行程・コース
天候
高曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)JR奥多摩線 古里駅
復)JR奥多摩線 鳩ノ巣駅
この登山記録の行程
古里駅(8:04着/8:10出発)-(熊野神社参拝)-川苔山登山口(8:25)-川井駅ルート分岐(9:12)-赤久奈山山頂(9:51)-林道(10:06)-林道から尾根分岐(10:21)-尾根線(10:40)-(防火帯の尾根)-獅子口分岐(狼住所)(11:07)-肩のベンチ(11:22)-川苔山山頂(11:28/11:42)-舟井戸(11:57)-(鋸尾根経由)-大ダワ(12:27)-(トラバース道)-杉ノ尾根合流(12:53)-大根ノ山ノ神(13:06)-熊野神社(13:30)-はとのす荘(13:43)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
古里から鳩ノ巣迄の周回コースで、初めて川苔山を歩いて来ました。 思った以上に人が多いのには驚きましたが、実際に歩いて見たら人気の理由が分かる気がしました。
≫奥多摩の中でも人気の高い川苔山。 何となく行かず仕舞いになっていたのですが、川乗林道が通行止めとなっている今はさぞかし静かだろうと勝手に思い込んで古里駅に降り立ちました。先週までの暑さが嘘の様で、思わず気合が入ります。
実は、もう一つのお目当ての「はとのす荘の日帰り風呂」の受付時間が2時半迄ですので、手持ちの時間は6時間弱しかありません。山と高原地図のコースタイムは上り3:55、下り2:20で合計6時間15分と余り余裕がありませんので、熊野神社への入山の挨拶も早々に赤杭尾根に取り付きます。
赤久奈?赤杭?、当て字が気になる赤杭尾根は距離が長いので少し不安でしたが、三ノ戸山から林道迄の中間部は緑に囲まれた緩やかな水平道で、まるで笹尾根を歩いている様な楽しい気分になってきます。 尾根の南には無粋な採石場が広がっている筈ですが、広葉樹林に隠されて気になることはありません。
林道から先の尾根筋は防火帯となっていて、今度はまるで石尾根を歩いている様な気分です。狼住所という意味深な名前の所以を想像しながら小さなピークを越えると、突然秩父側の視界が開けて思わず息を呑みます。
分岐の肩から川苔山は指呼の間で、目標時間よりも早めに着いた分、落ち着いて景色を堪能できました。生憎の曇り空ではありましたが、眼前の尾根や稜線を眺めながら次に歩くルートを思い描くのは楽しいものです。 定番の百尋の滝コースが通行止めなのにも拘らず、山頂付近は大勢のハイカーさんで賑わっているのは意外でしたが、明るく開放的な山頂に立てば、その人気の理由が分かる気がします。
下りに使った鋸尾根はザレと露岩の混ざった急傾斜の難路で、決して名前負けしていません。本仁田山から縦走するも好し、気楽に山腹道を歩くも好しのコース選択肢の多様さも川苔山の人気の理由の一つではないでしょうか。
初めて歩いた川苔山、、、下山後のはとのす荘のお風呂も、駅前の「さんらく」の湯上りセットも初めてで、初物尽くしの一日となりました。 次は定番の百尋の滝を歩きましょうか、、、。川乗林道が復旧する日が楽しみです。
本日の総歩数31,950歩、歩行距離21.8km、消費カロリー1,439kcal、脂肪燃焼量102g也。
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古里駅から出発。後ろに見えるのが、これから向かうズマド山です。
先ずは駅の裏手に回って、熊野神社に入山のご挨拶。
茅葺の立派な舞台門。東京都の有形民俗文化財に指定されているそうです。
年代は分かりませんでしたが、渋めの狛犬がいました。
神社横から車道を登って登山口に向かいます。
小丹波(こたば)と呼ばれる、古里の集落です。
西には、円錐形が美しい鳩ノ巣の城山。
登山口です。
なだらかな植林帯で足慣らし。
程なく尾根筋に出ます。
帯状に生えた白いきのこ。秋を感じます。
きのこ②
キバナアキギリ、かな?
