行程・コース
天候
晴れ、時々曇りだったとは思うが、ガスで太陽はあまり拝めなかった。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
麦草ヒュッテから向かった。下調べが不十分で牧場のロープウェイから登るつもりだったが、7合目駐車場があることがわかり、急遽変更し駐車場へ。
この登山記録の行程
蓼科山七合目(08:30)・・・蓼科山荘(09:27)・・・蓼科山(09:55)[休憩 75分]・・・蓼科山荘(11:31)・・・蓼科山七合目(12:14)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前回、双子池泊した際に縞枯山、茶臼山を登るはずだったが、ガスだらけで眺望なくパスしたので今回リベンジの予定であったが、前日の天狗山の悪天候に懲りて天気がよさそうな蓼科山に変更した。麦草ヒュッテで6時に朝食をとってから蓼科山に向かった。牧場ロープウェイの始発時間に合わせていたので駐車場着がおそくなり、すでにだいぶ車がいた。手前の駐車場に停めたので登山道口がわからず他の登山客の行く方に向かう。トイレがの先にも駐車場があるのが分かったが、そこで道路にバリケードがあり通行止めになっていた。蓼科スカイラインの一部が通行止めになっていたのを思い出す。
蓼科神社の鳥居をくぐり、まだ乾いてない緩い斜面の登山道をゆっくり登りだす。駐車場にはかなりの登山客がいたが、我々の前後にはだれもおらず静謐ななか歩を進める。いつの間にかすぐ後ろにカップルが追いついてきたが、こちらの脚がまだ温まっておらず、スピードが出せないのでパスさせるが、せっかくパスさせたとたんに向こうが小休止で抜くこちらが抜くことになる。一番嫌いなパターンだ。我々はノンストップ派なので、登るのは早いが小休止を繰り返す相手とは相性が悪い。しかたないのでピッチを上げて追いつかれないようにする。
そのうちザレ場の九十九折りの斜面に差し掛かるが、この辺りから大勢の登山客に追いつく。彼らは小休止を繰り返しながらなので、何十人もごぼう抜きしながら斜面を登る。天気は晴れのようだが、樹木ばかりで日は入ってこない。そのうち、登山道が細くなりはじめ、登山道の上の樹木が薄くなってきたのでどこかに出そうなのがわかる。ほどなくして将軍平に到着した。
たいそうな名前だったので、見栄えのする場所と想像していたが、蓼科山荘があって、土産物のTシャツを売るテント屋根が張ってあるだけのつまらない場所なので、そのまま標識に従って蓼科山頂を目指す。
山頂近くなると多いな岩の連続になり、岩にへばりつくようにして登る。ストックがあるのでバランスに気を使わなくてもいいのが楽だ。ここでも何人追い抜いたろう。したからだと100人くらいにはなったろうな。
ほどなくして蓼科山頂ヒュッテについたが、ここまで全くビューポイントもなければ写メを撮りたくなる場所もない。ひたすら単調に登るだけで楽しかった記憶がない。追い抜いた人数でも数えておけばよかった。学生らしい若者のグループが多かったな。双子池方面で女性ソロが多かったのと対照的だと感じた。山頂ヒュッテを素通りして岩原にはいるが、どこが山頂なのか岩原が広大すぎるのとガスだらけなので位置がよくわからない。左側に人が集まっている場所があったのでそちらに向かうと山頂らしい。
蓼科山山頂の標識で写真を撮る。見ると山頂の岩原のマップがある。マップが必要なほど広いんかいと思うが実際に広い。車山から蓼科山を見ると、プリンのように山頂が平らに見えたが、ここがその部分なんだなと合点がいく。先に鳥居のある蓼科神社奥社が見えたので、岩原の岩の頂点をバランスを取りながら大股で踏みながら移動する。登山道入り口の鳥居が立派だっただけに乗鞍山のようにちゃんと宮司がいて御朱印でももらえるのかなと期待していたが、小さなスーツケースほどの大きさもない小さな石の祠があるだけだったけど、一応お参りを済ませ下山の安全を祈ったが、あとで効果が無かったことがわかる(笑)。次に先にある方位盤に向かう。やはり岩原の岩の頂点を踏みながら移動する。ここらの岩にも八ケ岳らしくいろいろな苔が生えていて、岩の積み重なっているところを除くとあちこちに空洞があって、やはり苔が生えている。ヒカリゴケでもないかなと思って見ながら歩いていると遅くなる。
