行程・コース
この登山記録の行程
奥多摩湖(06:31)・・・サス沢山(07:55)[休憩 17分]・・・惣岳山(09:39)[休憩 16分]・・・分岐(10:00)・・・御前山(10:09)[休憩 27分]・・・御前山避難小屋(10:39)[休憩 8分]・・・鞘口山(11:34)[休憩 12分]・・・鋸山(12:19)[休憩 21分]・・・愛宕山(14:19)・・・奥多摩駅(14:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
秋晴れを利用して、初めての奥多摩方面。奥多摩湖への最初のバスに乗るため、少し近場で前日泊。早朝早くはバスの中も寒かった。峰谷行きのバスは登山客が自分を含めて2人だけ。バスでは○○山登山はこちらでと案内してくれます。奥多摩湖バス停で降りたの自分だけでした。
奥多摩湖の駅から小河内ダムを渡り、登山口を目指したが、遊歩道に間違って入ってしまい、しばらくうろうろした。橋を渡ってすぐに左に行けば階段があり、多摩湖への展望台と御前山への道しるべがある。最初から急登。すぐに体が温まる。まだ紅葉は少ない。最初から思ったより狭い尾根道もある。見晴台の方は寄らずに、御前山方面へ。コウヤボウキがそこここに咲いています。
足元の岩に小さな糞があり、イタチの類だろう。すると今度は大きな糞が。熊かもしれない。遊歩道の入り口にも熊の看板があった。奥多摩湖あたりまで下りくるのだろう。熊鈴は鳴らしながら登っていく。ここらはドングリも多いし、栗の木も多い。動物たちの食べ物が沢山ある。
山の尾根らしく、右が針葉樹で左が広葉樹と植生が違う道が多い。広葉樹はブナが多いようだが、あまりブナの硬果は見られない。ミズナラとクリのイガが沢山ある。
長々と大ブナ尾根道を行くと、サス沢山に到着。見晴台が用意されていて奥多摩湖が一望できる。快晴でとても気持ちがいい。ここまで1時間半と結構疲れたのでしばし休憩。ここまではほとんど独り歩きだったが、ここで数人に登山者に遭遇。皆さん健脚でどんどん先へ。
自分用のメモ:「サス(ザス)」の意味は、焼畑が行われていた場所の意味で、山中でカヤが広範囲に生育していたことを示す。(ヤマケイより参照)
ここからはゆっくりと登る尾根道と思っていたが、かなり高低変化がある。尾根なので気持ちが良いが、いつまでたってもつかない。途中休憩も必要で、栗が多いので座るところにも注意が必要。ところどころに茶色のキノコがある。栗が沢山あるのでクリタケかもしれない。落ち葉は古いものが多いが、新しく紅葉した葉も山頂近くになるとみられる。大きな葉っぱはホウノキで、山の下の方から山頂まで広く分布している。
前方の登山者が座ってジーっとしていた。近づくと「サルがいますね」と声をかけてもらった。確かにときどき遠くで雄たけびが聞こえていた。鳥の声かわからなかったがどうやらサルだったらしい。登山者が去った後に、熊鈴を抑えて様子を見ているとがさがさと音がする。谷の方に一頭。そのうち登山道を横切るように一頭がゆっくりと歩いて行った。こちらをチラ見したようだが気にする様子はない。
よい休憩になり、すこしアドレナリンも出たので元気に出発。それでも足は重かったが、尾根を抜けると突然富士山が見えた。晴天で遠くに軽く雪をかぶった富士山がとても美しかった。
惣岳山に到着。惣岳山っていうと高水三山のほうが有名なようだが、同じ字で、こちらのほうが標高は高い。ここから御前山までは分岐を含めても10分程度となっていたが、大分足が重くなっていて、予定通りには進めなかった。
御前山の山頂には数人の登山者が休んでいた。しっかりしたベンチがあり、人も少ないのでごろりと横になってしっかり休憩。山頂にもホウノキがあり、黄色く色づいたブナや、赤い実をつけた木々といろいろ同居していた。赤い実に鳥が寄ってきていたが種類はわからなかった。
山頂でしっかり休んで、食事もとり、出発。ここからは下りの連続。階段状やら岩谷らが多くて膝にこたえる。かなり段差のある所もあり、四つ這いが必要だった。
森林伐採をしているところで突然蛇に遭遇。あまり縞がなく、1m弱でアオダイショウの子どもの様である。
大ダワまではそれなりに長く、くだりがほとんどだが途中で休憩が必要だった。大ダワには林道が通っていて、バイクが止まっていた。
自分用メモ:「ダワ(タワ)」は、「たわんでいる所」という意味で峠の場所に付けられている。(ヤマケイから参照)
ここまでで予定時間はオーバーしていて、かなり体力も低下していた。林道を下るか、鋸山にいくか、判断に迷ったが、登りに比べて下りで疲労がたまっていないため、登ってみることにした。登りはかなりきつかった。鋸山と愛宕神社・奥多摩湖駅方面の分岐でしばし休憩。健脚の先輩が登っていくので意を決して鋸山へ。山頂までは吃のぼりだがすぐについた。時間が押していたので休憩せずに下山。ここからは下山と思ったが、距離も長いし、岩場も多く、上り下りもあり、危険な個所もある。疲れていなければ楽しい登山だが、かなり披露していたので、閉口するときもあった。途中の危険個所は尾根の岩場で、狭いし両側とも断崖なので、かなり慎重に進まないとならなかった。
木々の変化、時に紅葉、大きな岩など景観に助けられて何とか愛宕神社まで。ここから奥多摩駅までは愛宕神社を抜けないといけないので、これがまた結構きつい階段コースだった。最後にすごく長くて急な階段(ネットで調べたら180段あるそうです。)を延々下って、到着。橋を渡って奥多摩駅へ。
今回はあー疲れたって感じでした。地図を見てゆっくりと計画を立て、時間配分を考慮すべきと反省しました。
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