行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
山麓駅(09:45)・・・県営駐車場(09:50)・・・峰ノ茶屋跡・・・茶臼岳(11:20)・・・牛ヶ首(12:20)・・・沼原分岐・・・沼原・姥ヶ平分岐・・・三斗小屋温泉(13:42)
【2日目】
三斗小屋温泉(07:50)・・・隠居倉(08:45)・・・熊見曽根分岐(09:25)・・・朝日岳分岐・・・朝日岳(09:40)・・・朝日岳分岐・・・熊見曽根分岐・・・清水平・・・中ノ大倉尾根分岐・・・ロープウェイ遊歩道北分岐・・・北温泉(12:15)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
四十度目
秘湯の湯巡りを目指して那須岳へ。予てから、行ってみたかった、三斗小屋温泉と北温泉に、温泉仲間を誘って、観光客で賑わう晩秋のロープウェイ山麓駅を出発。鳥居前で何時もの様に道中の安全をお願いし、樹林帯を進み、程無くして視界が開け、峰の茶屋後避難小屋が目に入ります。この辺りから風が強くなり、気温も下がり、峰に近づくと小石が顔に当たる程の強風。右手には朝日岳に続く、剣が峰からの何とも言えぬ圧力を感じます。避難小屋で、強風対策を施し仲間の体調を確かめ、再出発。水蒸気が立ち上がる様を見て、温泉好きの二人は、少々興奮気味で、テンションが上がります。峰から頂きまでは、横風に煽られ、御鉢の辺りでは、立ち止まる事もしばしば。風音も強く、会話もなかなか通じません。茶臼山の頂は、沢山の人々で賑わい、フル装備の登山者と街中の服装と同じ観光客が入り混じり、ちょっと閉口気味。直ぐに下山して、茶臼山の山容を眺めながら、時計回りに牛ヶ首へ。姥ヶ平からの茶臼山の山容は、表からと違い立派な火山に見えます。
この辺りから風も収まり、気持ちに余裕ができると逸る気持ちを抑え、足早に三斗小屋温泉へ。
先ずは、煙草屋旅館の露天の湯に立ち寄り湯。天気も良く、眺めは最高です。続いて大黒屋にチェックインして、直ぐ様、内風呂に向かい、窓から差し込む陽が眩しい中で、湯に浸かります。どちらも甲乙つけ難い良さが有ります。秘湯と言われるだけ有ります。
翌日は一転して雨。雨とガスの中を出発。直ぐに雪に変わり、熊笹に雪が載っています。道も泥濘で歩き辛く、強風の中、急登を隠居倉へ。全く視界は無く、防風防寒対策し、熊見曽尾根分岐へ。更に風が強くなり、岩陰へ避難。昨日より強風で、ガスで視界も悪く、登山ポストで行き先を確認しながら、朝日岳山頂へ。登頂記念だけ収め直ぐに下山。朝日岳の山容も拝めず、展望も無くとても残念であったが、またの機会に期待したい。頂を後にしたら、後は北温泉のみ。清水平も視界は無く真っ白。中の大倉尾根の中腹でやっと視界が開け、麓まで見渡せた。この辺りには雪も無く、風も収まり、冬から秋トレッキングに。僅かに残った紅葉を楽しみ、北温泉に到着。先ずは露天へ。浸かってから、トレッキングルートから丸見えと知る。続いて天狗の湯へ。こちらの湯、廊下から戸も扉も無く、いきなり湯船が現れる。女性の時間はどうしているのか、心配になってしまう。一旦外に出て、打たせ湯と家族風呂が有り、その先に神社がる。裸でお参りし、打たせ湯に。豊富な湯量と圧力で打つ打たせ湯は、素晴らしい。首筋、肩、背骨、腰、脹脛、疲れた体を強烈に打ってくれる。体が熱くなり、外は雪が舞っているのに寒くない。2時間近く湯を楽しませ頂き、帰路に着く。
前回、足試しにと奥多摩の山に登った時とは、天候的に遥かに難易度が上がってしまった中で、息を切らせながら登り下りし、朝日岳山頂では、達成感からか叫び声をあげた仲間に、山の楽しさが伝わっていれば嬉しい限りです。また、前回に続いて、単独行と違った山行の機会を与えてくれた仲間に感謝です。
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