行程・コース
天候
晴れ、時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)塩山駅8:30発落合行バスにて終点落合まで(9:37着)
復)大菩薩の湯バス停 16:40発塩山行きバスにて塩山駅
この登山記録の行程
落合バス停(9:37到着/9:42出発)-鶏冠山登山口(9:48)-横手山峠方面分岐(10:36)-鶏冠神社分岐(11:13)-鶏冠神社(11:21/11:29)-分岐合流(11:35)-見晴台分岐(11:38)-(黒川鶏冠山ピーク)-見晴台(11:43/11:55)-横手山峠(12:12)-(林道交差)-六本木峠(12:36)-天庭峠(13:19)-寺尾峠(13:33)-丸川峠(13:55/14:00)-(道違いにより約30分のロス)-丸川峠登山口駐車場(15:14)-大菩薩峠登山口バス停(15:25)-大菩薩の湯(15:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
青梅街道の落合から鶏冠山を登り、そのまま丸川峠まで緩やかな尾根道を歩いて来ました。 富士山こそ望めませんが、苔と黄葉に包まれた静かな尾根筋は、さながら大菩薩の裏銀座といった趣きです。
≫8月の解禁以降、何となく行先を奥多摩に限定していましたが、世間の動きに合わせて少し遠出をしてみようと、7:10高尾発甲府行きの電車に乗り込みました。皆さん待ちかねた晴れ予報のせいか、甲斐大和駅のホームに溢れる登山者の多さにビックリ、塩山駅のバス停の大行列に二度ビックリです。 増便の出た西沢渓谷行きは兎も角、1台運行の落合行きのバスに乗り切れなかった皆さんは、今日一日どうするのだろうと心配になってしまします。
裂石の大菩薩峠登山口と柳沢峠で大方の登山者が下りると、終点の落合バス停に降り立ったのは6人程で、表通りとは打って変った静かさにほっとしながら鶏冠山に向かいます。登山口脇の民家のご老人の蒔き割りの音が小気味よくこだまして聞こえてきます。
今回のコースのお目当ては、黒川鶏冠山の見晴台からの奥秩父の大パノラマと、丸川峠迄の尾根道の紅葉です。この尾根は昨年8月に柳沢峠から歩いているのですが、その時の広葉樹林と苔の美しさが印象的で、1,600m前後の標高を考えると、紅葉には頃合いかと考えての計画です。
スキっとしない天気ではありましたが、見晴台からの展望も尾根の静けさも期待通りで、時折覗く青空に紅葉・黄葉が引き立ちます。盛りを過ぎて色褪せ始めた苔の緑と黄葉の色彩が妙に調和して何とも言えない味わいです。大菩薩の定番ともいえる富士山の眺望こそは望めませんが、苔の尾根も大菩薩の特徴の一つで、賑やかな唐松尾根の周回ルートを表銀座としたら、こちらはさながら裏銀座の趣きです。
丸川峠からは大菩薩嶺の代表的な周回コースで良く歩かれている道ですが、急斜面もあって侮れません。これは余計なおまけですが、温泉モードで気が急いていたのでしょう、途中、踏み跡のついた尾根を直進してしまい、まさかの道迷いに!。冷静に登り返して事無きを得ましたが、どんな時でも油断は禁物であることを思い知らされました。
そんなこともありながらも最後は大菩薩の湯で汗を流し、塩山駅前で馬刺しとほうとうを美味しく頂いて、お久しぶりの大菩薩歩きも何とか締まりました。
本日の総歩数33,610歩、歩行距離23.1km、消費カロリー1,398kcal、脂肪燃焼量99g也。
フォトギャラリー:75枚
ベストシーズンを迎えた塩山駅のバス乗り場は、今までにない大行列。西沢渓谷行き(手前の列)は、臨時バスが出て全員乗れたようですが、落合行は10名位乗れない方がおられました。
途中の柳沢峠で降りる皆さん。大菩薩峠登山口と柳沢峠で殆どのハイカーさんが降り切りました。
柳沢峠から下ること10分強で終点の落合バス停です。公共トイレはありません。
