1名)
タクシー
その他:沢渡バスターミナル前駐車場2:30着満車。その脇にさらに大きな駐車場ありまだ数台のみ、そこに駐車。さすが車の数が半端ないほど多い。バスは5:00発で3:30に1番に並ぶ。その後3・4番目の人とタクシー相乗りにして、4:24沢渡発。上高地ゲート前に待機。4:55ゲート通過。猛スピードでタクシーは走り、5:05に上高地着
初日:晴れ、2日目:晴れ、3日目:快晴~大きな雲が浮かぶ ※2日目雨予想が大きく変わり360°見れるほどの快天に
【1日目】
上高地バスターミナル(05:10)・・・河童橋(05:14)・・・明神(06:07)[休憩 5分]・・・徳沢(07:13)[休憩 10分]・・・横尾(08:07)[休憩 10分]・・・本谷橋(09:15)[休憩 15分]・・・涸沢(11:57)
【2日目】
涸沢(04:30)・・・ザイテングラート取付(05:48)[休憩 20分]・・・穂高岳山荘(07:26)[休憩 20分]・・・奥穂高岳(08:40)[休憩 70分]・・・穂高岳山荘(11:00)[休憩 70分]・・・涸沢岳(12:36)[休憩 60分]・・・穂高岳山荘(14:00)
【3日目】
穂高岳山荘(05:18)・・・ザイテングラート取付(06:38)[休憩 10分]・・・涸沢(07:50)[休憩 40分]・・・本谷橋(09:50)[休憩 10分]・・・横尾(11:05)[休憩 25分]・・・徳沢(12:36)[休憩 30分]・・・明神(14:01)[休憩 10分]・・・河童橋(15:00)・・・上高地バスターミナル(15:05)
総距離 | 約36.7km | 累積標高差 | 上り:約2,709m 下り:約2,709m |
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コースタイム |
標準:17時間25分 自己:19時間19分 |
コースタイム倍率 | 1.11 |
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2日目真っ暗な中、涸沢小屋脇からゴーロ帯を進んで、ザイテングラードとりつきまでのガレ場を進む。やっと朝を迎え辺りが明るくなってきた・・! |
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次の瞬間、ほんの30秒ほどでしたが、モルゲンロートが辺りを赤く染める。目の前に赤ーく染まった穂高岳・涸沢岳が本当に見事なほど奇麗だった。 |
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ふと振り返ると常念山脈が黒光りし、太陽は上部の雲の中に消えていた。モルゲンロートは最前列での観覧ができたようです。 |
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さあ、これからいよいよザイテングラードです。足を速めて先を急ぎます。 |
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ザイテングラード取り付き。ここから本格的な岩稜歩きになります。ヘルメットを装着して気合を入れます。ここで、朝食のお弁当を食べてエネルギーも補充です! |
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ザイテン↑と書かれた大きな岩の左を両手両足で登っていきます。 |
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岩は大きくなり、最初のロープが張られた登山道を登っていきます。手がかり足掛かりがしっかりしているのでロープは不要です。 |
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手前の岩壁がザイテングラードの核心部です。この手前が落石の危険もない広い場所があるので、ここで気合いを入れなおします。=休憩です(笑) |
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鎖場です。この鎖はある程度頼って、離さず登っていきます。高度感はあるといえばありますが、落ち着いて一歩一歩確実に進めば問題ないです。 |
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鎖場を巻いていくと、次に現れるのが5段の梯子。大きな岩を登るために設置されています。高度感はないです。 |
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核心部を超えると幾重にも折り重なった鋭い岩場になります。矢印を見ながら指示通り進みます。 |
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↑○を確認しながら、どんどん高度を上げていきます。ジャングルジムでも登っているように、慣れてくると面白くなってきます。でも三点指示を忘れず、確認を怠らず、落ち着いて登ります。 |
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ここで重要なメッセージが書かれた岩が目に飛び込んできます。「ホタカ小や20分」。えっ!もうそんなところまで来ているんだと驚きました。苦戦を覚悟で登っていましたが、ここまで順調。よし!もう一息=ここで休憩!とれます。 |
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ここからは岩も少し小さくなり、登山道がなんとなくはっきりと刻まれているのがわかります。でも意外と高度感あるところ登っています。 |
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振り返ると素晴らしい景色です。蝶ヶ岳~常念岳の稜線、眼下には涸沢のテント場がかなり小さく見えます。 |
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と、気づくとはるか彼方に小さく見えていた赤い建物がもうそこまでに迫ってきました。白出のコルにある穂高岳山荘です。 |
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もう目の前です。 |
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穂高岳山荘到着です。ここに立てるなんてもう本当に嬉しかったです。ここにこれただけでも夢でした。 穂高岳山荘でザックを軽くし、いよいよ奥穂高岳へチャレンジです。 |
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奥穂高山荘の目の前に巨大な垂直な壁が立ちはだかっています。これを攻略しなければ頂上にはいけない。高所恐怖症と戦い、これまでいろんな山で、この日を迎えるために練習をしてきました。いよいよ本番です。正直、怖いです。登る前先を行く登山者の動きを見ながら、確認をしました。 よし!行くぞ! |
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階段状に作られた岩の階段をあがり、穂高岳山荘の屋根の見える平坦な場所にでます。その先には、笠ヶ岳がどっしりと構えています。ここから飛騨側からの風が強まります。恐怖心は加速します。 |
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平坦なところを先に進みます。つまづかないように慎重に・・・ |
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一番奥まで行くと今度は空をほぼ垂直に見上げます。手足4本をつかい、よじ登ります。後半は鎖場になります。不思議に落ちたらそうしようとかは思わなかった・・・少しは度胸がついたのかな(笑) |
