行程・コース
天候
曇り後時々晴れ間。朝のうちガス
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
車坂峠の駐車場利用。無料。峠の北側にも登山者用駐車場あり
この登山記録の行程
車坂峠(07:05)・・・車坂山(07:20)・・・槍ヶ鞘(08:20)・・・トーミの頭(08:30) [休憩 10分]・・・黒斑山(08:50) [休憩 10分]・・・蛇骨岳(09:25) ・・・仙人岳(09:55) [休憩 15分]・・・Jバンド(10:35) ・・・鋸岳(10:40)・・・Jバンド(10:45) [休憩 10分] ・・・賽の河原分岐(11:25) ・・・湯ノ平口分岐(11:40)・・・トーミの頭(12:45) [休憩 25分]・・・車坂峠(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
浅間山は黄葉の盛りを迎えていた。朝のうちはガスがかかり、あたり一面真っ白だったが、次第にガスも薄くなって晴れ間が広がり、カラマツの黄葉と草もみじの山歩きを楽しむことが出来た。
車坂峠に着いたときは小諸の町並みの上に雲海が広がり、八ヶ岳や奥秩父の山々、そして富士山まで姿を見せていた。
峠の広場から表コースに入り、黄葉したカラマツ林の中、火山礫の混じる登山道を登る。車坂山では富士も見え、カラマツに日が射す時もあったのだが、登るにつれてガスが濃くなり、景色が見えなくなってしまった。赤い火山シェルターの先、槍ヶ鞘に着くと、晴れていれば正面に浅間山の雄姿が広がるはずなのだが一面真っ白。トーミの頭や、外輪山の最高峰、黒斑山でも同じ、全く展望はなかったが、蛇骨岳に向かう途中から空が明るくなり、ガスの中に外輪山の山々が浮かんでくるようになってきた。
外輪山の尾根道は一部クマザサが覆いかぶさっているところもあるが道は明瞭、迷うことはない。蛇骨岳を過ぎると晴れ間が多くなり、南からの風でガスが飛ばされ、外輪山の崩壊壁や下の火口原までみえるようになってきた。尾根の左手、外輪山の外側は相変わらず白いガスがかかり、動くガスの中に時々行く手の山や登山道が現れ、幻想的な雰囲気を味わうことが出来た。
仙人岳ではさらに明るくなり、Jバンドからは東の鋸岳まで足をのばした。鋸岳は雄大な浅間山の展望台なのだが残念ながら浅間山は裾野だけ。山頂は雲の中だった。
Jバンドから火口原までは急降下、本コースで一番注意が必要である。火口原は草もみじや黄色く色づいたカラマツ林の気持ちのいい道。ここまではほとんど登山者に合わなかったが、火口原の道では何組ものパーティーとすれ違った。賽の河原分岐からは前掛山への登山道が伸びているが、噴火レベル2のため入山禁止になっていた。
火山館コースと合わさる湯ノ平口分岐から草すべりをトーミの頭を目指した。この草すべりは古黒斑火山の崩壊壁だそうで、途中何カ所か岩場もある。標高差300mもあり、本コース一番の急登である。
草すべりの途中で浅間山の雲が切れ、山頂が顔を出してくれた。火口原の黄葉や越えてきた外輪山、そして独特の山容の牙山を眺めながらゆっくり登った。
トーミの頭には数組の登山者が休んでいた。正面の浅間山や黒斑山から鋸岳へと続く外輪山の景色を楽しみ、中コースを通って車坂峠へ戻った。
本コースは一般的には草すべりを下りJバンドを登る反時計回りで歩くことが多いようである。昔歩いたときも反時計回りだった。今回の時計回りだと最後の草すべりが大変だが、核心部の外輪山を朝に歩く時計回りが楽しいだろう。
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