バスで下って来た青梅街道を少し戻って、鶏冠山登山口に入ります。
むっくりと佇む藤尾山(天狗棚山)。
登山道脇の民家のご老人の蒔割りの音が心地よく響いてきます。
左右を鹿ネットに囲われた径を進みます。
登山道のハンノキ尾根は黄葉が始まっています。
落葉。
登山口でマイカー組の団体さんを追い抜いてからは、とても静かな尾根道歩きとなりました。
今から目指す鶏冠山。
横手山峠方面への分岐点を通過。
登山道沿いにはたくさんの鳥の巣箱が設置されていました。
地面の苔と木々の黄葉の絶妙なハーモニー♪
苔に覆われた山腹。思わず立ち止まってしまいました。
見上げれば黄葉。
赤い楓は落ち葉になってしまっていました。
今日初めてのハイカーさんとすれ違いました。
登山口から約1時間半、ほぼコースタイム通りに、鶏冠神社への分岐点に到着しました。
鶏冠神社までは、露岩と根張りのやせ尾根となっています。
10分かからずに、岩峰に鎮座する鶏冠神社に到着。
祠の周りに、僅かなスペースがあります。
南に大菩薩嶺のゆったりとした山体が見えます。
東の方角には奥多摩の山々。
祠の下は切り立つ絶壁です。
登山道に戻って岩峰を振り返るとこんな感じです。
見晴台分岐。すぐ上のピークが黒川鶏冠山の山頂です。
黒川鶏冠山の山頂。展望はありません。
目にも鮮やかなのは漆でしょうか?
見晴台で一休み。天然の展望台です。
東端の飛龍山から、絶景のパノラマが楽しめます。
将監峠方面。手前の藤尾山の奥に見えるのが唐松尾山かな?
山座同定は出来ませんが、笠取、水晶山方面。
木が邪魔していますが、南には大菩薩嶺。
団体さんが到着したので退散します。
横手山峠を通過。因みに、横手山がどの山を指すのかは不明です。
ダートの林道を横切ります。
柳沢峠からの道と合流する六本木峠。そのまま丸川峠を目指します。
ここから丸川峠迄は、美しい苔の道です。
苔と黄葉の共演。
独特な雰囲気です。
時折雲が切れて青空が広がると、黄葉が引き立ちます。
大菩薩嶺。
僅かですが、雲取も見えました。
天庭峠。
♪
♪
人の気配が少ないのも、この尾根道の魅力です。
寺尾峠。
珍しく、グループのハイカーさんとすれ違いました。
苔の季節にまた訪れたい路です。
いきなり視界が開けて、丸川峠に到着です。
峠の小屋。個性的な雰囲気を漂わせています。
小屋の裏に、ピンクの花の木がありました。何の木なのか?知識はありません。
開放的な景色。
そのまま裂石方面に下ります。
高度を下げると、紅葉は未だこれからです。
迂闊にも、途中でこの尾根に入り込んでしまって逆戻りする羽目になりました。
戻って、よく見れば、枝で「通せんぼ」をしているようにも見えます、、、。(補強しておきました)
本来の道(右にカーブ)に合流。先を急いで、写真の左の踏み跡に入り込んでしまったのです。
一般道も、傾斜があります。
最後は川筋の林道です。
洪水の爪痕?、コンクリート製の林道がこんな風になるものでしょうか!?
駐車場で車道に合流します。
古刹、裂石山雲峰寺。風林火山で有名な武田の孫子の旗が所蔵されています。
大菩薩登山口バス停の番屋茶屋。15:00のバスに乗れませんでした。次のバスまで、大菩薩の湯で汗を流しましょう。
大菩薩の湯までは、車道を歩いて約10分。
振り返れば、大菩薩嶺と雷岩が見えます。
こちらは日川尾根。
入念なコロナ対策で、入館には名前と住所の記入と体温測定が必要です。
汗を流して、大菩薩の湯始発16:40のバスを待ちます。
バスの車窓から。大菩薩嶺が夕陽に染まっていました。
塩山駅バス停前の菊よし食堂で湯上りセットを頂きました。
何故か切ないトワイライトゾーン、、、、
最後の締めはほうとうです♪
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
みんなのコメント