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垂直な壁を鎖をつかい登りきると、目の前にいよいよです。赤い梯子が目に飛び込んできます。ほぼ垂直に切り立った岩壁を登る2本の梯子場です。 |
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さあ、登ります!これこそ基本に立ち戻って、梯子と身体は間隔を開けて、自分の足が見えるように、足はしっかりと地につけて、登っていけばよい。下を見ようなんて思うことはない。ひとつひとつの段差=梯子を登ればよいのです。 |
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さすがに見下ろすと穂高岳山荘の赤い屋根が真下に見えて、かなりの高度感があります。ここはこの高度を楽しまないと・・・!高度感を楽しむなんて自分にはできない!?と思っていましたが、最近になって、もしかしてこんな感じのように少しだけ楽しんでいる自分もいたりします。今日はその気持ちで頑張らないと。 |
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2段の階段を登りきると、岩場のトラバースで鎖場になっています。下山者と登山者のすれ違いがやっとで危険個所です。残念ながら写真がとれなかったのですが、一番最後のこの○印のついた大きな岩。ここはこの岩を両手でしっかりつかみ、足を一歩空間に大きく出し、ちょうどこの岩を右から回り込むように通ります。もちろん下は切れ落ちた岩場です。 |
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超えた瞬間、なんか頂上についたくらいはしゃいでしまい、歓喜の雄たけびでした。少し離れてみると、これどこを通るのというくらい、道なんてないですよね。 |
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歓喜の雄たけびのあと落ち着いてよくみると、穂高岳山荘の先にはもうひとつの3000m峰、涸沢岳がどっしり構えています。 |
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登山道を少し進み振り返ると、なんと涸沢岳と北穂高岳の間に、槍ヶ岳の姿が飛び込んできます。 |
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先は岩場の連続。でも危険個所はないです。落ち着いて落石を落とさぬよう高度を上げていけばよい。でも、頂上までは少し距離があるので、気合いを入れなおして、ここまで来たら頂上へは必ず行けると思うと、少し足早になりました。 |
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真後ろには先ほどよりも槍ヶ岳の姿が全貌を観れるようになります。左右には涸沢岳と北穂高岳がたち、従えているかのようにも見えます。 |
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右に目をやると、笠ヶ岳、黒部五郎岳、双六岳など、黒部源流域の山々も見えてきます。黒部五郎岳、憧れます。 |
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目を真正面にすると、登山道もだいぶ歩きやすい道になってきました。ただ、風が飛騨側から吹き付けてくるので、この稜線歩きは風との勝負です。 |
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左側に前穂高岳が見えてきます。この左側は切れ落ちた断崖になっているので、結構すぎる高度感があります。 |
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そしてそして待ちに待った頂上が目に飛び込んできました!3つとんがった頂がありますが、その中央が奥穂高岳の山頂になります。もう一歩です。 |
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振り返れば、槍ヶ岳がどんと中央にたち、ここまで歩いてきた稜線の登山道がはっきり見えます。 |
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手前の三角の頂を右から迂回し、頂上へ近づきます。 |
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そしてここを登りきると・・・ |
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ジャンダルム!奥穂の傭兵に相応しいこの風格!よく見ると2人頂上に立っている。すごいなあ~ |
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奥穂高岳の頂上はもう目と鼻の先です。 |
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奥穂高岳3190mの山頂です。 私もこの上に登りました。この山より高い山はもちろんないので、360°の大パノラマです。すごい見晴らしろと高度感です。 |
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頂上を前穂よりからみるとこんな感じです。 |
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大天井岳から常念岳。常念岳はピラミッドみたいでやっぱり格好いい山です。大好きな山です。 |
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穂高岳の吊尾根です。前穂高岳に向けて登山道が伸びています。 |
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その先は、明神岳。 |
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そして、眼下に広がる上高地。づっと上高地からこの奥穂の頂上を見上げていました。今日奥穂の頂上から上高地を見下ろすという大きな夢がかないました!こんな景色なんだね。頂上から見ると。大感激!霞沢岳・焼岳が左右に並び、中央には乗鞍岳、さらに奥には御嶽山と百名山が立ち並びます。頂上からの景色は大絶景です。 |
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そして、ジャンダルム。 |
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北の方に転じると、笠ヶ岳、黒部五郎岳。 |
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そして最後は、涸沢岳、槍ヶ岳、北穂高岳。と360°の絶景が広がります。 憧れの奥穂高岳、日本第3位の高峰。まさか自分がここに立てる日が来るなんて、思ってもいなかったことです。夢ってかなうんですよ! |
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奥穂の登頂を終え、穂高岳山荘へ戻り、次はもうひとつの3000m峰、涸沢岳に向かいます。3000m峰は21座しかありません。なのでここまで来たら、登らない訳にはいきませんよ! |
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笠ヶ岳も応援してくれます。 |
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そして、涸沢岳は3000m峰に登るという目的と、奥穂高岳の雄姿を見るということも大きな目標です。奥穂に登れば奥穂の姿は見えません。お隣の山に登れば、奥穂の全貌をみることができるのです。 穂高岳山荘から頂上まで登山道がつながっているのがよく見れます。 |