方位盤で写メを撮ったが、この瞬間だけガスが晴れ青空がのぞいた。しかしやはり眺望がなく、しばらくガスが晴れないかなと粘ってみたが無駄骨だった。360度の眺望のようにどこかに書いてあった、とにかく岩原が広いので360度をみようとすると、4~5回にわけて岩原の外周を何百mも移動しなければならない。まったくもって疲れる。
方位盤方向の眺望がないので山頂付近に戻ってみるが、ここでも眺望がない。あきらめて山頂ヒュッテでコーヒーでも飲もうかということになった。このころにはごぼう抜きしてきた登山客が大勢登ってきた。あいつは初めで抜いた奴、あのカップルはあそこで抜いた奴とほぼ覚えているのがおかしい。
山頂ヒュッテに着くと大勢が休憩し食事をとっている。やはり登りで追い抜いてきた学生グループだ。幸い一番手前のテーブルが空いたのでリュックを下ろして陣取る。コーヒーはいくらだったか。トイレに入ると、解放的で明るく臭いもない、山小屋にしては快適なといれだった。休んでいるとトイレのうらのほうのガスが晴れて少し眺望が見られたが、本日はこれだけだったな。
山頂で1時間以上休んだので、下ることにする。
下り始めが大岩の連続なのと登り客と下り客が譲り合ってどちらも前に進まない。例によってごぼう抜きにかかるが、少々膝にきてて、思うように岩を超えていけない。どこでだったか記憶にないが、引き足をひっかけ大岩の連続の下りの急斜面を頭から落下した。周りの登山客が悲鳴を上げてこちらを見ているが、こっちは体を停めようと必死だった。岩の頂点で体の何ヶ所かをぶつけながらなんとか止まる。特に激痛があるわけでもないので、何とか体を起こし、また降り始めようとしたら、後ろからお年寄りと思しき男性の声で、ストックをたためよ!!と大声で注意された。
そういわれれば、大岩の下りなのでストックを突こうとしても岩の表面でストックの先が滑るだけでなんの役にも立っていなかったな。忠告に従い、慌ててストックをたたみ、岩に手をかけて降りた。登山保険にでも入らないとだめか。山頂から15分ほどで将軍平に降りた。将軍平から45分で7合目登山口だった。
百名山だし、下から見上げると特徴的な山頂がぽつんと見え登りたいと思っていたが、いざ登ってみるとひたすらの登りと下りだけであまり楽しくないお山だった。結構急な斜面なのに、子供やかなりのお年寄りがいてかなり大変そうだった。チワワを2匹抱えて登っているやつもいた。
よほどの事情でもなければ、もう二度と登らないだろうな。
車に戻って片付けをしていると、目つきの悪い男性がこちらをじろじろ見ている。どうも駐車中に当てられたらしく、犯人捜しをしている。そういえば、上も下も駐車場は満杯で、道路わきにも通行止めのゲートの前にも車が停まっている。団体らしく大型バスもとまっている。こんな楽しくない山によく大勢のぼるな。
登りで消耗したのでおなかが空き、汗を流す前に食事をしたくなった。いつもの蕎麦でもと思ったが、通りすがりにバーガーショップがあったので、バーガーを食べようということになった。天気も良いのでテラスで食べたいと思ったが、見るとテラス席が満席。先に風呂に入って、食事時間が終わってから食べようということになって、白樺高原ホテルで日帰り入浴した。だれも入浴客はおらず貸し切りだった。風呂を上がって先ほどのバーガー屋を調べると2時閉店で食べ損ねた。いつも通り蕎麦屋を検索するとせんすいという蕎麦屋があったので入る。丁度昼時の客が帰ったばかりですぐ入店したが、いま蕎麦を打っているとのこと。打ち立てを食べられるからラッキーなのか、待たなければならなくてアンラッキーなのか。天丼付きのせいろを頼んだ。天丼なんて10年ぶりくらいだななんて言いながら食べた天丼はとても美味しかった。続いて大盛りにした蕎麦が来た。汁は辛めの僕好みの蕎麦で、蕎麦もおいしかった。
望月から佐久平のルートで帰ろうと思い、小諸線を走っていると牧場が見え、牛乳専科もうもうがあった。牛を見ながらソフトクリームと牛乳を飲むと、不思議な気分を満喫できる。北を向いて写メを撮ると、浅間山を背景にして地平線に牛がシルエットになる写メが取れてとてもよかった。さーて来週はどこのお山にのぼるかな。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | |
【その他】
コース定数 14 |