行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
室堂ターミナル(11:30)・・・立山室堂(11:40)・・・室堂山展望台(12:40)[休憩 30分]・・・立山室堂(13:50)・・・エンマ台(14:10)[休憩 10分]
【2日目】
エンマ台(08:50)・・・ミクリガ池(08:55)[休憩 30分]・・・天狗平山荘(10:15)[休憩 30分]・・・弥陀ヶ原(12:21)[休憩 30分]・・・追分(13:40)・・・弥陀ヶ原(14:20)
【3日目】
弥陀ヶ原(08:00)・・・カルデラ展望台(08:20)[休憩 20分]・・・弥陀ヶ原(09:00)・・・弥陀ヶ原(09:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
予想はしていたが、予想以上だったのが、立山駅のケーブルカーチケット売り場。
富山駅を5:25発の始発に乗って、立山駅に着いたのは6:16。それにもかかわらず、ケーブルカーのチケット売り場には長蛇の列ができており、チケットを手に入れたのは、8:00頃。手に入れたチケットに書かれていたケーブルカーの乗車時間は10:10。予想をはるかに超えた混み方だった。三連休の初日だから仕方がないこととはいえ、すごすぎる・・・。
気を取り直して、ケーブルカーに乗り込んだ。ずっと雨や曇りの予報が続いていたが、高原バスに乗り込むと、青空が見え始めた。予報より好転していたのだ。室堂ターミナルに到着した時には、雲は多いながらも青空が広がっていた。
しかし、寒い。気温は10度を下回っていたようだ。
室堂に到着したのが11時を過ぎていたこともあり、雄山登山はやめて、室堂山に登ることにした。往復2時間ほどのコースタイムだ。
登り始めてすぐに息があがる。高度のせいにしながら、ゆっくり登って行った。
そして見えてきた絶景! 薬師岳は少し雲に覆われてしまっていたが、遠くには槍や穂高を見ることができた。いつまでも見ていたい光景だったが、とにかく風が強くて寒い。薬師岳の雲がどいてくれるのを30分ほど待っていたが、寒さに耐えきれず退散することにした。それでも、振り返れば、青空の広がる室堂平が見下ろせ、素晴らしい景観が広がっていた。
そのまま、エンマ台へ向かい、地獄谷を見下ろし、ちらりと見える剱岳を見、立山三山を堪能してから、みくりが池温泉にチェックインした。
夕日は、雲が真っ赤に染まる夕焼けが思いのほかきれいだった。
二日目は、雄山に登ろうと思っていたのだが、恒例の頭痛が始まってしまい、無理をしないことにした。ゆっくりチェックアウトをしてから、歩いて弥陀ヶ原へ向かうことにする。
天狗平までの登山道は、緩やかな道で木道が敷かれていて、とても歩いやすい。登山道というより、ハイキングロードのようだ。そして、とにかく素晴らしかったのが、剱岳の雄姿だ。紅葉はまだもう少し、という状況だったが、少し黄色く染まっている奥にそびえる剱岳。天狗平近くのベンチで、30分ほどただただ眺めていた。この日も、雲はあるものの、青空が広がる絶景。幸せだ。
天狗平で休憩した後、美松坂を通って弥陀ヶ原へ向かった。有名なコースは、獅子ヶ鼻岩経由なのだそうだが、「ちょっとした岩場がある」と聞いて断念した。下りだし、岩場に慣れているわけもなく、一人ということもあり、危険はなるべく回避すべき、と考えたからだ。後から聞いたところによると、登りはそれほどでもないが、下りはやめた方がよい、と聞いたので、正しい選択をしたかな、と思っている。
美松坂コースは、まさに登山道。木道があるわけではなく、低木が生えているため景観もよいわけではない。それでも、時々かわいらしい実がなっていたり、花が咲いていたりして、写真を撮りながら下って行った。
弥陀ヶ原はなんと雲の中。あれだけ晴れていたのに、弥陀柄浜で下ってくると、辺り一面が真っ白になってしまった。仕方がない・・・。
弥陀ヶ原では、弥陀ヶ原ホテルで昼食をとろうと思っていたのだが、なんとコロナの影響で閉鎖中。仕方がないので、泊まる予定の立山荘で、十何年ぶりのカップラーメンを食べることになった。これはこれで、良い経験かもしれない。弥陀ヶ原ホテルのHPを事前にチェックしていたのだが、閉鎖中という文字を見つけることができなかったのが残念。
昼食後、ちょうど、自然観察員の方とのツアーがあるとのことで、参加した。私一人だったのだが、弥陀ヶ原の大回りコースをゆっくり回りながら、いろいろと教えてもらった。ただ、歩いているだけだと、見落としてしまうものをたくさん教えてくれるので、とても楽しい。
夜には、別の観察員からのお話もあり、これもまた興味深かった。
最終日は、早めのバス乗車だったので、カルデラ展望台まで歩いてみた。この日も、雲は多いものの眺望は素晴らしく、前回は真っ白だったカルデラを一望することができた。
天気に恵まれないなぁ・・・、と思っていた今回の立山だったが、予想以上に素晴らしい天気とすばらしい眺望に恵まれ、幸せな時間を過ごすことができた。登山らしい登山はしていないが、山々に囲まれていることに幸せを感じる三日間だった。
フォトギャラリー:33枚
室堂到着
青空が広がる絶景
同じような写真をついつい撮ってしまう
浄土山方面だったか?
振り返れば立山
面白い岩が残る。知識があれば楽しいのに・・・
浄土山へ向かう登山道との交差点
チングルマ
室堂山からの眺め
最高!
遠くには槍や穂高も見える
ミドリガ池と立山三山
地獄谷の奥に、ちらりと見えるのが剱岳
みくりが池
なかなかいい感じの夕焼けだったが、うまく映らない・・・。
朝のみくりが池
天狗平へ向かう途中
剱岳が素晴らしい
雲が沸き立ってくるのもいい感じ
イワショウブかな?
青空もいい
ゴゼンタチバナの実
アカモノの実
弥陀ヶ原へ向かう途中、雲がどんどんと沸き立ってきた
オヤマリンドウ
あまり開かないらしい
カルデラ展望台からの眺め
この日は薬師岳もきれいに見えた
富山方面
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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