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そしてあの格闘した梯子と鎖場です。よくもまああんな垂直な壁を登って下りたものです。 |
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さあ、前を見て涸沢岳に進みます。 |
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高度を上げると、前穂と奥穂の吊尾根がしっかり見えます。 |
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岩場の登山道を一歩一歩高度をあげ、涸沢岳頂上はもう少しです。 |
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涸沢岳3110m、日本第8位の高峰です。 乗鞍岳・仙丈ケ岳・奥穂高岳についで4つ目の3000m峰になりました。4/21ですね・・・ |
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まずは、ジャンダルムと西穂高岳。西穂のピラミッド型も格好いいです。 |
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そして、ジャンダルムと奥穂。これぞ岩稜帯ですね。 |
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さらに、奥穂から前穂の吊尾根。穂高岳は大きいです! |
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西から北に順に目をやると・・・ 笠ヶ岳。かっこいいですよね。 |
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手前は三角点のある涸沢岳。 奥は黒部五郎岳、双六岳、薬師岳、鷲羽岳など黒部源流域の山々。 |
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そして、もちろん、槍ヶ岳。憧れます。 |
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常念岳。 |
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ズームアップ!槍ヶ岳。 |
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ズームアップ!北穂高岳。 |
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ズームアップ!常念岳。 |
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ズームアップ!笠ヶ岳。 |
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ズームアップ!ジャンダルム。 |
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ズームアップ!奥穂高岳。 |
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涸沢岳からみた奥穂高岳! |
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穂高岳山荘の正面には、常念岳から蝶ヶ岳の稜線が広がります。初めのころこんなに長い稜線を何もわからず歩いたんだなと懐かしく思います。 |
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穂高岳山荘から見る夕陽。 |
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奥穂高岳への垂直な岩壁も夕陽にオレンジに染まります。 |
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太陽が笠ヶ岳の右横に沈んだところ。 |
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太陽が沈み、空が焼けたように前上がった。すごいこれは何? |
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笠ヶ岳の手前に雲海も広がり、夕陽のショーもこれで終わりです。しかしめちゃ奇麗だった。 |
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ここからは涸沢です。 いろんな角度から涸沢を撮ってみました。まずはちょっと前まで高山植物で咲き乱れていたであろうお花畑帯と奥穂、涸沢岳。 |
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パノラマコースから涸沢小屋 |
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パノラマコースから奥穂、涸沢岳。 |
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前穂と奥穂の裏吊尾根。 |
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涸沢小屋と北穂高岳。 |
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涸沢テント場から見た吊尾根 |
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涸沢テント場から見た奥穂、涸沢岳。 |
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涸沢テント場から見た涸沢岳と北穂高岳。 |
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涸沢テント場から見た北穂高岳。 |
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涸沢ヒュッテから見た吊尾根。 |
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涸沢ヒュッテから見た奥穂高岳 |
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涸沢ヒュッテから見た奥穂と涸沢岳。小さく穂高岳山荘が見えます。 |
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涸沢ヒュッテから見た北穂高岳。 |
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ズームアップ!奥穂と涸沢岳。 |
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ズームアップ!奥穂高岳。 |
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ズームアップ!奥穂の岩壁と穂高岳山荘。 |
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ズームアップ!穂高岳山荘。 |
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涸沢ヒュッテの夕食。 |
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穂高岳山荘の夕食。 |
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帰り際、上高地河童橋からみた奥穂高岳。頂上は雲の中でした。 |
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