途中3ヶ所程、斜面が崩落した跡がありますが、歩行に支障はありません。
左手に、採石場の山肌が見て取れます。
出発から1時間で川井駅ルートの分岐に到着。まあまあのペースです。
この先から広葉樹林が混じり始めます。
なだらかなトラバース道が続きます。何となく、笹尾根に雰囲気が似ています。
きのこ③
時折、小さなツチガエルが飛びだして来ます。
←赤久奈山(あと110m)の標識。
赤久奈山(923.6m)の山名標。展望はありません。
暫く、尾根のトラバース道が続き、、、
ダートの林道に出ました。
林道を交差して続く山道を歩いて見ましたが、、、、
結局、林道に合流して、そのまま暫く林道を進みます。
咲きたてのトリカブト。
路肩が大きく崩落している箇所があります。
林道と呼べない程の細いダート道になってきます。
←川苔山の案内標識から、再び尾根に入ります。
尾根線に乗りました。
その先は、防火帯の尾根道です。
今度は石尾根に雰囲気が似ています。
マルバダケブキは殆ど枯れています。
獅子口の分岐道標。
良く見ると、手書きで「狼住所」と書かれています。
狼住所からひと登りしたピークには「海老小屋山」と書かれた札が下がっていましたが、地図では曲ヶ谷南峰の筈です。
小さなピークを越えると、いきなり視界が開けてちょっと驚きました。
お~、蕎麦粒山だッ♪
川苔山山頂手前の肩の分岐広場。ベンチがあります。
川乗谷、百尋の滝方面はトラロープで厳重に封鎖されています。
肩からひと登りで川苔山へ。目標時間よりも30分早く到着出来て、ほっと一安心。
すっきりとは行きませんが、素晴らしい展望です。
手前が鳥屋戸尾根、その向こうがヨコスズ尾根、三ツドッケも顔を出しました。
「川苔山~川乗橋間の登山道は木橋が崩落する危険があるため絶対に立ち入らないでください。」(早く歩けるようになると良いですね)
肩の分岐に戻って、鳩ノ巣方面に下山開始します。
時間に余裕ができたので、舟井戸の分岐から、鋸尾根ルートに入ってみました。
ザレと露岩の急勾配が続き、思いの外、手古摺りました。
鋸尾根の名前に納得。
大ダワ迄の最後の下りも中々の急傾斜です。
瘤高山は次の機会に取っておきましょう、、、。
ようやくトラバース道と合流して、ほっとします。
大ダワから瘤高山のトラバース道で鳩ノ巣に下山します。(通行注意の黄札が付いています。)
途中一ヶ所、崩落跡があります。新しい道形を慎重に通過します。
振り返ると、川苔山の全容は見えませんでしたが、鋸尾根の急勾配が良くわかります。
静かな広葉樹林帯を抜けて行きます。
瘤高山からの杉ノ尾根に合流。
きのこ⑤
鳩ノ巣のランドマーク、城山と、その奥に大岳の稜線が見えます。
林道に合流。大根ノ山ノ神地点です。
山ノ神に下山のご挨拶。
鳩ノ巣まで、植林帯が続きます。
途中、熊野神社の分岐を見て、迷わず右折。
今回は、偶然にも最初と最後が熊野神社となりました。
こちらの狛犬は大正12年生まれでした。
立派な乳垂の銀杏の大木が目を引きます。
根元には忠魂碑と砲弾が、、、。
沿道のお宅のおばさんに挨拶したら、お帰りなさい~と返して頂きました。
鳩ノ巣駅を横に通り越して、
はとのす荘に到着♪、日帰り入浴の締め切り時間には余裕で間に合いました。
入浴料は1,150円で少し高めですが、下山後のオアシスです♪
眼下の鳩ノ巣渓谷。
帰りがけに、初めて双竜の滝に立ち寄ってみました。
国道直下というロケーションは玉に瑕ですが、想像以上に立派な滝でした。ゴルジュも見ものです。
駅前のさんらくというお店で湯上りセットを頂きました。
気さくなおかみさんとおばあちゃんのお店。つまみも美味しくて値段もリーズナブルです。
お蕎麦を茹でるのは、おばあちゃん担当との事。旨し。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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